UPDATE:2018.06.08
【ブランド解体新書】Vol.1
“アスリートを守る”、それが彼らの矜持。

合言葉は“GO FAST AND BE SAFE”
この3~4年の間で、サイクル業界において名を轟かせるまでに急成長したスウェーデンの新鋭ブランドPOC(ポック)。
現在はUCIワールドチームであるCannondale - drapac Pro Cycling Team(キャノンデール ドラパック プロサイクリングチーム)のスポンサーとしてチームをサポート。選手が着用するパフォーマンスギアは、多くの人達から注目を集めています。
今、なぜPOCがここまで知名度を上げたのか。そして他社ブランドと何が違うのか。その鍵は、“GO FAST AND BE SAFE”にあるのです。
では、なぜスノースポーツブランドがサイクル業界に進出したのか?
その問いに対して、POCはこう答えました。
「何故なら、そこに山があったから」
まるでアルピニストのような答えですが、これは実際の話で、シーズンオフで近くの山をマウンテンバイクやダウンヒルを楽しむライダー達の身を守るため、オフロード用のヘルメットやサングラスの開発をスタートさせたのです。

そして、遂にはロードマーケットへ。
落車の危険から身を守るためのロードバイク用ヘルメットや、雨・風・紫外線から目を守るサングラス、そして視認性を高めるビビットカラーのサイクルジャージを次々と開発しました。
POC(ポック)が掲げる最大のミッションは「全力でアスリートを重大事故から守る事」。
POCが掲げるポリシーは、スポーツのジャンルは違えど全ての製品において、その軸がぶれずに成り立っているのです。
そこには素材研究者・インダストリアルデザイナー・グラフィックデザイナー、更には世界有数のスポーツ医学専門家から脳神経科医・脊椎損傷の研究者…と、幅広い分野の専門家が在籍。それぞれの視点から、製品の開発に取り組んでいます。

(この画像だけ見ると、まるで医療現場。一般的なサイクルウェアブランドの工房じゃ見られない光景です。)
そして全ての製品はトップアスリートが何度もテストを行い、素材の組合わせや構造等の特許を取得。プロテクション(保護)性能の強化に努めています。
アスリートが常に全力で挑むフィールド上には、擦り傷や打撲、脊椎や脳の損傷等のリスクが潜むもの。それらのリスクを限りなくゼロにするため日々研究開発が行われ、優れた製品が生み出されます。
POCが“プロテクターブランド”と言われている由来は、その高い安全性とパフォーマンス性に力を注いでいるからなのです。
以前まで自転車メーカーのポスターと言えば、チームウェアを着た選手がゴール地点でガッツポーズをしているようなイメージ。しかし現在ではPOCを着て山岳地帯を自転車で駆け抜ける、そんな写真が採用されています。

TOKYO Wheelsで取扱いを開始したのは、POCが本格的にロードマーケットに参入して間もない2015年。日本のサイクルウェア業界で大きく展開を始めたのは、私たちが初でした。
当時はスノースポーツをする人達にはメジャーな存在でしたが、サイクルウェアブランドとしての認知度はほぼゼロと言って良いほど。
日本のサイクリスト達に受け入れられるか手探り状態でしたが、そのデザイン性とパフォーマンスの高さで瞬く間にトップセラーブランドに。サイクルギア・ウェアブランドとして認知されるまでにそう時間は掛かりませんでした。
最高レベルの通気性と快適性を誇り、Mサイズで200gを切るという業界でもトップクラスの軽さを誇ります。
オクタルヘルメットは2017年に行われたツール・ド・フランスでも実際に選手が着用し、高いパフォーマンスを発揮。

Miwa iijima / Cor Vos©2017

NV / PN / Cor Vos©2017
安全性を高めるために設計された特徴的なボディシルエットは、多くの注目を集めています。
そして今シーズン新たに登場した注目のヘルメットが、POCエアロヘルメットVentral SPIN(ヴェントラルスピン)。
キャノンデール ドラパックチームのライダーからフィードバックし設計されたモデルです。

流体力学のシミュレーションテストを何度も行い、POCが作り出した最も安全なロードバイクヘルメットと言われています。
POCのヘルメットは着用時の空気の流れを計算し、快適な走行を実現。更にクラッシュ時に脳や身体に伝達される力を軽減します。
サイクリストがより少ないエネルギーで、より速く走れるかを研究し製作されています。
その高性能アイウェアは、スキー用ゴーグルの開発で得た経験を最大限に活かし開発。世界のトップアスリートから高い評価を得ています。
そして今シーズン新たにラインナップに加わったのが、Crave(クレイブ)ASIAN FIT。
Crave(クレイブ)の特徴は、カメラレンズで定評の高いカールツァイス社製レンズを採用していること。優れた光学性能を持つPCレンズはクリアな視覚をキープします。
またフレーム面積を少なくすることで、軽量性と視界の広さも向上。フィット感が非常に高く快適な視界を保ちます。POCのヘルメットとの相性も抜群です。

