TOKYOlife(東京ライフ)

2014.04.07 Mon

Tokyo Motorist

巨星墜つ

今朝、不意に届いたNEWS。
それには、こう書かれていました。

A Great Loss: Massimo Tamburini Has Died
(大きな喪失感:マッシモ·タンブリーニが死去)
 

NEWSの一文目には、

It is our unfortunate task today to report that Massimo Tamburini,
70-years-old, has died this weekend, succumbing to his battle with cancer.
(マッシモ·タンブリーニが癌との闘いに屈し、70歳で週末になくなったことを報告しなくてはならないことは、私達にとって不幸な仕事です。)

と。(英訳が間違っていたらスミマセン)

ソース:Asphalt & Rubberより
 

まさか!と思い、情報を探しましたが日本のNEWSサイトでは情報が見つからない。
ソースは海外サイトのものであり、正直信頼できる情報かどうかは疑う余地はありました。

正直信じられなくて、
1週間遅れのエイプリルフールか!などと疑ってみたり。

しかし、海外のNEWSサイトでは取り上げられており、
事実として報道されている模様。

間違いで無いようです。

 

マッシモ·タンブリーニと言えば、ジウジアーロやガンディーニと並び称されるモーターサイクルデザインの巨匠。

bimota創設メンバーのひとりで、HONDA CB750をベースとしたHB1をリリース。
これが彼の初めての作品。
HB1

その後、独立しタンブリーニ・デザインを立ち上げる。
Cagiva資本下に於いて生み出されたDUCATI 916は彼の名を世界中に轟かせ、以後のドゥカティのデザイン全体に大きな影響を残しています。
916

私の愛車、1098のデザインコンセプトとなったオートバイと言っても過言ではありません。
DUCATIでは、ピエール・テルブランチ(MH900eや999)、ミゲール・ガルーツィ(MONSTER)と並び、DUCATIに大きな影響を与えたデザイナーです。
 

CagivaがDUCATIを売却し、MV AGUSTAブランドを買収すると
今度はF4と言う芸術品ともいえるイタリアンスポーツバイクをリリース。
F4

MV AGUSTA F4は、「走る宝石」とまで言われ、タンブリーニの代表作に。
名門MV AGUSTAを復活させ、タンブリーニはイタリアンスーパースポーツバイクのカリスマ的存在になるのです。
 

他にも、BRUTALEなど彼の作品を上げれば出てくるのは、現在のオートバイデザインに大きな影響を与えた名車の数々。

 

最近では、タンブリーニコルセなるブランドを立ち上げ、量産では実現しえなかったパーツを盛り込んだコンプリートマシンの製作をしたり。(彼がどれだけブランド設立に直接的に関わっているかは、解りませんが)
T1

 

どの作品(オートバイ)をとっても、妥協の無いデザインと情熱を感じさせられます。
とにかく、カッコイイ、そう思えるオートバイばかりなんです。

いつかは、タンブリーニデザインのオートバイに乗りたい!!
と、夢を見るライダーも少なくないのではないでしょうか。

もう、新しい作品が見れないと思うと、とても残念です。
彼の早すぎる死に、心よりご冥福をお祈り致します。
Tamburini

 

R.I.P. Massimo Tamburini

 

この記事を書いた人

ノヅ

趣味はオートバイとバスケ、トライアスロン、ウインドサーフィン。 オートバイはDUCATI 1098とMV AGUSTA BRUTALE 800、HONDA MONKEY BAJAに乗っています。自転車はORBEAのカーボンTTとGIOSのアルミ。最近行けていませんがウインドは三浦海岸がホームです。 趣味は幅広く、好きなことはより深く。がモットー。雑学・知識の引き出しを日々増設中―。

follow us in feedly

bloggerTOKYOlifeのスタッフたち

2025年5月
« 9月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
ページトップ
TOKYOlife(東京ライフ)
Loading...