前の記事
TOKYO WHEELS Osaka
2020.07.09 Thu
いやはや、降りますね。連休も近いのに~。
オレを紹介してよ!って、7MESH(セブンメッシュ)の最高峰レインジャケット「ORO JACKET(オロジャケット)」が囁きます。
レイン&ウィンドジャケット【Oro Jacket Men’s】/7MESH
実際、こうもバンバン雨が降ると、ライドに安心して連れて行けるのはキミくらいしかないよね。
カレは、春~秋に着る自転車用レインジャケットの中ではおそらく業界最高性能をほこるウェアのひとつです。今、TOKYO WHEELSで在庫のあるレインジャケットの中でも最高性能です。
台風によって荒れに荒れた、2019年開催のGRINDURO(グラインデューロ)に参加したウチのボスも、雨風+未舗装路+強度高めというバッドコンディションをこのジャケットで乗り越えてました。(ちなみにモリのORO JACKETはたぶん通算二代目。一着目は全社員真っ青な激しめの落車であえなく・・・)
インプレをちょっと引用してみましょう。
結論から言うと、今回のイベントはASSOSのストームプリンス(黒ver)、あるいはシュロスフント、もしくは僕が着ていた7meshのORLジャケットを着ていた人が正解だっただろうと思います。 今回の状況では雨が降ったり止んだりするのでレインジャケットはマスト。但し強度の高い箇所もあるので汗で蒸れ蒸れになるのも辛い。それを解決してくれるのが上記の3アイテムです。
どれも防水性が高い割に”蒸れない”というのがポイント。防水性、耐水圧を唄うウィンブレは多いのですが、結局内部で汗をためてグチョグチョになったら「なんの為の防水だったんや・・。」ってなっちゃいますが、上記の3プロダクトはその辺りが良く出来ています。価格は正直高いですが、そのお値打ちあり、です。
雨の中、坂を全力で20分駆け上がる中、僕はずっと着たまま走ってましたが不快感は全くありませんでした。
モリは数値的なスペックを目を凝らして読むような人では無いですが、そのちょっと異質な高性能っぷりはしっかり肌で感じているようで。
で、そのモリも文中で言ってますが、こと夏のライドにおいては「蒸れにくい」ということは重要です。本当に。
▼防水性よりも重要!?な「蒸れ」対策の話
自転車で着るレインウェアは「耐水圧」だけ高ければ良いと思っている方が少なくないようなんですが、真冬ならまだ分かります。冬は濡れたら終わりですから、防水性最優先でOKです。
でも、夏は他のところにも目を向けないと、結構、いやかなり辛い思いをします。
何故かというと、蒸れによる汗で中から濡れるからです。そしたら気持ち悪いし、汗冷えも起こるし、ウェアは汚れるし臭うしで最悪です。
このムレを起こさないためには「透湿度」の高いウェアを選ぶのが鉄則。これを無視してしまったら夏の自転車、登山、ラン&トレラン・・・雨が降るとみんな辛くなりますよ。
ちなみに、夏のレインジャケットに必要な透湿性の目安ですが、快適性を求めるなら本州では透湿度10,000g/㎡(24hrs)が最低ラインです。20,000g/㎡(24hrs)あればまぁ御の字。
この数字、覚えておいて下さいね。
「GORE-TEX® SHAKEDRY™」という特異点
GORE-TEX SHAKEDRY、通称「シェイクドライ」という生地があります。ORO JACKET(オロジャケット)が全面に採用しているのもこのシェイクドライ。
数年前に登場した新しいゴアテックスで、気温が高い季節に雨を凌ぎながらスポーツするには最高の素材です。
このシェイクドライ、数あるゴアテックスファブリックの中でも透湿性は最高最上。
シェイクドライの透湿度は公表されていませんが、この生地を使った登山ジャケットの透湿度を公表しているメーカーがあります。モンベルです。
モンベルによれば<98,000g/㎡(24hrs)>という、一瞬目を疑うような数字のようで。厳しく見積もって、この半分くらいがリアルなスペックだと仮定しても50,000g/㎡(24hrs)近い数値ということに。
これって異常で、超ハイスペックで高額な山岳用レインジャケットを軒並み置いてけぼりにする数値です。まさに世界最高峰。
なぜこんなにスゴイことになっているのか。
まずは普通のゴアテックスの構造(もっとフクザツですけど、簡略化)はこうです。
表地→防水透湿メンブレン→裏地、という組み合わせになってます。
対するシェイクドライはこうです。
なんとオモテ地が無いんです。GORE-TEXの心臓部である特殊な防水/透湿フィルム(メンブレン)を外に露出させちゃったんですね。考える人もですがカタチにしてしまったGOREも凄い。おかげで最高の防水性・透湿性・軽量性、そして柔らかな着心地を手に入れました。
GORE-TEXの極めて高い防水/透湿性能を、100%に限りなく近い状態で発揮できる。
なんて言われてます。
もちろんデメリットもあります。オモテ地が無い=強度面で劣ります。※
特に重たい荷物を入れたバックパックとの相性が悪く、また転倒がつきもののウインタースポーツには実質使えません。スレて生地が壊れちゃいますから。
これが向いているのはズバリ、運動強度が高く、重たいバックパックを背負うことが少ない自転車やトレイルランニングです。自転車やトレランでならデメリットはデメリットにならないというわけ。
※折り畳んでバックポケットに入れておく程度では傷ひとつつきません。普通にメンテナンスも出来ます!
選ばれたブランド
そもそもGORE-TEXって、どのブランドでも自由に使えるものではないです。ことSHAKE DRYのような先進の生地を使用するのは一握りのブランドだけ。
7MESHのような若いブランドがいち早く採用できたのには、おそらくデザイナーであるテイラー・ジョーダン氏の存在が大きいです。
彼は山岳系のカリスマブランドであるアークテリクスで凄腕のデザイナーとして名を馳せた人。アークテリクスの勢いがとにかく凄かった約10年以上前、せっせと数多のGORE-TEXでウェアを作っていたまさにその人です。
さまざまなGORE-TEXを巧みに、適所適材に使うことが出来るデザイナーが率いる7MESHだからこそ、この素材を活かし、GOREのブランド価値を上げてくれると判断されたんじゃないかなと思います。
そもそも、ブランド発足から10年も経っていない若さで、名立たる世界最高峰のブランドたちと機能性で渡り合えているブランドってのも他に無いです。
そんなブランドの最高峰レインジャケット、最高を知る貴方にぜひ使っていただきたいと思います。
(シゲマツ)
TOKYO WHEELS Osakaの新着ブログ
この記事を書いた人
TOKYO WHEELS 大阪店のスタッフがお店の情報や最新入荷情報、日々の出来事をつづっています。 ※TOKYO WHEELSのお得情報や新入荷情報をTwitterやFacebookをフォローしてGETしよう!
BLOGブログ一覧
bloggerTOKYOlifeのスタッフたち