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もり氏
2019.11.08 Fri
台風の影響により開催が危ぶまれ、開催された後もなお議論となった日本初開催のイベントGRINDURO(グラインディーロ)に参加してきました。の後編です。
前編読んでない方はこちらからどうぞ。
日本初のGRINDURO(グラインデューロ)に参加してきたぞ。【前編】
GOAL直後にフォトシューティングサービスがあります。ここで記念撮影をしてもらうんですね。(GRINDUROのオフィシャルサイトで全て見ることができます。)
イケメン山ちゃん。さすがの撮られ慣れ。
ASSOSアンバサダー・篠さん。
彼女はシュロスフント着ていますね。結論から言うと、今回のイベントはASSOSのストームプリンス(黒ver)、あるいはシュロスフント、もしくは僕が着ていた7meshのORLジャケットを着ていた人が正解だっただろうと思います。 今回の状況では雨が降ったり止んだりするのでレインジャケットはマスト。但し強度の高い箇所もあるので汗で蒸れ蒸れになるのも辛い。それを解決してくれるのが上記の3アイテムです。
どれも防水性が高い割に”蒸れない”というのがポイント。防水性、耐水圧を唄うウィンブレは多いのですが、結局内部で汗をためてグチョグチョになったら「なんの為の防水だったんや・・。」ってなっちゃいますが、上記の3プロダクトはその辺りが良く出来ています。価格は正直高いですが、そのお値打ちあり、です。
雨の中、坂を全力で20分駆け上がる中、僕はずっと着たまま走ってましたが不快感は全くありませんでした。
この方、この重たそうなバイクで激走してました。。。笑
シクロワイアードの綾野さん。
どなたが存じ上げないのですが、この方も7meshのOROジャケット。
会場でOROジャケット着てる人は僕含め3名見ました。
そして僕ら。
はじめ一人で真面目な顔して撮影してたのですが、JoeとEricが乱入してきて「Serious、Serious!!(真面目すぎだよ!!)」と言われてにっこり笑顔に変更。
結果正解でした。Grinduroのウェブ見てみて、なるほどオチャラケて撮るべきものだったのかと認識を改めました。
JoeはGiroのセールスディレクター、めちゃめちゃ優しくて気配りのできる良い人です。EricはGrinduro中心の一人でブランドマネージャー。以前、来日した時に一緒に飲んだ時からの知り合いです。彼らと記念撮影ができたのは良かった。
さて、この泥まみれの自転車をどうするか・・・。
とりあえず表のホースでざっくり泥を流した後は、なんと無料の洗車サービスが!これはありがたい・・。
かなり丁寧に洗車してくれます。これなら安心して車に積める!
その後、ランチへ。美人のスタッフさん。
こういうイベントには必ず美人がいるのか?(EROICA JAPANのスタッフさんも美人が多かった・・。)
愛想が良すぎて「惚れられてんのかなー。」と思いました。いや、ホントすみません、すみません、ほんとすみません・・・・。
その後は本来はレース後のショーターイム!!といった所ですが、これから台風直撃の予想。タイムテーブルも切り上がって、早めに表彰式が行われ、BBQディナーに。ゴール後しばらくしてから一気に強まる風と雨。僕はホテルに戻れなくなる可能性を考慮し、ディナーは遠慮してホテルに戻り台風一過を待つことに。
今回のGRINDUROで最も印象的だったのはオシャレなライダーが多いこと。
新しいイベントに飛びつく=感度が高い?からなのか、少し緩めで遊びがあるイベントなので速さよりも見た目重視な人が多かったからなのか、とにかくもオシャレなライダーが多かった。これはTOKYO WHEELS的には是非絡んでいきたいイベントです。
そしてここからが
「僕のGRINDURO」本番!!
ホテルに戻るや風と雨がとにかくすごい。山の中だからなのか、東京よりも迫力あり。携帯からは避難指示アラートが鳴りまくり、対象地域としてばっちり「斑尾」の文字が・・・。
こういう時不慣れな土地、不慣れな宿舎、というのはやっぱり怖いですね。もしかしたらこのままこのホテル土砂崩れに巻き込まれるんじゃないか?とか、そういう不安がよぎりまくりです。
心配している体で東京にいる家族やスタッフに連絡するも、僕よりも全然危機感が無し。びびってるの僕だけ?みたいな状況でした・・・。それでも12時を過ぎると台風が遠くに離れていき、徐々に雨風が弱まり?、明日の帰路に備えて就寝しました。
翌朝快晴かと期待するも、まだ雨が降っていました。向かいの別荘をよく見ると、吊り下げ式の空調機が垂れ下がっており、昨日の台風の凄さを見せられました。
それでも台風一過、さあ帰ろうとスマホのNAVIを立ち上げて自宅までの時間を見ると
所要時間9時間
の文字。ん??あれ?「有料道路を使わない。」とかいう設定にしたっけな?と確認するもそうではない。
いろいろ調べているうちに顔が青ざめました。なんと高速道路が全面通行止め。。。(有料ですがNAVITIMEこの辺りがGoogleマップより優秀でリアルな道路情報や状況を反映してナビってくれます。お金払う価値ありです。)
まじか!9時間も運転するのか?!
