本格的な寒さの前に来シーズンの秋冬展示会が始まる。

早いもので来年（16年）秋冬シーズンの展示会がスタートしました。

今年は暖冬との情報でしたが、ここ三宿は今日も小春日和。。まだまだ陽がさす時間帯は半袖でもよいくらい。こんなんじゃあ、ニットやらダウンアウターやらウール系のアイテムはまったく欲しくなりません(売り手としては最悪なコメント、でも事実笑)。

ワタシの今日の出で立ちも色合いは秋冬っぽくしてますが、コットンを中心にした薄手アイテムのレイヤードです。ただ、確実にこれから寒くはなるので、衣替えして準備万端。それらの出番、明日になるのか？はたまた来週なのか？

この時期の気候と気温、本当に分からない。。

さて、展示会。来季を占う16シーズン秋冬プレコレクションのスタートはタリアトーレ、スカリオーネ、ベビラクア擁するトレメッツォさんとPT01のPTジャパン。

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人気のタリアトーレは来季も楽しみな、らしい提案のアイテムも多く、バイヤー森も初回から集中しチェック。ワタシはその横で、資料としての情報をヒアリングし、まとめる作業を行います。

タリアトーレ、来シーズンのキーカラーはターコイズ。もちろん全面でなく、ポイントに配したカラーリングが新鮮で印象的でした。

シーズンも秋冬だからこそ、このくらいブライトなカラーはポイントで差していきたいですね。引き続きトレンドなインディアンジュエリー(リアルターコイズつき)ともコーディネートしてみたりと。うん、気分です。

モデルはタリアトーレを代表するモンテカルロを中心にいよいよリクエストのお声もちらほらなベスビオ(ショルダー部分に芯地を薄く入れた構築的なジャケットらしいモデル)もピックしています。どの組み合わせで入荷するかは、来シーズンのお楽しみ。きっちり情報収集した上で、ここからオーダーも精査されていきます。

トレメッツォさん終了時点でわりとヘロヘロになるのですが、次に控えるは、PT01。私達も大好きでジェディアでも欠かせないブランド。PTらしいシーズンを感じさせるスノーコレクションも登場していましたが、ここも色々といきたい衝動をグッと抑えます。

担当さんと傾向などお話していたら、トレメッツォ、PTジャパンの小林社長が登場(ゴッドファーザーのテーマが勝手に脳内再生笑)。先日10周年を迎えた東京ライフへのお祝いコメント頂戴したお礼述べつつ、そのまま私達のテーブルでお話を。PTジャパンさんも創業11年との事で代表同士の経営トークにはじまり、中盤以降は、ほぼファッション談義、どちらかといえばテクニカルな貴重なお話を伺えて、PTやタリアトーレが何故市場で人気が高く、評価されるのか、その理由の一端が理解が出来たように思います。これらのネタはしっかり仕込んでいますので、徐々に各コンテンツにも反映させていく予定。

一見、表面的なファッションビジネス。それも大切で重要な要素ですが、やはり人の存在は大きい。

資本さえあれば、ブランド取り揃えてドーンとスタートだけは可能でしょうけど、そこから先は売り手の感性と伝える能力、そして何よりセンスが大事。サプライヤーさん側の細やかな市場に合わせる修正能力を目の当たりにし、私達もその情報を皆さんに伝わるようなアウトプットを行えるようにし、より本質的にそのブランドの魅力をお伝えせねば。

にしても、ここ数日のポカポカ陽気が恨めしい。早くダウンジャケットやウールのニット、コートなどシーズンアイテムが使える気候にならないものかしら。

サイクサ