秋冬シーズン、Jediaなスタイルの足元に。

今朝も人身事故(よりによって早めに行こうとする日に限って)。。12月らしいというか、いやはや朝から疲れてる、三宿店よりサイクサです。混み合う車内、幾度も停車、発車を繰り返す中、ネットニュースを見ていると、こんな記事が。

エルメスがフランスのなめし皮工場を買収

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レザーアイテムをお好きな方ならご存知でしょう。米ホーウィン社などとも並び称される名門タンナーである仏デュプイ社。ある意味、ブランドとして認知されている世界的なサプライヤーです。もともとエルメスに良質なカーフを供給しており、業界でも知名度が高く、一般にも有名なタンナーとなりました。蛇足ですが、そんなデュプイの分家？は、こちらも有名な仏アノネイ社。革好き、靴好きな皆さんにはお馴染みでしょうか。

どんな影響が出るのか、勝手な憶測で、デュプイ社レザーはエルメス独占？！て事は、市場に出てこなくなるのか？？なんて思ってましたが、中身によれば、「エルメスの傘下に入ることで、工場が保有する製造のノウハウを継承していき、同時に雇用を守っていくため」とあるので、名門が名門を守る、といった解釈でひとまず良かろうと。

とはいえ、今後この影響がどうでるのか、そのあたりも気になるので、ことタンナーさん事情にも精通しているウィリーの秋山さんに聞いてみようかと（近々ジャコメッティ、イザリシーの展示会）。ジャコメッティなどはデュプイ製のボックスカーフなど使用したモデルもありますからね。

と、そんなジャコメッティの今シーズンのスエードブーツ。皆さまもうチェック済でしょうか。入荷したての頃にテンション上がった内容でブログ書いていましたが、改めまして。

トレンドでもあるサイドゴアはシルエットも美しく、最高の職人が最高の仕立てで仕上げた傑作です。

▲カーフスエードサイドゴアブーツ

素材に使用されるスエードカーフは、件のデュプイではありませんが、英国のタンナーさんであるチャールズ・F,ステッド(CHARLES・F,STEAD)のスエードカーフを使用。創業は1904年と名門デュプイより老舗（さすが英国）！主として、スエードなどのスプリット（床皮）を得意とするタンナーとして名高いのです。繊細そうに見えるスエード素材でありながら、丈夫、毛足も非常に短めでキレイな見た目もポイントです。

もちろん、同モデルでのボックスカーフ（いわゆるスムースレザー）もあったのですが（確かデュプイ？もしかしたらゾンタ？）、まずは、大人っぽく秋冬のスタイリングにもマッチする間違いなしなスエード、しかも良い具合な色合いのブラウン（明るすぎず、暗すぎず）を採用していますので、このシーズンはもちろんですが、春先のホワイトパンツやデニムとのコーディネートも楽しみなアイテム。

語れば、語るほどに、良い部分しか見つけられないジャコメッティではありますが、唯一の難点は、フィッティングでしょうか。特にオンラインショップであるほど、靴関係はサイズ感が分からないため不安な方も多いことかとお察しします。

基本、こちらのモデルは、ジャコメッティの定番的なスタイルの木型を使用したモデルなので、日本市場ではこのラストモデルが最も多く（＝日本人の足型にもフィットする汎用性高い木型です）、製法にはHand sewn goodyear weltedを採用していますので、グッドイヤー製法の特徴でもある、“履きこんでいくうちに自分の足になってくる”を体現。

最初は固いなー、から、少しづつ、足に馴染み、インソールも沈んで、自分の足型になってくる頃には、もうやめられない、止まらない笑。ボックスカーフのアッパーであれば、より固さを感じてしまう事が多い製法ですが、このモデルはスエードアッパーですから、比較的足馴染みも早く、履いた当初からフィットは良いハズです。

能書きよりは、試着で合うか、合わないかの判断が一番。こちらのアイテムは三宿店にてご覧いただけます（一部サイズはお取り寄せとなります）。これだけレコメンドする理由をぜひ、店頭でもお話させてください笑。

また、お電話（メール）でのお問い合わせも大歓迎です。例えば、オールデンやパラブーツ、フェランテ、ジョンロブ、E,グリーン、チャーチ、チーニーなどでご愛用中のモデル、サイズをお伺いし、履き方のお好み踏まえ、レコメンドさせて頂きます（それでもNGだったりするリスクはありますが。。）。

もし、迷ってる方いらっしゃいましたら、下記までお電話（メール）を！

■Jedia三宿店

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