【RACEDAY】タイトフィットで空気抵抗に優れたレースの1秒を削るための「決戦用」ウェア。
【AVIP】Attention(注意力)・Visibility(可視性)・Interaction(相互作用)・Protection(保護)の頭文字をとった、ロードバイクのための安全性と機能性を重視したコレクション。
【ESSENTIAL】プロアスリートの求める機能とチームのレースでの経験値を組み合わせることで、ライダーの潜在力を引き出すコレクション。
ESSENTIAL(エッセンシャル)は、レースにもシティライドにも使える汎用性の高いシリーズ。高いデザイン性と研ぎ澄まされたセンスが光る、スウェーデンらしい配色が特徴的です。
多彩なサイクリングジャージは通気性と吸湿速乾性に優れ、着心地も格別。快適な走行が得られます。

POCはこれまでフリースケーティング・スノーボード・マウンテンバイクの分野を含むさまざまなカテゴリーのプロテクションを進化させ、開発してきました。
その取り組みに対し高い評価を得て、現在では25カ国にまで拠点を増加。そしてその功績が認められ、40以上の国際的な安全・デザイン・革新・ビジネス賞を受賞しています。
「アスリートを悲惨な事故から守ること」を最大のミッションに掲げているブランド、POC。
その確固たる信念に、今後の期待も高まるばかりです。
▼POC(ポック)の商品一覧はこちら。
TOKYO Wheelsでは、新入荷やお得情報をTwitterやBlog、FACEBOOKなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
text by sakamoto
この3~4年の間で、サイクル業界において名を轟かせるまでに急成長したスウェーデンの新鋭ブランドPOC(ポック)。
現在はUCIワールドチームであるCannondale - drapac Pro Cycling Team(キャノンデール ドラパック プロサイクリングチーム)のスポンサーとしてチームをサポート。選手が着用するパフォーマンスギアは、多くの人達から注目を集めています。
今、なぜPOCがここまで知名度を上げたのか。そして他社ブランドと何が違うのか。その鍵は、“GO FAST AND BE SAFE”にあるのです。
POCが掲げるミッションとは
POCはスキーやスノーボードといったスノースポーツにおいて「アスリートを悲惨な事故から守ろう」という強い信念のもと2005年に設立。そして雪山での選手の安全を守るため、ヘルメットやゴーグルの開発が始まりました。では、なぜスノースポーツブランドがサイクル業界に進出したのか?
その問いに対して、POCはこう答えました。
「何故なら、そこに山があったから」
まるでアルピニストのような答えですが、これは実際の話で、シーズンオフで近くの山をマウンテンバイクやダウンヒルを楽しむライダー達の身を守るため、オフロード用のヘルメットやサングラスの開発をスタートさせたのです。

そして、遂にはロードマーケットへ。
落車の危険から身を守るためのロードバイク用ヘルメットや、雨・風・紫外線から目を守るサングラス、そして視認性を高めるビビットカラーのサイクルジャージを次々と開発しました。
POC(ポック)が掲げる最大のミッションは「全力でアスリートを重大事故から守る事」。
POCが掲げるポリシーは、スポーツのジャンルは違えど全ての製品において、その軸がぶれずに成り立っているのです。
プロテクターブランドとして君臨する理由
POCの研究所はストックホルムの郊外に位置します。ちなみにストックホルムは安全・医学・保険・性能試験等、多種多様な分野の最先端技術が集まる場所。そこには素材研究者・インダストリアルデザイナー・グラフィックデザイナー、更には世界有数のスポーツ医学専門家から脳神経科医・脊椎損傷の研究者…と、幅広い分野の専門家が在籍。それぞれの視点から、製品の開発に取り組んでいます。

(この画像だけ見ると、まるで医療現場。一般的なサイクルウェアブランドの工房じゃ見られない光景です。)
そして全ての製品はトップアスリートが何度もテストを行い、素材の組合わせや構造等の特許を取得。プロテクション(保護)性能の強化に努めています。
アスリートが常に全力で挑むフィールド上には、擦り傷や打撲、脊椎や脳の損傷等のリスクが潜むもの。それらのリスクを限りなくゼロにするため日々研究開発が行われ、優れた製品が生み出されます。
POCが“プロテクターブランド”と言われている由来は、その高い安全性とパフォーマンス性に力を注いでいるからなのです。
サイクル業界をけん引するまでに成長
POCがロードマーケットに参入してから約4年。ヨーロッパで巻き起こったサードウェーブ系のムーブメント(ラファに続いて現れたデザイン系ブランドの台頭)もあり、今やサイクル業界をけん引する存在にまで成長しました。以前まで自転車メーカーのポスターと言えば、チームウェアを着た選手がゴール地点でガッツポーズをしているようなイメージ。しかし現在ではPOCを着て山岳地帯を自転車で駆け抜ける、そんな写真が採用されています。

