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TOKYO WHEELS Mishuku
2018.02.16 Fri
先日は、「雲の上を歩いているような」というエントリーがありましたが、今日は「飛んでいるような」ということで。似たようなストーリーに思われるかもしれませんが、全くの別物です。
さて。自転車競技においては、「ダンシング」という言葉が存在します。英語だと【dancing】となり、踊っていることを示す単語ですが、自転車に乗りながら踊る、というのは彼のサガンがゴール前のパフォーマンスでフラダンスを踊る時くらいでしょう。
実は「ダンシング」=「立ち漕ぎ」を示しています。なぜ「立ち漕ぎ」のことを「ダンシング」というのか。それは、ロードバイクに乗りながら坂を立ち漕ぎで走るサマがまるで踊っているように見える、というところから・・・と、聞いたことがあります。
ダンシングの名士と言えば、私の中ではやはりコンタドール。ヒラヒラと坂を駆け上がっていくその様子は、踊っているというよりまるで「飛んでいる」ようにすら見えてしまいます。そんな、飛んでいるような感覚で走れるのがこちらのシューズ。
幾度となくBlogに登場しては、「良いぞ良いぞ」と言い続けてきたシューズ、GIRO EMPIRE SLX。自転車競技において、軽さは正義です。そして、軽くて丈夫、というのも大事な要素。
また、どんなに軽くて丈夫でも履き心地が悪かったらどうにもなりませんが、その点もご安心あれ。
某sペシャライズドでも新作のシューズが出ていますが、「sワークス6」とうシューズは足入れ部分が非常に硬く、くるぶしに痛みが走ることもありました。しかし、こちらのGIRO EMPIRE SLXはソフトは素材を採用しながら、かかと内部のホールド感はしっかり確保しているのです。
「剛性」などという言葉を、これほど口にし、気にするようになるとは思いもしませんでした。シューズの大事な要素である「フィット感」と「剛性」の部分ですが、アッパーは柔らかい素材で足への当たりが優しく、足全体を包み込んでくれるような感覚があるのに対し、ソールはパッキパキのカーボンソール。
サガンやキッテルレベルのパワーでも、問題なく受け止められるでしょう。
また、100人いれば100通りの足型があるのも事実。土踏まずの形に合わせて、インソールのボリュームをコントロールできるのもうれしいポイントです。
軽いシューズには、軽いソールで重さを犠牲にすることなく。
ソールの中心にはポコッと膨らみがあり、これが足裏のツボを押してくれるような感覚。「最後のひと踏ん張り・・・!」というときに役に立ってくれるはずです。
私はこのシューズを使い始めていよいよ3年目に突入しますが、今のところ故障個所もなく、なんの不満もありません。通勤からレースまで、かなりの頻度で使用しても問題ない、というのもうれしいポイントではないでしょうか。
また、このEMPIRE SLXは業界内でも非常に愛用者が多く、自店の在庫がなくなり、泣く泣く他店の在庫を自腹で、しかも定価で買ってでも使用する方もいる、という都市伝説的な話があるほど。一度このSLXを履くと、そのフィット感に病みつきになるそうです(私もそのうちの一人)
最後にお知らせです。モガワべた褒めのEMPIRE SLXを超える、本当に羽が生えちゃうカモしれないシューズが登場しました。
こちらのPROLIGHT TECHLACEが、EMPIRE SLXのさらに先をゆくシューズ。
持って驚く、その軽さ。ついに150gを切りましたからね。。1円玉の棒金3本より軽いんですよ!脅威的な軽さです。
普段使いできる決戦用か、ここぞ!というときの決戦用か。悩ましいところです。
BOAダイヤルよりはシューレース派のモガワ
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この記事を書いた人
自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。
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