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TOKYO WHEELS
2016.08.02 Tue
ここでの登場はお久しぶりなモガワです。
さて、このワタクシ。実は以前まではLOOKというメーカーのペダルとクリートを使用しておりました。
理由は、初めてのロード用ペダルとクリートとして最初に使い始め、特に問題なかったのでそのままずっと使ってた、というただそれだけ。
不満もなく、新しいものに変える理由が見当たらなかったのです。
しかし!転機は訪れます。それは昨年、弊社代表のモリとトライアスリートであるノヅと三人で榎本牧場に行った時のこと。
荒サイを走り出して数キロで私は膝に痛みを覚えたのです。
「これは結構ダメなやつだ・・・」そう感じた私。痛みを感じ始めてから騙し騙し走り、途中で痛みを感じなくなることもありましたが、結局復路でも痛みを感じてしまう始末。その時はLOOKの「KEO」というモデルを使っていましたが、こんな痛みが出たことは初めてでどうすればいいかわからず、実は人知れずかなり悩みました。
そこで、知人に相談。すると、その知人が「もしかしたら、SPEEDPLAY使ったら解消するかもよ?」とのアドバイス。しかもその知人が、お古のものを貸してくれるというじゃないですか!
というわけで、私がSPEEDPLAYを使い始めたのには、そんな理由があったのです。
SPEEDPLAY(スピードプレイ)は、膝にトラブルを抱えていたプロ選手が「このペダルを使うようになって膝トラブルが解決した!」なんて話があり、業界的には「両面キャッチ構造」や「路面からのクリアランスが広がり、コーナリングで車体を倒したときでもシューズとペダルが路面にヒットしにくい」といったメリットが評価され、カンチェラーラやバッソが所属していたCSCが使用し始めたことがきっかけで、その使用率は一気にUPしました。シュレック兄弟やコンタドール、あの怪童サガンも使用していましたね(もしかしてリース監督が関係しているのか・・・?)
そのSPEEDPLAY最大の特徴は、なんといってもペダルに対して脚の角度が自由に調整できること。ペダリングには、人それぞれのクセがあり、一番力を発揮できるペダリングというものがあります。その時の踏み込み角度は、人によって違うのです。
例えば、SHIMANOが0、1、3度、LOOKが0、4.5、9度とそれぞれ限定された固定角度であるのに対し、SPEEDPLAYは0~15度まで自由に、細かく角度調整が可能なのです。
赤い矢印で示しているのがその調整ネジ。+ドライバーで回すだけで、ネジとネジの間の幅(赤線の間隔)を簡単に調整ができます。さらに、ローラー台などを使用していればシューズをペダルから外さなくても、調整が可能なのです。これは非常に大きなポイントですね。
さらに!丸いペダルに覆いかぶさるように嵌めるクリート。クリートには金属のリングが使用されているため、内部に異物が浸入するとクリートをはめることが困難になります。そんなトラブルを未然に防ぐため、
こんな「蓋」があるのです。こちらの「蓋」は、クリートバディと呼ばれており、新型のクリートセットには必ずついてきます。
ここで、「え?新型?」という方もいると思いますので、新旧の比較画像をば。
まずはクリート単体。左が新型。少しコンパクトになった印象です。金属のプレートやイエローの樹脂パーツも、形状が変更しています。
シューズに取り付けると、実は使用しているネジなども変更されており、クリートが薄くなったということが実感できます。
クリートカバーを取り付けると、その差は一目瞭然。旧型に対して新型は明らかに面積が小さくなり、コンパクトになっています。さらに、クリートカバーにはゴルフボールなどにみられる「ディンプル加工」が施され、より空気抵抗を意識した設計に。(滑りにくさもUPしてます)
セッティングには、他メーカーのものに比べてやや手間はかかりますが、一度使うとその満足感の高さにやめられなくなる人が多いのも納得。事実、私も今となってはSPEEDPLAY以外考えられない!というレベルになってしまってます。
もし膝に悩みを抱えている方がいれば、このSPEEDPLAYを強くオススメします。個人的には、信号スタートでクリートをはめるのがとても楽になったというのも嬉しいポイントです(友人の多くがSPEEDPLAYを使っており、信号待ち→スタートでよく離されてしまっていたからです)。
また、シリアスライダーのみならず、女性ライダーにもオススメ。クリートの嵌めやすさ・外しやすさはロード用クリートデビューに持って来いです。
補助的アドバイスとして、
赤丸で囲った黒いネジは締め付けすぎると、ペダルにはまる金属のリングが広がらず、クリートがはまりにくくなる原因になるのでご注意を!
ヒルクライムのレース前に例のネジをきつくしめてしまい、スタート後500mくらいクリートがはまらず大苦戦したモガワ
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この記事を書いた人
自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。
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