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UPDATE:2021.05.31

そろそろ本気で走りたくなってきたサイクリスト入門。

失敗しないビンディングシューズの選び方【入門編】


ロードバイクが楽しくなると、気になってくるのが「ビンディングシューズ」。

そうはいっても、初めてのビンディングシューズ選びはよくわからない。どんなメリット・デメリットがあるかを理解して、自分に合った一足を見つけたいですよね。

そこで今回は「失敗しないビンディングシューズの選び方【入門編】」。TOKYO WHEELSのYouTubeチャンネルでも取り上げているので、動画で見たい方はこちらをどうぞ!





ビンディングとは?


ビンディングペダルとビンディングシューズを固定し、ペダリング効率を高めてくれるアイテム。

現在主流となっているのが、「SPD-SL」「SPD」と言われる2種類です。

主な違いはソールにあり、「SPD-SL」は3つ穴、「SPD」は2つ穴仕様となっています。

レース用とされる「SPD-SL」に対して、「SPD」はMTBからシティライドが中心。近年SPDタイプは初心者の方や、ホビーライダーが歩きやすさを求めていたりと、自分のライドスタイルに合わせて選んでいます。


ビンディングのはめ方と外し方。


動画はこちらから。※ビンディングのはめ方と外し方について「5:22」より再生されます。



SPD-SL編
今回ご紹介する方法が一般的ではありますが、ペダルの仕様によって着脱の方法が異なる場合があるのでご注意ください。

使用するペダルはSPEEDPLAY(スピードプレイ)。キャッチの面積が広くてはめやすく、初めての方にも使いやすいペダル。膝を痛めにくい構造も、上級サイクリストからの支持が厚い理由です。

・走り出しは、右足から装着。
日本は左側通行なので、車道側の右足から装着しましょう。地面についている左足で体重を支えて、車道側へ転倒しないように気を付けます。

その際、右側のペダルは一番下の位置(下死点)にして、クリート位置を合わながらペダルを踏みます。

同様に左側の足も走りながらはめてください。

・止まる時は、外に捻って。
停止する際は、走りながら左足のペダルを一番下の位置(下死点)にして、足を外側に捻る(押し出す)と外れます。

信号待ちなどで止まっている間、車道側の足はペダルに装着したままでいることが多いでしょう。


SPD編
こちらではCRANK BROTHERS(クランクブラザース)のペダルを使用。

今回使用したペダルは、片面がフラットペダル、片面がSPD仕様。装着する側を間違いないようにお気をつけください。

右足から装着し、左足から外すという流れは全く同じ。SPDは上から上から押し込むというよりも、前のつめを引っかえるようにグイっと踏み込む感じ。



外す際は、同様に外側に足を捻ると簡単に外れます。



ビンディングシューズのメリット。


・パワーロスを防ぐ。
ペダルは足の拇指球(ぼしきゅう)で踏むのが最も効率いいとされていますが、フラットペダルでは足がズレて力が逃げてしまいます。

ビンディングは常に力が入りやすい位置で固定してくれるので、パワーロスの防止にもつながるのです。

・引き足が使える。
ビンディングシューズはペダルを押すだけでなく、引く力でもペダルを回すことができます。

とはいえ、実際はホビーレーサーレベルの方は引き足を使えている人が少ないと言われています。ビンディングにシューズに変えたからといって、すぐに引き足が使えるというわけではないんです。

ですが、まったく機能しないわけではありません。山など上りのシーンにてゆっくりとペダルをまわしている時には、引きの力が助けになってくれることもあります。

・漕ぎだしがスムーズ。
信号待ちから走りだす際、ペダルの位置を足で戻してから走りだしますが、ビンディングだとその手間がありません。

街乗りだと信号も多く、止まったり走りだしたりを繰り返します。ちょっとした動作でも、何度も繰り返せばストレスに感じるもの。

意外とあまり言われていない、ビンディングの隠れメリットですよ!




