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2018.07.13 Fri

TOKYO WHEELS

【読み物】ヘルメットの話をしようと思う。

自転車に乗るすべての人の中で、ある人にとっては非常に重要なものだし、またある人にってはそれほど重要じゃないもの。

コンポが高級か、ホイールがカーボンか、様々なものが思い浮かぶが、私たちにとっては非常に重要で、命を守ってくれるもの、と言えばこれしかない。

そう、ヘルメットだ。過去に何回かヘルメットに関するBlogは投稿しているが、今回は「フィット感」について。しかしこれがまた厄介で、頭の形は人の数だけ種類がある、と言っても過言ではない。

かのティエリ・アンリのように「人類最高の後頭部」と言われる形の人もいれば、オザキのように断崖・・・

そんな状況でヘルメットのフィット感について書こうものならもはや「野暮」なことでしかないかもしれないが、少しでもこの投稿が誰かの役に立つことを願いたい。


今季、「あの」ABUSがヘルメットをリリースした。「あの」と付けたのは、ABUS=鍵(ロック)のブランドとしての地位を確立しているからに他ならない。これは、TOKYO WHEELS内だけでなく、自転車業界において多くの人がそう思っているに違ない。


そんなABUSが作ったヘルメット。私はこっそり気づいていた。2017年のシーズン幕開けから、MOVISTARのヘルメットがABUSになっていたことに。一部のコアな自転車ファンの間では話題になっていたようだが、多くの人はそこまで気に留めることでもなかっただろう。スポンサーや機材の変化に気づくのは、相当マニアックな自転車ファンである(自虐)


そして今年、満を持して、とでもいうべきか。自転車ファンが待ち焦がれたABUSのヘルメットがついにリリースされた!しかし、エアロタイプの【GAMECHANGER】というモデルは売れているが、このオールラウンドモデル【AVENTOR】というモデル、なかなか売れない(廉価モデルでVIANTORというものもあり、コスパがすごい)

本来、「売れている」「売れていない」という類のリアルな話をするのは良くないかもしれないが、、このモデル、もちろんMOVISTARが現在開催中のツールで着用しているものだ。

たぶん、このヘルメットに関する情報があまりにも少ないのだろう、そう思ってキーボードをたたき始めた(前置きが長い)


よく、「軽さは正義」と言われる。例えば、POCのOCTALは軽い。事実、195gしかない。持って驚く軽さ、とは正にこのことだ。しかし、POCのOCTALには致命的な欠点がある。

横幅が狭く、日本人の頭部形状にマッチしにくい」ということだ。これは悲劇でしかない。MからLサイズになっただけで、そのルックスは大きく変わってしまうのだから。私も実はMサイズが結構ギリギリ。キャップ被ったりすると割とアウト。撮影なのど短時間は問題ないが、ライドで3~4時間ともなれば、たぶん無理。



しかし、ABUSのAVENTORはなかなかのフィット感。どちらかと言うと、「ASIAN FIT」と呼ばれる類のヘルメットの被り心地に近い気がする(※個人の感想です)。OCTALでは決まって右側頭部の「ハチ」と呼ばれる部分が当たるのだが、AVENTORは全く当たらず、不快感がない。


フィットしないヘルメットは頭部を「点」で押さえつける感覚だが、フィット感の良いヘルメットは「面」でホールドされている感覚になる。「頭がすっぽり収まる」という言葉がピッタリだ。かぶり心地も深めで、包まれている感じが半端ない。アボカドを半分に切り、実を分ける。タネを取り出し、また戻そうとすれば隙間なく収まるに違いない。そういう感覚に似ている(※個人の感想です)

どんなに軽くても、フィット感が良くなければ長時間の着用なんて無理、というのが今回の主文であるが、先にも述べたように頭部の形状は十人十色。是非、お店で試してほしいところである。


尚、ABUSのAVENTORは250g。実はMIPSなしのSYNTHEと2gしか変わらないのだ。MIPS搭載のSYHTNEになると

こんなにも重量増となる。

GIROのSYNTHEはカッコイイ。世界的に見ても愛用者がかなり多いヘルメットだ。だが、実はAVENTORより重い・・・。


普段SYNTHEを愛用している私がいうのもアレだが、「ABUSのAVENTORは良いヘルメットだぞ~★」と言える。


そして、ヘルメットの撮影をしているときに、「逆さ富士」ならぬ「逆さJCFシール」を見つけてしまった。これは、不良品でもなんでもない、ひたすらにヒューマンエラーによる貼り間違えだ。これが引き当たった人は、ラッキーかもしれない。。。(このシール、剥がすの難しいのでご注意を)

オガワ

この記事を書いた人

オガワ

自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。

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