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Jedia
2016.04.08 Fri
メンズファッションに於いて重要なウェイトを占めるのはパンツアイテム。
やれプリーツパンツだ、ワイドだ、などと新たなる提案がありながらも、ここのシェアは絶対的というのが、細身のスキニーなフィットライン。
当ジェディアでもお馴染みのソリード、シビリア、チルコロをはじめ、トラッド、クラシコと呼ばれるゾーンのPT、インコテックスなどもその流れを踏襲したスキニーフィット、スキンフィットモデルが今や市場の半分近くになるほどの定着ぶり。
近年のメンズトラウザース事情。新たなるシルエット提案あれど、やはり主流はここ。
そんなスキニーシルエット市場に新たに参入してきたのが。
老舗であるイタリアンパンツファクトリー(フィレンツェ)を生産背景とした新たなブランドは要注意このうえなく。先日もご紹介した雑誌レオンでも色んなページで散見する露出頻度。それは、レオン掲載のあらゆるブランドとの親和性を物語っています。
老舗ファクトリーと手を組み、このブランドを仕掛けたのは、ミラノ在住のクリエイティブディレクター、中新井淳平氏。イタリアンファッションに造詣深く、クラシコというよりモーダよりのスタイルが抜群な御仁。
一昨年のピッティでは、イタリアのスポーツブランドのリブランドなど手掛けていたご様子。バイヤーモリと談笑中の一コマ。
現地に入りこみ、そのトレンドを熟知したうえで日本人ならではの感性で表現されるパンツコレクション。デビューシーズンにも関わらず、すでに完成された風格ある3モデル。
まずは、ヴィヴァルディ。お馴染みのジャージー素材ながらもデニムライクに仕上がるようにインディゴ風の染色を施したり、裾幅を(他のモデルより)0.5mm広げたり、上品ながら気負わず履ける趣向をこらしたアイテム。
続いてもジャージー素材でありながら、センタークリース入りにすることで、既存のジャージーパンツとは一線を画す仕上がりのマサッチョ。
最後に、こちらもモデルはブランドの象徴である“クラシックとテクニカルを融合した”マサッチョ。氏が注目する薄手のナイロンで再構築されたシーズンテーマの旗頭といえるモデル。
いずれもタイトフィットラインが美しく、どちらかといえば、カジュアルなこなしにしっくりくるモデルですが、個人的なオススメにはジャケットスタイルの外しとしても活用したい。
特に最後にご紹介の撥水ナイロンストレッチを使用したマサッチョ。個人的にもグッときて購入してしまいましたが、正直、何にでもイケます。
お店立つときのジャケットスタイル(オン)。お休みの日のニットスタイル(オフ)。購入しこれらの日常過ごしましたが、絶好調すぎて、スペアにもう一本同じ物を買っときたいくらい。(なぜなら、来シーズン同じモデルリリースされても微妙な修正、素材の変化がある得る為、この風合いが手に入るとは限らない)。。
中新井氏もレオン誌面インタビューで語ってましたが、この撥水ナイロンストレッチは現地展示会でもインパクトあったらしく、イタリア人よりは日本人の方がうまくこなせるモデルかも。とコメント。
確かにクラシコな人たちからすると、異質な類いの素材使いかもですが、きっとこの提案は、近い将来受け入れられるはず。
新感覚な履き心地。主流である細身のフィットスタイル。すでに業界での認知、評判も高い新たなる刺客。
新たな、とはいいつつもスリムフィットスタイルのトラウザースアイテム、ブランドを多数販売してきた実績のジェディアレコメンドですから。これは間違いない!と断言しておきましょう。
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