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2015.09.29 Tue

Jedia

「SOLO PANTALONE-パンツ専業-」世界で一番美しいインコテックスのパンツ

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(INCOTEXブランドページから拝借)

 

私がインコテックスを知ったのは、かれこれ20年近く前。当時勤めていたセレクトショップでの事。それまでは、このカテゴリーのパンツ専業ブランドだとフランスのベルナルド(バーナード)ザンス、イタリアからはロタ(ロータ)、マビテックス(現在はないようです。。)など、ブランドも選択肢も現在ほど充実していませんでした。

 

特に当時はデザイナーズ全盛で、クリストフルメール、フェイクロンドン、ヘルムートラング、マリオマッテオ、さらにはアントワープ6と後にレジェンドとなるデザイナーも活躍した時代(書いてて、相当懐かしいー 笑)。

 

私はそんなデザイナーズブランドを着たくて(欲しくて)もう、その頃はドレスカテゴリーアイテムはあまり興味もなく、時代の波にのっかってました 。今でも当時着てたデザイナーズアイテムも一部は手元に残し(今では手に入れる事出来ないですから)、時折着たりします 笑。

 

その中でも、ドレスカテゴリーの中で唯一着てたのが、バルバのシャツインコのパンツ。どちらのブランドも現在も変わらぬクオリティで、特に後者はあの当時のドレススラックスには珍しいノープリーツのスッキリしたライン、美しいシルエットに定評があり、当時の私のようなデザイナーズ好きなユーザーにもマッチし、良くデザイナーズアイテムとのコーディネートも楽しんでいました。

※当時のドレススラックス、1プリーツ、2プリーツばかりで、良くも悪くもオヤジっぽさがありました。。

 

インコテックス履いて店頭にいると、お客さんからも「そのパンツ、どこの?」と尋ねられる事も多く、オススメし、試着すると、ほとんどの皆さん、「予算オーバーだけど、買うわ 笑」となる、魔法のスラックス。

※当時は(今もかもですが?)、スタッフが着てるものに関しては、説得力があり、今以上に歩くマネキンとしての効果も高かったのです。

 

栄枯盛衰、トレンドの波は凄まじいものもあり、現在でも様々なブランド達が淘汰されています。

 

そういった代謝もファッションの流れでは必然ではありますが、そんな荒波を優雅にくぐり抜ける、世界で一番美しいパンツを手掛けるインコテックスは、今なお、やはり本物でしかありません。

 

最後に、私がたまたまドレスフロアーを昼休憩留守番で一人で見てた時、本国の方たちがリサーチで来店!イタリアの本物のジェントルマン(実は本国の関係者って胡散臭い人達もいるのですが、彼らは本当にエレガントでした)の登場にアワアワ!その後、当時のプレス大先輩が登場し、一通り店内チェックの彼らをアテンド、その様子を横目に見ながら、着こなし、雰囲気、匂いと五感をフル活用しチェック 笑。

 

その様子にすっかりかぶれてしまい、しばらくは担当フロアでもないのにドレス三昧 笑。

 

去り際に、一番年長のおじ様(当時の記憶ですから曖昧ですが、確か社長さんだった?)が、「我々は世界一を目指して、最高のパンツを作るから、それを体現し、お客さまにこれからも伝えてください。君みたいな若いファッション好きな人もファッションが好きなビジネスマンもスタイリッシュに履けるものを作り続けるよ」(当時の事なんで、記憶曖昧で美化されてますが、このような内容)

 

私のような若輩ペーペースタッフにも声かけてくれて、去り際にシェイクハンドもしましたが、何より、その力強いグリップに(顔は素敵な笑顔)、衝撃を受けました。

 

その後、海外のデザイナー、メーカーさんとも会う機会もあり握手しますが、皆さんグリップが強い!なので、あれ以降私も握手の際は、力強くいくのです。※当時のバイヤー先輩にも、やっぱ強い連中は、握手のグリップ力ちげーよ!とお酒の席で聞きました 笑

 

あれからも、そして、これからも世界一であり続けるであろうインコテックスのコレクション。大定番のビジネスモデルから最新のスタイルまで、今シーズンも変わらぬ進化した美しさのコレクション。

 

予算はオーバーかも?しれませんが、その内容に見合うモノづくりと美しいシルエット、これからも、ワードローブに絶対必要なブランドであり続けることは間違いありません。

 

INCOTEX(インコテックス)

 

サイクサ

この記事を書いた人

Jedia スタッフ

Jediaのバイヤー/スタッフが展示会情報やトレンドについての雑感、ヨモヤマ話などを書いています。 オフィシャルなニュースなどでは書けないことも書きたいと思います。ただ、スピード重視でいきますので、多少不正確な情報の記載があるかもしれませんが、ご容赦のほど!

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