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ASSOS PROSHOP TOKYO WEST
2019.12.21 Sat
オガワです。今日は文章多めでお送りします。
さて、早速ですが自転車業界ではよくこう言います。
「たかがインナー、されどインナー」
ジャージやジャケット、ビブに比べて割と重要視されない傾向にある「インナー」ですが、実はこのインナー選びこそが、ライド中の快適性を大きく左右する、というお話。
▼ヒー◯テックはご法度です
今や世界的ブランドにまで成長したユニク◯。その代表作とも言える「ヒー◯トテック」インナーですが、スポーツに不向きであることは皆さん周知の事実ですよね?
ヒートテ◯ックは人が発する熱によって温かくなる、「吸湿発熱」という仕組み。主成分のレーヨンが水分吸収効率に優れており、体から発する蒸気を常に吸い上げることで繊維が熱を発し、体を温かく保ってくれます。
しかし、水分吸収効率が良すぎるために、大量の水分を吸収すると乾きにくいという部分と、常に肌から水分を吸い上げるので肌が乾燥するという欠点があります。
まだ自転車を始めたばかりの頃、真冬にヒートテックを重ね着してライドに出かけ、帰りに震えながら自転車を漕いでいたことを思い出します・・・
▼餅は餅屋
出ました、決めゼリフ。でも、ほんとにそうなんですよね。サイクリングに適したウェアはサイクルウェアブランドが作ったものが一番良いに決まってるんです。そして、インナーとその上に着るジャージやジャケットは同じメーカーで揃えたほうがさらに良いんです。
▼「併せて着てね」
これは、ASSOSのMILLE GT Ultraz Winter Jacketのファスナーを下したところにプリントされているメッセージ。
<意訳>
このウェアは、ウルトラウィンターライド時のASSOS Layering Systemの一部として機能するように設計されています。健康的で快適な乗り心地を実現するには、高性能のASSOSジャケットをclimaCode 3/3専用のベースレイヤー、ビブタイツ、帽子、靴下、手袋で補完してください。
つまり、最高のライドを実現するためには、アイテム同士の組み合わせがとても重要ということです。
▼ASSOSのベースレイヤーは何が違うのか
ASSOSのskinfoil(スキンフォイル)はその名の通り、「肌」の「箔」というぐらいに体との一体感が極上のアイテム。肌に吸い付くような着用感は見事です。
薄手で過剰には温めず、だけどしっかり寒さからは守ってくれる不思議な生地。「ポリプロピレン」という疎水性の高い生地を使用しているため、汗をかいても生地本体が吸収しにくく、アウターレイヤー(ジャージやジャケット)に汗を逃がしてくれるので濡れる感覚も少ないのです。
▼なぜ最暖インナーは消滅したのか
かつてのASSOS Skinfoilで最暖といえば4/4(その前は7/7)でした。肉厚で、とにかく温かかった。しかし、今年からそれもなくなり、いまでは3/3が一番温かいインナーとなりました。
何故か。
それは、アウタージャケットが進化し、ベースレイヤーにそこまでの温かさを求める必要がなくなった為です。よって、先ほどの「併せて着てね」は、過去の極暖ベースレイヤーと合わせて現行のジャケットを使用してしまうと、オーバーヒートの可能性すらあるのです。3/3のアイテムは3/3と合わせて使うに越したことはない、ということですね(すべてのアイテムが過去のモデルとの組み合わせを否定するわけではありません)
体に一番近いウェアであるベースレイヤー。ASSOSはビブやシェルジャケットばかりに目が行きがちですが、実はベースレイヤーも隠れた名品である、ということを覚えておいてくださいね。
■本日のアイテムおさらい
SKINFOIL Winter LS Base Layer
<お知らせ>
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この記事を書いた人
自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。
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