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2019.07.01 Mon

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【サイズ比較レビュー】PAS NORMAL STUDIOS（パスノーマルスタジオ）Mechanism Jersey（メカニズムジャージ）

※この記事は全て読み終わるまで約9分かかります。

どーも、オザキです。

本日ピックアップするのは、PAS NORMAL STUDIOS（パスノーマルスタジオ）通称PNSのMechanism Jersey（メカニズムジャージ）。

今、とても注目が集まっているブランドです。中でもPNSの「サイズ感」に関して、非常にお問い合わせが多いです。そこで今回は【サイズ比較レビュー】と称し、PNSのサイズ感に関して分かりやすくをモットーに、実際に私が着用することで、サイズ比較のレビューをしたいと思います。

また冒頭で赤文字の注釈を加えましたが、今回のブログはブログの文章量の枠を超えて非常に長くなっていますので、ご注意ください。

これからPAS NORMAL STUDIOS（パスノーマルスタジオ）のサイクルジャージを着てみたいという方々の為に、駄文長文ながらなるべく丁寧に書き上げました。少しでも参考になれば幸いです。では。
まず最初に、PAS NORMAL STUDIOSのMechanism Jerseyのフィッティングを知る上で。

このMechanism Jersey（メカニズムジャージ）ですが、どのブランドよりも着心地がタイトでレーシーだということを、まず最初にご理解ください。プロ選手が着用しているような、ビブ後ろのスポンサーロゴが見えるくらいの着丈の短さ。袖は長くエアロ効果抜群でオリジナルのシリコンストッパーはグリップ力抜群。さらに生地も薄くて軽い。

通常のサイクルジャージ感覚で試着した場合、高確率でタイトすぎるフィッティングと着丈の短さに驚かれるはずです。普段assosを愛用する私でさえ、最初は戸惑いましたし、若干の抵抗感がありました。

でもよーく考えたら、その極端なフィッティングや着丈の短さは理に適っています。

そもそも、前傾姿勢が多くなるロードバイクにおいて、下腹部で余計な抵抗を生み出す、ダボついた洋服の分量は邪魔なはずです。少しでも生地を少なくして軽く、少しでも密着してエアロに。そう考えると、前傾姿勢時にお腹が綺麗に隠れさえすればいいわけです。となると、むしろあのassosでさえ長いのでは？ということに成り得ます（assosの場合は着丈のカッティングを上弧させることで解消）。タイトなフィッティングは、確実にエアロ効果を生み出しますし、高強度のレースorトレーニングであれば薄い生地であることの方がメリットが大きい。つまりPAS NORMAL STUDIOSのMechanism Jerseyは、レーシーなプロ仕様のジャージスタイルに限りなく近い、という事が言えます。

 

・・・ハイ。ここまでが、PNSジャージを選ぶうえで、頭に入れておきたい最低限の知識となります。もちろん単純に格好良いアパレルなので、普通にユルポタで着ても全然OKです。しがらみはありませんので、思いっきり楽しみましょう。

今回のモデルは私オザキ、そして私が書きます。リバウンドスタイルの私、どーも、オザキです。以下モデルデータ。

データ：身長173cm/体重65kg/肩幅44cm/胸囲86cm/ウエスト75cm/ヒップ93cm/太ももサイズ58cm

日本人の平均的な身長です。PNSにおいて、私のジャストサイズは上下Sサイズ。assosも上下Sを着ています。これからPNSのメカニズムジャージが欲しい！と思っている方は、ぜひ今回のサイズ比較を参考にして下さい。モデル身長よりも高いor低い、体重増or減、筋肉の付き方の強弱などで自分が選ぶサイズがわからなくなった際はすぐにお問い合わせください。知識のある我々スタッフがしっかりとフォローします。

 

まず今回比較するPNS定番ジャージ「Mechanism/メカニズム」がこちら。

ショートスリーブジャージ【Mechanism Jersey】￥21,769(税抜き)

