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2019.10.21 Mon

ASSOS PROSHOP TOKYO WEST

世界選を観ていた。

9月、イギリスはヨークシャーで行われた自転車ロードレースの世界選手権、ご覧になりましたでしょうか。

現地は基本的に雨模様。女子エリートのレース時には晴れ間もあったようですが、そのほかは雨。というより、大雨(災害レベル)で、個人タイムトライアル(ITT)では大きく深い水溜まりに選手が突っ込み、タイヤを取られて落車、なんていうシーンも見られました。

低い気温も相まって、とてつもなく過酷な環境になり、発表では男子エリートの出走が197名、完走は46名だったようです。

もはや水中レースの様相を呈していた男子エリートのレース。ローハンデニス選手が所属チームのMERIDAのバイクを使用せず、前チーム所属時のBMCを使ってITTで優勝したことや、RRでは伏兵とも言える選手が優勝し、デンマークに初のアルカンシェルをもたらしたことが話題になっていますが、私としてはスイスを代表するキュング選手が3位に入ったことがホットトピックとなりました。

実に20年ぶりのメダル獲得となったスイスのウェアはもちろんASSOSが手掛けています。そして、選手が着ているものと市販されているものは同じクオリティなのがASSOS。過酷な環境下でキュング選手の走りを支えたASSOSのアイテムがコレ。

ASSOSが誇る、至高のプロスペックアイテム【LIBERTY RS23 thermo rain jersey】です。

いわゆる「シェル」系アイテムですが、珍しい「半袖シェル」。長袖にしないことでその使用範囲を広げることに成功しています。

ウィンドブレーカーよりジレなどのノースリーブ系アイテムが選手に重宝される理由の一つとして、「腕が覆われないことによる体温コントロールのしやすさ」があります。

腕~脇までがシェル素材にすべて覆われることにより、熱の逃げ場がなくなり、半袖やジレよりも長袖シェルの方が熱がこもりやすく、オーバーヒートしやすい傾向にあるのです。


プロの選手たちはとてつもないぺースで自転車を漕いでますので、雨などの悪天候でない限りは低い気温でも長袖ではないアイテムを着ていることの方が多いのです。


そして、ジレでもなく長袖でもない、半袖タイプのシェルという全く新しいアイテムをASSOSは作り上げました。かつてプロダクトネーム【habu】で初冬のライドに大活躍したジャケットに使用されていたのと同じ素材を使用し、フィッティングやシルエットを突き詰め、過酷なレースの現場で使用できるアイテムを完成させたのです。


もともと半袖のこのシェル、アームウォーマーなどと組み合わせることで10度以下の気温でも問題なく使用可能。天候が不安定になりがちな秋のライドはもちろんですが、冬の寒いライドでも冷たい風から体幹をしっかり守ってくれます。

一見すると、とてつもなく中途半端なアイテムで使用用途が不明と思われがち。「悪天候用」という名目で作られたのでそこばかりに目がいってしまいそうですが、ちょっと冷静になれば防風・防水の機能を持った超万能型アイテム、ということです。

レインジャケット、ウィンドジャケット、その他すべての要素を一つにまとめた優秀アイテムはこの【LIBERTY RS23 thermo rain jersey】だけですよ。覚えておいてください。ちなみに僕の中では今一番欲しいアイテムの一つです。バーサタイル、という言葉がピッタリなアイテムです。

この記事を書いた人

オガワ

自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。

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