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2017.06.02 Fri

ASSOS PROSHOP TOKYO WEST

これ以上にラグジュアリーなサイクルシューズ、しばらく現れないでしょう。

先日のBlogエントリーも好評いただいた様子な、私モガワの【EMPIRE SLX論】。

MAVICのアヴェニールというシューズから始まった私のビンディングシューズ歴。その後、Rapha GT Shoes→S-WORKS Shoes→GIRO EMPIRE SLX→GIRO EMPIRE ACCという流れでここまで来ました(最新のシューズはEMPIRE ACCですが、使用頻度が最も高いのはEMPIRE SLXです)

一個人の相対的な意見でしかありませんが、今まで使用してきたシューズの中で、EMPIRE SLXが一番良いシューズだと思ってます。何が「良い」のか、というその部分こそが相対的なのですが、「フィット感」「軽さ」「剛性」「ルックス」この4点が挙げられます。

まずは「フィット感」についてですが、これは足の形状で合う・合わないが大きく分かれるところ。私も決して「シンデレラフィット」というほどバッチリピッタリではありません。むしろ、フィット感だけで言えばS-WORKS Shoesの方が良かったです。

しかしながら、先日のBlogでも書いた「足首部分の固定力」において、S-WORKS Shoesはやや不安な部分がありました(シューズ内で踵が動くような感じ)。それを踏まえると、「フィット感」においてはSLXに軍配があがります。

また、同じGIROのEMPIRE ACCと比較しても、微妙にフィット感が異なります(事実、SLXは42の私、ACCは42.5です)アッパー素材の違いが大きなところかと思いますが、ACCはアッパーがやや硬め?という印象を感じます。

続いて「軽さ」。これは言わずもがなですが、175gという軽さは他と比べても圧倒的(一円玉の棒金3.5本分ですからね)。S-WORKS Shoesが確か220gほどで、当時はその軽さに衝撃を受けましたが、SLXが発表され実物を手にしたときはもっと驚きました。ちなみにACCは210gほど。もはや200g前半が当たり前になってきましたね。
1分間に90~100回転している足元が30g以上軽くなる、というその恩恵は「素晴らしい」の一言に尽きます。

次に「剛性」。ここが一番感覚的なところで、人によって感じ方が一番異なる部分かと思います。そういう意味で言えば、SLXよりも「硬い」と言われるシューズなんて世の中にゴマンとあって、例えばBONTとかLAKEなんかは良く言われるやつですね。

ASSOSもLAKEと共同開発でシューズを作ってますが、足を入れたときの硬さはまるで「岩の中に足を突っ込んだような」感じでした。もちろん、この手の高剛性シューズは「熱成型」によって足の形にカスタムフィットできることが多いので、最初の印象とは全くことなるものになるんですけどね。

今までのシューズの中で一番硬く感じたのはRapha GT Shoesでした。当時は「板を踏んでいるような感じ」と表現していました。その後のS-WORKS ShoesはGT Shoesほど硬さは感じず、不満はなかったものの、SLXが良すぎたのか、こんな表現になってしまいます。「硬すぎず、かと言って柔らかいわけでもなく。適度なしなりでシューズがペダリングをサポートしてくれるような感じ。レース終盤で脚が売り切れていても、ギリギリ踏み込める剛性感」といったところ。硬すぎると、最後に踏み負けたりする感じがあったり、S-WORKS Shoesのように薄いソールだとダイレクト感はあるものの、ちょっと物足りない印象。そういった部分で、SLXのソールは「程良い剛性感」だと感じるのです。

そして最後に、もしかしたら一番重要かもしれない「ルックス」。多くのブランドが最近はシューレースタイプのシューズを出し始めていますが、やはりその元祖といえばGIRO EMPIREです。

とても自転車用シューズとは思えないような端正でクールな見た目。それでいて、機能的な部分には劣る部分がなく、これはまさしく「最強の」シューズなのではないか、と思います。

このように、ASSOSのUSA Cyclingカラーとも相性バッチリなわけでして。

そんな「最強すぎる自転車シューズ」のEMPIRE SLXに、新色が登場しました。

ブラック×シルバーと、パープル×ホワイトです。


文句のつけようがないカッコよさ。特にパープルにおいては、その艶めかしい色合いが、内なる何かをメラメラと燃え滾らせます。



ヒール部内側のクッションですが、新品と私の使用品を比較してみましたが、1年半酷使してもクッション部分がそこまでヘタレず、ほぼ新品時に近い状態を保っており、これには驚きました。


表面のツヤ加減はさすがに・・・新品を触ったとき、「最初ってこんなにツヤツヤでツルツルしてたのか・・」と思うほど。それほどに、私のホワイトはスベスベになってしまってます。

そうそう、他のシューズに比べ軽いというのは、同時に何かを犠牲にしなくてはいけません。では、SLXは一体何を犠牲にしているのか?強いて挙げるなら「耐久性」でしょうか。正確には「防護性能」と言うべきかもしれませんが、つま先部分、他ブランドのシューズは多くが先端を保護するようなデザインになっているのですが、SLXにはそれがない。その分、ルックスも良くなっているんですけどね。


今なら各色そろい踏みのSLX。入荷頻度も少なく、できればHOTな今のうちに押さえておきたいところです。

モガワ

この記事を書いた人

オガワ

自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。

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