コロナの影響に思うこと。そして自転車と。

コロナが世の中に与えたインパクトはすごいですね。地震や台風、そしてコロナなど人生の後半を迎えて今まであり得ないような事が立て続けに起こっています。

当たり前な日常を当たり前として過ごしてきた前半期でしたが、ここ10年ぐらいで当たり前の日常がどれほど有り難いことだったのかというのを実感します。思えば僕の親世代は若い頃に戦争という眼の前に死を感じるような非日常を過ごした体験があるわけで、今までが平和な日常だったことの方が奇跡だったんだろうな、と思い直しています。

コロナに関しては、もはや封じ込めることは困難でしょうし、都市封鎖などをして一旦やり過ごしたとしても封鎖解除すれば、また改めてコロナとの戦い、あまり意味があるとは思えません。都市封鎖、自粛などの期間が続けば今度は経済が大きなダメージを受け、コロナという直接的な死よりも経済困窮による間接的な死を恐れることになります。

僕個人の意見としては各自で気をつけながら緩やかに免疫をつける、集団免疫の獲得しかないんじゃないかと思っています。コロナ対策を優先するか、経済を優先するか、どちらに振れすぎても社会のダメージは大きく、その一番良い所を客観的に判断するのが本来の政治家、政府の役割ですが、今の政府にはその機能は果たせないだろうと思います。

政府が無能という意味ではなく、今の段階で経済対策に少しでも重きをおいた判断をすれば、それに伴うコロナによる直接的な被害の全責任をマスコミや国民に負わされるからです。本来は政治生命を賭して、未来を救う判断して欲しいところですがそこまでの気概ある政治家は今はいません。

今の政治家は全体感や将来を見据えた英断を下すよりも、多くの企業が潰れ、社会経済が瀕死の状態になり、それにより目に見えて社会ダメージが大きくなり、コロナよりも経済対策を優先せよ、という世論が強くなった時に対策を講じるという判断を下すでしょう。本来もう少し早めに対策しておけば経済的にも軽傷ですんだ可能性があったとしても。

そしてこれは政治家の資質の問題というよりはマスコミや国民の意識にも大いに問題があるのではないか、と感じていて、今回の騒動が収まってきたら、いよいよそのあたりの検証はした方が良さそう。

ちょっと前置きが長くなりました。もちろんコロナについてはまだまだ不明な点も多々ありますから、もう少し情報が出てくればまた違う意見になるかもしれません。が、弊社としては上記の観点に基づき、政府や都の方針に逆らうつもりもありませんが、自分たちが得た情報を元に、自分たちの判断も大事にしていきたいと思っています。

つまり3密を避けつつ、必要な活動は積極的に行うつもりです。

先日、福岡の正屋さんのメルマガでカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事の記者会見が引用されていました。

「外出禁止とは家に閉じこもれと言うことではありません。ソーシャルディスタンスを保った上で積極的に外に出て、新鮮な空気を吸いましょう。ジョギングや自転車に乗ること、運動もして良いです。ハイキングをするのも良いでしょう。」

小池都知事も3密を犯した場所で記者会見してる暇があるなら、これぐらいの事を言って欲しいものです。外出自粛ですが自転車は適度な距離を保ちつつ運動ができストレス解消にもなる最高のツールです。実際に当店にも「自転車通勤をしたい。」と言ってお越しになる方も増えています。

ということで僕たちもTOKYO WHEELS ’TOKYO’ RIDEに行ってきました。なんだか冗談のようですが至って真面目。自粛で家に閉じこもるのも良いですが、閉じこもらずともコロナ対策は可能なのですから。同時に経済を回すことも。4人でソロライド！というのが今回のテーマです。

ぐっちゃんBLOGにもあったようにDRoGHERIA SANCRICCAで集合。

買ったばかりのカメラが嬉しくしょうがないぐっちゃん。