「GWにつき僕の勝手なゴールデン!」の第二回目です。
本日は自転車乗りには底堅い人気を誇るクロップドパンツをご紹介したいのですが、その前に、
なぜ自転車=クロップドなのか?
まず一番大きいのは安全性能でしょう。暑い夏だとイージーショーツを履きたくなりますが、自転車歴が長いほど膝丈を履く人が増えます。それはショーツとクロップドでの事故時のダメージが段違いだから。
落車時に一番初めにつきやすいのは手と膝ですよね。薄い生地一枚でもカバーがされているか否かで砂利などからの皮膚へのダメージは格段に小さくなります。傷の治りやすさ、また跡の残り難さなど様々なメリットがあります。
二つ目は温度変化への対応力。朝晩の気温差が大きい時期、山の中を走る時など気温の大きな変化に対応しやすいのもクロップドの特徴。特に朝の走り出しの寒さにはかなり有効です。下半身で初めに風を受ける膝が布で隠れているという体感的な効果も大きいですが、それだけでなくパンツ裾から直接侵入する風が少なく保温効果が高いのです。
僕のようにバスケで酷使しすぎ?の膝痛だと、漕ぎ始め体が暖まる前には多少の痛みを伴いますが、それも軽減されます。
3つ目はロングパンツに比べて裾がチェーン油などで汚れにくいということもありますね。ロングパンツだと右だけまくりあげたり、絞ったりしますが、それも不要です。
というわけでTOKYO WHEELSでも各ブランドから豊富にクロップドパンツを取り揃えていますが、数えてみたら今現在で
色込みで51モデルも!!展開されていました。
特にクロップドパンツがファッション的に全盛という時代でないのに・・・。やはり自転車乗り特有のニーズがある、ということですね。
飽和状態かと思われたクロップドに一石。
この生地はファッションシーンでも夏素材としてよく使われる素材で、サックスにネイビーストライプのシアサッカージャケットは見れば「あーあれね。」とわかる方も多いはずです。
シアサッカー生地の特徴は表面の凹凸。その凹凸のお陰で肌に当たる面積が少なく涼感が得られるのです。また生地も薄手で通気性が良いものが多く、ストレッチする生地を選べばバイクにも最適な生地。ただシアサッカー生地の代表格とも言えるサックスとネイビーストライプ生地をクロップドパンツにするとパジャマ感が半端ないので、黒を使って大ヒットさせたのが去年のモデルでした。
そして今年はフィッティングと付属部品を微調整し、よりスッキリしたデザインに改変、夏らしいダークネイビー版をリリースしました。
※スタイルで使っている商品詳細はリンク先の下のスタイルから。
独特のシャカっとした光沢感が大人っぽい雰囲気になり、さらに涼し気な印象をも演出してくれます。ダークカラーは重くなりがちで夏に敬遠される方も多いですが、このクロップドであれば夏でも違和感なく履くことができます。
上記のスタイルのようにガチライダーのようにコーディネートすることも可能ですが。
同じくシアサッカーのジップシャツとあわせてカフェライド風に合わせても見てもOKです。
※同じダズンのシアサッカー シャツとの相性がばっちり。シャツのリフレクター付きポケットがアクセントに。
普段ビブショーツの方もちょっと軽めのカフェライト用に、逆に普段使いのちょい乗りが多い方は、少し長めに乗りたい時に。走り方に合わせて使えるので、持っておくとかなり便利なアイテムです。
日本におけるシアサッカー生地?
ちなみにおまけの情報ですが、日本におけるシアサッカーと同じ機能を持った有名な素材はご存知でしょうか。
凹凸があり、薄く透湿性が良い生地・・・・・そうです、あれです。楊柳(ヨウリュウ)ですね。ステテコなどで使われている素材です。
なんとその生地を使って
ライドパンツを作ってしまったブランドがあります。リンプロからリリースされている、その名も
ステテコパンツ。こちらも夏には人気の高いモデルですので、あわせてチェックしてみてください。