色はネイビー。左からXS、S、M。今回LやXLは省いています。なぜなら、私の体型だとLやXLはかなり大きいので、参考にならない参考画像は混乱を招くと考えて除外させて頂きました。

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それでは大変お待たせいたしました。

早速着用しましょう。

※今回ジャージ比較の為、全てのサイズサンプルでPNSビブショーツはSサイズで統一しています。

まずはMechanism Jersey（メカニズムジャージ）XSから着用をします。

データ：身長173cm/体重65kg/肩幅44cm/胸囲86cm/ウエスト75cm/ヒップ93cm/太ももサイズ58cm






ハイストップ。

XSサイズ感想：「一見着れている感ありまが、これはかなりタイトです。まずそもそも首がキツイ。呼吸がしづらいです。背中の画像から、後ろ首の上部にもキツすぎる引っ張りジワがクッキリと出てしまっています。さらに脇腹はフロントファスナーの横方向に向けて、攣りジワが多数発生しています。肩幅はラグランスリーブのおかげで、ギリギリ許容ですが圧迫感が強いので、可動域が狭くストレスを感じます。肝心の着丈に関してはPNSならではの短さで許容。でも欲を言えばあと1.5cmくらい欲しい。ちょっと手を挙げるとヘソの穴まで丸見えです。生粋のクライマーのオガワ氏などは私と同じ位の身長ですが、線が細い体系の為、XSでも着用出来ます。しかし私の体形数値ではコンプレッションが異常に強いため、長時間のサイクリング等は厳しいと感じます。」

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次、Mechanism Jersey（メカニズムジャージ）Sサイズ着用。

データ：身長173cm/体重65kg/肩幅44cm/胸囲86cm/ウエスト75cm/ヒップ93cm/太ももサイズ58cm






ハイストップ。

Sサイズ感想：「ジャストサイズです。これが私の体型だと、一番無駄のないフィッティングです。パッと見ただけでも、XSよりも綺麗に着用出来ていることがわかります。首、胸囲、脇、ウェスト、背中など、無駄なシワが明らかに激減しました。肩回りは同じように見えますが、可動範囲が全く違います。こちらは”窮屈”ではないので、リラックスした姿勢からエアロ姿勢でも驚くほどストレスがありません。そもそもレーシーでタイトなジャージですが、これは非常に気持ちの良い適度な圧迫感を感じます。1サイズUPしただけで、ここまで印象が変わるとは驚きです。また顕著なのはウェスト付近です。XSの場合、フロントファスナーに向かってピキーンっと一直線にシワが張っていましたが、ここも比べると一目瞭然です。さらに背中の入り方も自然で、心なしかバックロゴの「PNS」も自然に見えます。この時、撮影者に着用の雰囲気はどうですか？と伺ったところ、素人目で見ても明らかにフィッティングが良く見える上に、バックポケットの見え方が一番綺麗。とコメントを貰いました。私のような体系には、ジャストサイズはSと判断して良いと思います。assosのEQUIPE RS Aero SS JerseyもSだったので、やはりS体系なのでしょう。」

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最後、Mechanism Jersey（メカニズムジャージ）Mサイズ着用。

データ：身長173cm/体重65kg/肩幅44cm/胸囲86cm/ウエスト75cm/ヒップ93cm/太ももサイズ58cm







ハイストップ。

Mサイズ感想：「他ブランドでは絶対に対象外のMサイズですが、あれ、ヤバイ、意外と良い(笑)と思わずポロリ。PNSのタイトフィット故に、1サイズ上げても他ブランドのS相当のフィッティングではないでしょうか。着圧感も少々あるので、快適と言えば快適です。タイトフィッティングにやや抵抗がある方は、前向きに1サイズUPがオススメです。ただし要所をしっかり見ると、大きいサイズの弊害は出ます。袖や肩はOKですが、脇の下～ウェストのコンプレッションは低め。フロントの画像を見るとわかりますが、直立した状態で既にフロントファスナーが、ややボコボコっと隆起しているのが分かります。また、脇の下やウェスト部分のシワは”大きいから余って出来るシワ”です。お腹周りは顕著で、ダボダボと余っています。そして、生地が全く引っ張られていないので、3サイズ中インナーが一番透けていないのも、大きいMサイズだからこそ。ただし、それでもMサイズなら、しっかりとオススメすることが出来ます。きっとMサイズのようなフィッティングはブランドの本意ではないにせよ、PNSを手に取って見たいと思うサイクリスト全員に、広く愛されるフィッティングだと感じます。サイズが大きいのは決して悪ではありません。慣れないフィッティングでキツイのを我慢して、せっかくの楽しいサイクリング中に、気分を悪くしてしまっては本末転倒です。少し不安な方は前向きに1サイズUPでも問題ありません。」

