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UPDATE:2018.10.19

大人ドレスな着こなし術 vol.2

初心者でも簡単。基礎から学ぶ大人ドレスの作法とは。

タイドアップを極めしものは。

前回Jediaスタイルの基本はジャケパンだという話をしましたが、タイドアップがお洒落に決められない人は、そこから崩したスタイルもイマイチなものになります。

   前回のニュース「秋から始める大人ドレスの着こなし術

逆に普段着からお洒落な人は、やっぱりいざって時のタイドアップスタイルが決まってる。(会社では素敵だったのに、休日会ってみたら幻滅~。の逆バージョンですね。)

Jediaではドレスアイテムだけでなく、チノパン、ニット、スポーツウェアなどの提案を幅広くしておりますが、ジャケパンの着こなしができずにいきなりそこだけをやっている人は見ててわかります。着ているものが同じでも、バランス、着こなしの雰囲気がカジュアルになっちゃうんですよね。

変な話ですが、ドレス系代理店のスタッフさんですら「あーこの人、本当はカジュアル好きだな。」と見ていてわかってしまう人もいます。やっぱりまずは基礎であるタイドアップのジャケパンスタイルをしっかりこなせるようになりましょう。

そのジャケパンスタイルには細かなルールがあります。

ここで事細かに書いていくと大変なことになるので、サブコラム的にBLOGの方で纏めていくことにしましたので、そちらもご参照頂くとより理解が深まるかもしれません。

    ジャケパンルール その1:靴下はドレスソックスを使う。
        ジャケパンスタイルの時にカジュアルソックスを合わせてしまう人を
        たまに見かけますが、これは絶対にNGです。
        続きは→「手を抜いてはいけない靴下のお話。



今回はPT01で着回し実験です。


第二回となる今回は、INCOTEXに続いてPT01のドレスラでの着回し実験。



選んだのはPT01の基本となるフィッティングモデルはEVOFIT(イーヴォフィット)。数年前まではSLIMFIT、その後SUPER SLIMFITが売れていましたが、徐々に試験的に投入されたEVOFITに人気が集まり、今はこのEVOFITが最も売れているそうです。

試験的にというのはPT Japanの小林社長が当時のパンツを自分好みに改変したものから生まれたモデルだからです。SLIMFITからSUPER SLIMFITに時代が移っている中で「SUPER SLIMは細すぎる。」と、SLIMFITをベースに膝下のみ細くしたモデルを好んで履いていたのです。

 ※先日ミッレミリアの観戦をしていたら小林社長が・・・。車道楽の洒落者です。

当初は日本別注扱いだったのですが、本国イタリア人も気に入ってしまい、いつのまにやらグローバルでも展開されています。スタイルを美しく見せるスリムな雰囲気は残しつつ、腰回りは少しゆったりと履き心地もよく、今のトレンドである腰回りにゆとりをもたせ裾に向かってテーパードきつめ、が実現されています。



ちなみにこちらはトラベラーというモデルでウールにポリを混ぜることでマシンウォッシャブルでイージーケア、ストレッチが効いて履き心地が良いと良いことづくめのパンツに仕上がっています。見た目はウールパンツそのものなので、普通のドレススラックスとして使ってなんら問題ありません。

ネイビージャケットにグレーのパンツと鉄板の定番合わせなので、ネクタイだけは少し洒落たものをチョイスして、玄人好みのガーゼネクタイにしています。定番合わせの時は、やり過ぎない程度に小物で遊ぶのが吉です。


定番合わせはアウターも選ばないので、ワードローブに必ず一着は抑えておきましょう。

チャコールパンツはLARDINI(ラルディーニ)の定番ホップサックジャケットと。ネクタイはオレンジを持ってきてポイントを効かせています。


こちらも定番合わせなので、ネクタイはオレンジですが、しかもチーフのように薄手のエロいネクタイです。あまりギューギューに締めずに、ふんわり締めるとオシャレ度UPです。


では例によって、スラックスをドレスチノに変更。同じくPT01のドレスチノです。


ポイントとして取り入れたオレンジのネクタイ。ベージュのチノとの相性は大丈夫かな?と一瞬不安でしたが、まったく問題なし。やはりフィッティングが同じパンツでドレスラとドレスチノを持っておくのは安心感があります。容易に入れ替えがききますから。

そこからこのドレスチノを生かして休日モードに。


ドレスチノでありながらガーメントダイというのが使いやすいポイントです。ガーメントダイというのは製品染めの事で、製品ができてから染めて洗います。その為かすれたような当たり感が少し軽い印象を与え、ニットやレザーといったカジュアルアイテムと合わせやすくなります。

プライスもPT01の中では戦略価格のゾーンなので”お試しPT01”あるいは”お試しEVOFIT”という方におすすめです。(ほかのパンツより20%程度安い感覚

それでは少し戻ってスラックスはそのままで、トップスをニットにして足元もウォーミーなスエードスリッポンに。


足元をスニーカーとかにしても面白いので、いろいろと変化を試してみてください。


チェック柄の違った魅力を利用する。


強烈に長くなりそうですが、PT01について今日やり切るって決めてるので、遠慮なくいきますよ!続いては同じトラベラー生地のEVOFIT枠ですが、少し差をつけたい人の為に、チェック柄のご提案


チェックと言っても、英国おぼっちゃまみたいなチェックではなくPT01らしいダンディなシャドーチェックなので、非常に使いやすい。御覧の通りチェックのジャケットとあわせてもケンカしない塩梅です。

ではドレスチノへ変更。


このチノ、独特の光沢感があって素敵です。キャバリーツイルという生地を使っているのですが、キャバリー=キャバルリーとは騎兵の意味で彼らがパンツに使用していた強靭でストレッチ性がある生地に由来しています。


ネイビーなので少しわかりにくいですが、ツイル=綾織で斜めに織りが入っているため独特の光沢感がでます。これによりコットンチノでありながら、よりドレス感が生み出されるという手法が取られています。その為、先程紹介したチノとは同じチノでも全く雰囲気は変わります

話がそれましたが、チェック柄のトラベラー、そのファンシーさを生かして着回しができるのが最大の魅力です。レザージャケットなどとも上品に収まります。


決して安いとは言いませんが、INCOTEXなど他の伊ブランドでこの手の柄物スラックスは5万オーバーするものも多く、無地と同価格の4万チョイというのは検討に値すると思います。ちなみにチャコールもあります。




秋も深まり、タイドアップでも全く暑くない季節になってきました。秋らしい大人の装いをして気分を高めていきましょう。次回はZANELLA(ザネッラ)をお届けする予定です。


<大人ドレスな着こなし術 一覧>
    第一回 秋から始める大人ドレスの着こなし術

<サブコラム>
    ・手を抜いてはいけない靴下のお話。


PT01(ピーティーゼロウーノ)はこちら

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Edit By Minoru Mori

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