しかも下道っていうと反乱している千曲川近辺。無事に帰れる保証もないじゃん・・・。とりあえず次の予定は明日の夕方なので、36時間は猶予あり、一旦落ち着いて様子見を決め込みました。昼まで待機してそこでの状況で決断しよう、と。
昼まで待つと山を超えた先にある関越道が通行可能に。そちら経由でも8時間かかることになっていますが、危険性がわからない、しかも下道を延々運転するよりマシだろうと山越え3時間、そこから高速道路5時間ドライブで帰宅しました。
途中を楽しもうと、美味しそうなお店によったり、地場のものを買ったりして帰ったら、意外にすんなり帰れたような・・・。
でも途中の山道で気が倒れていたり。
川の流れがすごかったり。
今回の台風は本当に怖かったな。
途中のPAでのキレイな空は思い出です。ちょっと知ってる場所まで来た安心感もあったかも。(iPhone11で撮りました。)
今回のGRINDURO開催の是非についてはWEBやSNSを中心に様々な意見がありました。僕たちも横浜サイクルスタイルやライドイベントなどいくつかのイベントを主催しているので、実施か否かの判断が難しいというのよく理解できます。
今回は大きな事故がなかったので開催は英断だったという論調が多いですし、僕もその意見に賛同します。ただなにか大きな事故があった場合に果たして同じような意見でいられたか、というのはわかりません。結果オーライだったと言われればそうなのかもしれません。
だけど一方でこれから日本の気候も大きく変わり、天候被害も増えると予想されています。そのたびにすべてのイベントがセーフティな判断をすべきなのかと言われると、そうは思いません。結局は参加者自身で判断していくしかないのではないかと思います。
同時に主催者側は持てる情報を包み隠さずしっかりとリリースすること。その手段やタイミング含め。その辺りは重要なポイントだと思います。
世界では天候など関係なく危険なイベントって一杯あります。毎年誰かが亡くなるようなルマン島のレース(僕も知り合いを一人失っています。)公道を300km近い速度でバイクで走る、日本なら絶対に許されないレースでしょう。危険のレベルは違えど、僕が以前参加した海外のEROICAというライドイベントでは皆お酒を飲みながらヴィンテージバイクで走っています。
すべての判断が「完全セーフティ」に流れればこういったイベントはすべて中止になるでしょう。それが果たして正しいのか。僕はそうは思えません。
今回僕も直前まで行こうか行くまいか悩んでいました。行かないに7割ぐらい傾いてたかもしれません。家庭もあるし、会社もあるし。主催者側の人間に現場の状況などを聞いていたら、彼らが天候状況を見ながら下見を行い、コースを引き直し、というのを時々刻々と行っているのを聞いて「とにかく行こう。」となったのです。
もしそれで当日危険だと思えばレースは出なくてもいいやという気持ちでした。そこは冷静に判断する自信はありました。
東京よりも台風が遠いから被害も少ないだろう、と思っていた自分にとって、千曲川氾濫の被害は想定外でした。今回のGRINDUROには地元の方のお手伝いも多く、被害にあわれた方もいらっしゃったそうです。
GRINDUROではそういった方々への義援金を送ることを決定したそう。
最終的にはもう少し時間が経って今回の大会をやる意義はあったのか、次回開催すべきなのかを現地の人含めて討議すれば良いんだと思います。願わくば、良い方向へ議論が進み来年も開催されることを願います。
そして日本の四季よ!もう少し穏やかで優雅な自然な四季に戻ってくれるといいな。せっかく自転車に最高な秋の週末が毎回台風で潰されるなんて勘弁ですよ!!
−−
再度のイベント告知!!
11/8からTOKYO WHEELS東日本橋店にて、「僕のGRINDURO展(仮)」を開催します。乗っていた自転車と装備と写真を掲示するだけですけどね・・・。
なぜその装備を持っていったか、など自転車初心者の方には参考になるグッズ類もあるかと思います。「俺はグラベルとか行かないし。」なんて方にもヒントは隠されていると思うので、是非チェックしてみてください!
7meshのOROジャケットも置いておきます。購入できるのは現在Lサイズ一着のみですが・・春には再入荷します!
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