TOKYO Wheelsで取扱いを開始したのは、POCが本格的にロードマーケットに参入して間もない2015年。日本のサイクルウェア業界で大きく展開を始めたのは、私たちが初でした。
当時はスノースポーツをする人達にはメジャーな存在でしたが、サイクルウェアブランドとしての認知度はほぼゼロと言って良いほど。
日本のサイクリスト達に受け入れられるか手探り状態でしたが、そのデザイン性とパフォーマンスの高さで瞬く間にトップセラーブランドに。サイクルギア・ウェアブランドとして認知されるまでにそう時間は掛かりませんでした。
POCを代表するヘルメット
POCの代表的なヘルメットと言えば、2014年の発表以来モデルチェンジをしていないOCTAL(オクタル)。最高レベルの通気性と快適性を誇り、Mサイズで200gを切るという業界でもトップクラスの軽さを誇ります。
オクタルヘルメットは2017年に行われたツール・ド・フランスでも実際に選手が着用し、高いパフォーマンスを発揮。

Miwa iijima / Cor Vos©2017

NV / PN / Cor Vos©2017
安全性を高めるために設計された特徴的なボディシルエットは、多くの注目を集めています。
そして今シーズン新たに登場した注目のヘルメットが、POCエアロヘルメットVentral SPIN(ヴェントラルスピン)。
キャノンデール ドラパックチームのライダーからフィードバックし設計されたモデルです。

流体力学のシミュレーションテストを何度も行い、POCが作り出した最も安全なロードバイクヘルメットと言われています。
POCのヘルメットは着用時の空気の流れを計算し、快適な走行を実現。更にクラッシュ時に脳や身体に伝達される力を軽減します。
サイクリストがより少ないエネルギーで、より速く走れるかを研究し製作されています。
POCの開発能力が詰まったサングラス
様々な外的コンディションから目を守るサングラスは、POCを語る上でヘルメットと同じぐらい重要なアイテム。その高性能アイウェアは、スキー用ゴーグルの開発で得た経験を最大限に活かし開発。世界のトップアスリートから高い評価を得ています。
そして今シーズン新たにラインナップに加わったのが、Crave(クレイブ)ASIAN FIT。
Crave(クレイブ)の特徴は、カメラレンズで定評の高いカールツァイス社製レンズを採用していること。優れた光学性能を持つPCレンズはクリアな視覚をキープします。
またフレーム面積を少なくすることで、軽量性と視界の広さも向上。フィット感が非常に高く快適な視界を保ちます。POCのヘルメットとの相性も抜群です。
配色のセンスが光るサイクルジャージ
POCのサイクルジャージはカテゴリーを明確化し、分かりやすい提案をしています。
【RACEDAY】タイトフィットで空気抵抗に優れたレースの1秒を削るための「決戦用」ウェア。
【AVIP】Attention(注意力)・Visibility(可視性)・Interaction(相互作用)・Protection(保護)の頭文字をとった、ロードバイクのための安全性と機能性を重視したコレクション。
【ESSENTIAL】プロアスリートの求める機能とチームのレースでの経験値を組み合わせることで、ライダーの潜在力を引き出すコレクション。
ESSENTIAL(エッセンシャル)は、レースにもシティライドにも使える汎用性の高いシリーズ。高いデザイン性と研ぎ澄まされたセンスが光る、スウェーデンらしい配色が特徴的です。
多彩なサイクリングジャージは通気性と吸湿速乾性に優れ、着心地も格別。快適な走行が得られます。

POCはこれまでフリースケーティング・スノーボード・マウンテンバイクの分野を含むさまざまなカテゴリーのプロテクションを進化させ、開発してきました。
その取り組みに対し高い評価を得て、現在では25カ国にまで拠点を増加。そしてその功績が認められ、40以上の国際的な安全・デザイン・革新・ビジネス賞を受賞しています。
「アスリートを悲惨な事故から守ること」を最大のミッションに掲げているブランド、POC。
その確固たる信念に、今後の期待も高まるばかりです。
▼POC(ポック)の商品一覧はこちら。
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