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もり氏
2020.04.11 Sat
まずは前提として、コロナはロックダウン(都市封鎖)したり、一定期間自粛したからといって撲滅できるものではないので、感染速度をコントロールしながら集団免疫をつけるしかないと思っています。
”重症者をゼロにする為に外出は一切しない”といった過剰な自粛だとコロナによる死亡者は減るかもしれないけど、経済的な観点から社会が壊滅するので、上手くバランスをとった施策が重要です。
そのあたりは下記ブログに書いてますので、こちらもあわせて読んで頂ければ。
で、グループライドは本当に悪なのか?
少し前からツイッターやブログなどで見るようになり、いよいよ大手自転車系メディアも唱え始めた「グループライドはやめよう。」という話が気になってます。
コロナに対するサイクリストの心構えといったものがリスト化されており
・ソロライドはOK
・グループライドはNG
・もはや室内トレーニングしよう
みたいな感じのものが多いようです。
基本的には屋外においてコロナウィルスは2m飛ぶと死にます。感染経路は接触感染か飛沫感染のみ。この基本がわかっていればグループライドもやりようによっては可能になります。
集合時には適度な距離を保って目的地の確認などを行い(ないしは事前にラインなどで済ませておく。)走ってる間も信号待ちで横について会話をするとかしない、ドラフティングせずに余裕のある距離を取って走るなどを気をつけて、どこにもよらずに走りきれば、感染の確率はほぼゼロです。(普段もコンビニぐらいは使うので別に途中でコンビニに寄るのはOK。ワイワイしなければ。)
「それじゃあグループライドの楽しさが無いじゃん!休憩とかでもみんながワイワイするのが楽しいんだよ!」って言われる方は今の時期はグループライドはやめれば良いと思います。でも一緒に目的地に向かう(僕はこれをみんなでソロライドする、と呼んでますが。)のが楽しいのであれば、グループライド自体は可能です。要はグループライドの定義ってなに?って話でもありますが。
過剰な自粛は社会を壊すだけ。
以前のブログでもいいましたが、危険があるからといって大網でざっくりと縄をかけるような過剰な自粛を促せば、社会を停滞し、個々の健全な精神を弱らせます。既に様々な情報が世の中に出てきているわけですから、もう少しきめ細やかなメッセージを出すべきなのです。それが影響力を持つ大手メディアであれば尚の事。
インスタグラムに「買い物に行った。」と載せれば「自粛しないでなにやってんだ。」というメッセージが飛んでくる、一人でサーフィン行ったとツイートすれば「外出してんじゃねえ。」とリプが来るそうです。既にネット上では自粛警察が大活躍しています。
グループライドっぽい写真を載せただけでも、今の自転車業界が作り出す雰囲気の中では滅多打ちにされるでしょう。なんならソロライドですら責められているという話も聞くぐらいですから。
グループライド=悪という雑なメッセージは、僕たち自転車業界の人間がそういった自粛警察な人へ免罪符を与えていることになっています。僕らはどちらかといえば、自転車に乗ってもらいそれにより経済を回す方の人間です。医学的根拠に基づいたNGリストを発信するのは良いと思いますが、医学的根拠が曖昧な自粛要請は極力避けるべきです。
なんとなくあれもこれも載せたくなる気持ちはわからないでもないですが、リスクをゼロに近づけるほど正しい、少しでもリスクあるものは全部載せておこうという考え方は危険です。むしろ僕らは「それでも自転車乗るぜ。」とお手本になる楽しみ方を提案すべきではないか、ポジショントークでも良いからもっとポジティブな話をするべきではないかと思います。
健康にもよく、3密を避ける移動手段として見直されている自転車。僕ら自転車乗りが率先して自粛してたら、業界全体が収縮して大好きな自転車業界自体がダメになっちゃうよ。
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