ビンディングシューズのデメリット。


・専用のシューズでないと乗れない
フラットペダルはシューズを選びませんが、SPD-SL用ペダルならSPD-SLシューズ、SPD用ペダルならSPDシューズを履かなければいけない手間があります。

・立ちゴケのリスク有。
立ちゴケは、ビンディング愛用者のほとんどが一度は経験しているでしょう。

ですが怖がることはありません。走っているときにコケるというよりも、信号で止まった瞬間にビンディングシューズだったのを忘れてゆっくりと倒れてしまう、なんてパターンがほとんど。

ビンディングシューズを履いているために大怪我につながるという事例は少なく、慣れてくると自転車から降りる際に足が自然とビンディングを外す動作をしているほどです。



SPD-SLとSPDの違い。


SPD-SLについて

・見た目が格好良く、サイクルウェアに馴染みやすい。
スタイリッシュで、スポーティなルックスをしているので、サイクルウェアとの相性がいい。



・歩きにくい。
力の伝達を上げるため硬くなっているソールや、シューズ側についている金具がむき出しになっているので歩きにくさを感じると思います。特に地面が凸凹していたり、雨でぬれているような状態だとさらに歩きにくく、滑らないように注意も必要です。

現地についてから、お店に寄ったり観光などの寄り道は少し大変に感じるでしょう。

・価格が高い。
SPDに比べると価格が高いという特徴があります。その分優れた部品を使っているので、パフォーマンス力を高めたい方はSPD-SLがおすすめですよ!

・固定力が高い。
ペダルに力をしっかり伝えてくれるメリットでもあるのですが、慣れるまでは外しにくさを感じることも。



SPDについて

・固定力が強すぎない。
SPD-SLが面で支えているとすれば、SPDは点で支えているというイメージ。力の伝達力はSPD-SLに負けてしまいますが、着脱しやすいというメリットも。初心者の方が使いやすいと言われているポイントでもあります。

・歩きやすい。
SPD-SLのようなガチガチのソールではなく、ビブラムソールなど樹脂製のソールを使用しているシューズが多く、適度に柔らかく歩きやすい。

また、SPD-SLのように金具が表にでないので、通常のシューズと変わらない歩きやすさです。

・種類が豊富。
スポーティなデザインが中心のSPD-SLと違って、スニーカータイプのものからレーシーなものまでデザインが豊富に展開。レースからポタリングまで対応する、SPDならではの特徴といえるでしょう。



TOKYO WHEELSおすすめのビンディングシューズ。


動画はこちらから。※おすすめビンディングシューズについて「20:00」より再生されます。


現在TOKYO WHEELSで展開しているビンディングシューズの中心的存在が、GIRO(ジロ)とFLR(エフエルアール)。まずはこの2ブランドを抑えておくといいでしょう。



スニーカーのようなルックス、SPDシューズの中でもトップクラスの軽さが人気を集めている“ランブルVR”。

ビブラム社製のトレッキング系ソールがグリップ力を高め、自転車から降りた後も歩きやすい。

定番モデルだけでなく、日本限定リミテッドカラーも展開中!



先ほどのランブルに比べて、都会的でスタイリッシュなルックス。まるでレザーシューズのような“リパブリック”です。

アッパーには、レザーではなくマイクロファイバー素材を採用し、お手入れも楽。

こちらはTOKYO WHEELS限定の復刻カラーとなっているので、ここでしか手に入りませんよ!



レースやグラベルにも使える、シックでプレーンなルックスが人気の“プライベティア”。

カジュアルにもスポーティにも寄りすぎない、アースカラーで落ち着いた印象が唯一無二の存在感を放っています。

ジャパンリミテッドカラーのブラック×ガムグレー×ガムも展開中ですので、合わせてチェックしてくださいね。



42.5サイズでたった175gという世界最軽量クラスの“エンパイアSXL”。

TPU溶接補強材を使用したTeijin(テイジン)のメッシュ素材にて涼やかなルックス。通気性だけでなく、軽さと耐久性を備えた高機能素材です。

さらにソールには最上級グレードのカーボンを採用。スパルタな履き心地はレベルアップしたい自転車乗りにぜひ履いて欲しい一足です!



イスラエルのサイクリングシューズブランド、FLR(エフエルアール)。GIROに比べてフィッティングが幅広になっているので日本人にも履きやすく、手に取りやすい価格帯。話題の新作として注目を集めています。

そんな中でも最上位モデルのシューズが「F-XX KNIT」。

強化ナイロンストリングを三層構造で編み込んだニット素材にて、軽量高通気性を実現。アウトソールはブランド最上級の剛性を誇る、フルカーボンソールを使用しています。

それでいて、他ブランドのミドルグレードに近い価格はコスパのいい一足。GIROの最上位モデルは手が付けれない...!なんて方への、代替案としてもおすすめしています。


また、ペダルはCRANK BROTHERS(クランクブラザーズ)を中心に展開中。ビンディングに変える際は、専用のペダルも必要となるので合わせてご検討くださいね。






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text by sasaki <STAFF PROFILE

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