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TOKYO WHEELS Osaka
2018.04.10 Tue
個人年収1,000万円以上の会員を対象に、行動や性格などについてアンケートを実施しているマイナビが、ひとつ面白い結果を発表していました。
洋服を選ぶときは「よい(高い)ものを長く」派が76.0%で、「安いものをこまめに買い替え」派(24.0)%を上回ったそうです。
最近、スローファッション、という言葉も良く目にするようにもなりました。
ファストファッションの対義語で、長く着られる上質なものを買った方が結局オサイフにも環境にも優しい、という考え方です。
スピーディーに大量生産されるファストなアイテムは、開発もファストなので、シルエット等がどうしても甘く、結局気に入らなくてロクに着なかったり、仮に気に入っても痛みが早かったりがあるあるだと思います。
対してお値段がそれなりにするものは、縫製やシルエットも何かしら考えがあって作られているモノが多いですし、何より買い手がしっかりと物を見て買いますから、満足度がやっぱり違ってきます。
ですが、ただ長く着れるだけのものでは面白くないですよねー。それに「毎日同じもの着てますね(はーと)」とか言わそうで。洋服は毎日身に着けるものですから、楽しまないのはソンだと思いますし。なので、変化を楽しむために流行のエッセンスは多少なりとも必要。
『ある程度流行の変化を見越した上で、長く着られるものを選ぶ』ことは、現代のファッションミニマリストたるもの、ハズせないポイントだと思います。
前置きが長くなっちゃいましたけど
MXP
“MAXI FRESH PLUS”という素材名からスピンオフされた国内ブランドです。
縦走登山など数日にわたってお風呂に入れないアクティビティをきっかけに、2000年頃に開発がスタート。
今って、消臭効果がある下着とかTシャツって結構多いじゃないですか。
でもちょっと前ってほとんどありませんでした。肌着業界ではずっとNGワードだったらしくって。レジに持っていったら「私は臭いです。」と言っているのと同じだから、とかで。
しかしフタを開けてみれば、市場は大歓迎。そのきっかけを作った素材の一つがMXP、というわけです。汗臭さはもちろん加齢臭とかにもめっぽう強いですよ。
おっと。機能性の事は後日お話します!MXPの良さはその機能性でもありますが、ソレがすべてじゃないのだ。
引き算で生み出されるアイテム群
MXPのアイテムは、ルックスだけで見ると相当にベーシックです。
ファッションアイテムは、大抵「何かに何かをプラスして」作られますが、MXPはその逆で、引き算。シンプルでミニマルが信条なので、必要なディテールのみを残すカタチでデザインが起こされます。
はい、めっちゃドシンプルなTシャツです。これは大阪店でも展開している、吸湿速乾ドライポケットTシャツ【MXP FINE DRY SHORT SLEEVE POCKET CREW】(¥4,860 tax in)というもの。
着心地が良くて、縫製がちゃんとしてて、汗を素早く吸い取って乾燥させてくれて、消臭効果もあるポケT、です。
でもですよ、似たようなアイテム、探せばスグ見付かるはず。デパートの下着売り場なんて100パー、置いてそう。
そもそも、ルックスがベーシックすぎてネットで販売するには映えないし。店頭でだってご説明しないと理解されません。それをわざわざウチが扱うのにはそれなりの理由があります。
ミリ単位でこだわるシルエット<1>
微妙に脱線しますが、ちょっとしたご縁があって一昨年からMXPのトップスを何枚か使ってきました。
最初に手に入れたのが「ちょっとビッグシルエット」なブラックTで、やりすぎないビッグさが気に入ってよく着てました。
で、当時流行ってた、裾から白Tを覗かせるレイヤードのために後日手に入れたのが、↑の吸湿速乾ドライポケットTシャツ【MXP FINE DRY SHORT SLEEVE POCKET CREW】です。
ビッグTシャツのお供ということもあり1サイズアップ。同じブランドなのでシルエットも近いだろうからキレイに裾が出るかな、とか思って。
これは読み通りでしたけど、意外だったのが、この白Tを一枚で着た時。
シルエットが結構良かったんですよねー。
普通、テロっとした素材のTをオーバーサイズで着ると、だらしないし体型もおかしく見えるしで、そんな恰好で外を歩くのは風呂上がりにコンビニに行くときくらいでしたが。
でも、吸湿速乾ドライポケットTシャツ【MXP FINE DRY SHORT SLEEVE POCKET CREW】はなぜかイケた。
でもその時は大して気にも留めなかったです。
たまたま僕に合ったシルエットだったのかな?程度で。まぁTシャツにしては結構高いし、そのくらいのラッキーはあってもいいよね、と。
ミリ単位でこだわるシルエット<2>
で、そんなことがあったなーと思い出しながら、MXPの開発担当の方にお話を伺うと。
このシルエットを完成させるためだけに1年掛けたんだそうです。
だからオーバーサイズでも、素材がテロンとしててもイイ感じだったのか!なっとくー。
ビッグシルエットのTも良い感じでしたしね。シンプルがゆえ、適当に作られたものはすぐアラが出ますが、そういうの全然なかったし。流行を加味しつつもベーシックって、スゴくイイ。
聞けば、通常より5mm多く設定した身幅や、肩まわりに至ってはのパーツはそのすべての関係性をミリ単位で検証し続けて決めたんだとか。病的ですね・・・。
それがそんな背景のもとで生まれていたとはつゆ知らず、まぁまぁ適当に付き合ってすんませんっした。でもメッチャ着てましたからねー!!
というわけで
『ある程度流行の変化を見越した上で、長く着られるものを選ぶ』
これを体現したアイテムが揃うのが、MXPの大きな特徴のひとつです。
まずソックスから試してみるのも手です。コイツもタダモノじゃあないのだ。
次回は『恐怖!!スメハラ!!加齢臭!!』でお送りしますー(?)
シゲマツ。
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