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ハイ、まだ終わりません。

徹底的に比較します。最後の詰めです。ここではそれぞれ個別で見ていたXS,S,Mサイズのフロント部分のフィッティングを横並びで、分かりやすく見てみましょう。

左からXS,S,M。微妙な位置ズレはご愛敬。

これでハッキリと分かりますね。XSがタイトなシワでファスナーに向かって、細かいシワが複数伸びています。一方でMは緩いがために、指でつまめそうな太くてポテっとしたルーズなシワが出ています。Sはちょうどその中間で、これがジャストサイズ。また、この画像からタイトフィットによる生地の伸び具合、張り具合もわかります。XS→Mに向かうにつれて、インナーが徐々に見えなくなっていますね。生地は引っ張られる分だけ、薄くなります。その為、XSではインナーがもろに透けて、緩いMではインナーがほとんど見えません。あとは、左胸のPNSロゴにも注目すると、生地がどれだけ引っ張られているのかが分かります。XSはタイトなので、伸びてやや右寄りに。Sサイズはちょうど良く収まっており、ビブの上部に位置する正常な位置にロゴが入っているのが分かります。Mは緩いのでビブの内側に入っていますね。最後に着丈。ビブの太もも付け根にあるロックステッチを見れば、それぞれの着丈感が良く分かります。元々レーシーなサイジング設計なので、基本的にはおへその下が見えると思って下さい。欧米人同様に股下が長くて座高が低い人はきっとPNSを着てもおへそ下は見えませんね・・・・普通に羨ましいです。

 

ハイ、お疲れ様でした。ご精読ありがとうございます。【サイズ比較レビュー】これで以上となります。

 

最後にオマケ。PAS NORMAL STUDIOS（パスノーマルスタジオ）を着るときのちょっとしたコツを伝授します。

PAS NORMAL STUDIOS（パスノーマルスタジオ）のジャージやビブはタイトであり、さらに裾のグリップが非常にしっかりしています。その為、普通に腕や足を通すと、グリップのせいで中々通りません。そんな時は着る前や履く前に、グリップ部分だけ折り返してから着てみましょう。スルスルーっと通り、着用後にペロッと裏返して元に戻せばＯＫです。タイトなジャージを着るときのちょっとした裏テク。

 

ここまで読んで頂いた方は、かなり興味を持って頂いているはずです。本当にありがとうございます。


下記にそれぞれ、PNSの参考記事をピックアップ。どれも面白いので、是非そちらもチェックしてください。
・【着飾りたい日の、勝負ビブショーツ。】
・【シンプルを、インパクトに変えたサイクルウェア。】
・【ジャージを今っぽく着こなすなら、「フィット感”＋α”」を忘れずに。】

PAS NORMAL STUDIOS（パスノーマルスタジオ）はコチラから。

なお身長体重など、個人差は当然多岐に渡りますので分からない時には、お気軽にお問い合わせください。ご自身の身長、体重、胸囲、太もも周囲などが分ればより正確にご案内できますし、もしくは現在着用中のブランド、ジャージサイズなどを教えて頂ければ、なるべく早く丁寧に、喜んでお答えさせて頂きます。

お問い合わせはコチラから。

 

では、次回開催をお楽しみに。

 

オザキ

 

 

この記事を書いた人

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