UPDATE:2018.12.26
GIRO(ジロ)のビンディングシューズ【EMPIRE E70 KNIT】
ここぞという日の勝負シューズは、”ニット”で決まり。
男とは、本物を求める生き物だ。
その本物とは一体なんなのか。最新の技術を使っていること?ハイブランドであること?
そんな単純なことではありません。どれだけ情熱を注がれ、夢を感じることができるかだと思います。
1969年に初めて人類が月に降り立ったとき、クルーたちが身につけていたオメガの「スピードマスター」であったり、
約4000km、南極点へ三ヶ月以内での到着を目指したモンクレーの「パフォーマンスウェア」だってそう。
実際手にした私達には手持ち無沙汰かもしれません。でもそれでいいんです。手にしたことで心が動かされ、なぜか自分も月に行った気分を味わうことができるのだから。それが本物を手にした価値であるように思います。
「シューズの本物とはなんなのか?」そう考えたとき、私はGIRO(ジロ)を思い出しました。
当時の自転車ヘルメットからは想像もできないような、画期的な仕組みや構造をいち早く取り入れ、技術の進んだ現在でも影響を与える存在。業界内やプロ選手からの評価が高く、もはや説明不要の実力。
自己満足で完結させるのではなく、常にライダーのことを最優先に考える姿勢に心打たれるものがあります。その一つが、EMPIRE(エンパイア)シリーズです。
ダイヤル式が当たり前だった時代に、なんと一昔前のシューレースを採用。それも、シューズにはフィット感が最も重要だと知っていたから。そしてそれを叶えるのがどんな最新技術でもなく、シューレースだったのです。今やGIROを代表するシリーズの一つにもなっています。
そんな、常に時代を作ってきたGIROが新たに仕掛けたのが「KNIT(ニット)」モデル。
ランニングシューズとしてもすでに登場していたニットシューズですが、それを大胆にも自転車シーンに投入。カジュアルシーンにも違和感のないファッション性の高さに、発売前から大きな話題となりました。
しかし、ニットという可愛さに騙されてはいけません。これはGIROの技術が詰まったパフォーマンスシューズなのです。
ニットモデルはレースにだって使えます。
正直、ニットシューズって見た目が先行しているアイテムだと思っていませんでしたか?実はレースにも使えるんです。
一番新鮮な記憶だと、ゲラント・トーマス(チームスカイ)がツール・ド・フランスにて勝利を挙げたことでしょうか。その時履いていたのが、まさにニットシューズ。プロが実戦でも使いたいと思い、実際に成績も残しているのです。
ニットだからといってほつれたり、毛玉がついたりすることは一切無し。「Xnetic Kit」いう特殊に開発された素材にDWR処理を施すことで、耐久性に優れ、水や汚れにも強いのでケアもラクなんですよ。
より強度の必要な部分にはTPUにて補強するなど、ビンディングシューズとしての丈夫さをしっかり備えています。
それでいて、アッパーはニットならではの柔らかさがポイント。通常サイクルシューズって自分の足に馴染むまで時間がかかりますが、これだと履いた瞬間から足馴染みも良好。また、ニットだからこその通気性にも優れた一足です。とはいえ、今の季節にはシューズカバーは必須ですよ!
重さも250g ( サイズ 42.5) と軽量な上、ソールは"EC70"カーボンというGIROの中でも硬すぎないソールを採用。長時間のライドでも疲れにくいので、ブルベなどの長距離レースにも活躍してくれますよ。
「GIRO=お洒落アイテム」といったイメージがついてきていますが、いつの時代も自転車乗り目線を第一に製作してきたブランドだからこそ、見た目だけのおもちゃなんて作らない。本物志向のみなさんにこそ知っておいてほしい一足です。
そうはいっても、見た目にも妥協しないのがGIRO。他にはないカラー展開やデザインも見逃せません。
しかし!派手なカラーほどサイクルジャージと合わせるのが難しいものです。スタイリングのNGポイントとしては、「同じ色を続けない」ことが大事。
例えば、シューズがレッドカラーだったら、ソックスにレッドカラーを避けてください。ソックスにはブラックカラーを挟んでジャージはレッドにするといった、同じ色のアイテムを続けないことがポイントですよ。
また、シューズだけ派手なスタイルもありがち。無難に...という気持ちもわかりますが、ソックス以外のヘルメットやサングラス、サイクルジャージに同系色を持ってくると、簡単に洒落感がアップしますよ!
プロ選手と同スペックなアイテムを選ぶなんて、見方を変えるとただの格好つけかもしれません。しかし、それでもいいじゃないですか。本物を求めないようなつまらない男になるよりかは。
GIRO(ジロ)
ビンディングシューズ【GIRO EMPIRE E70 KNIT】
¥26,784 (税込)
GIRO(ジロ)
1985年創業。当時まだヘルメットが普及していなかったロード界に、最先端技術を搭載した"Prolight"を発表。昨年には、業界最軽量シューズ"PROLIGHT TECHLACE"を販売するなど、今もなお自転車界のトップを走り続けている
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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