UPDATE:2017.07.17
ASSOS CS.speedfireChronosuit_s7(アソスCS.スピードファイア クロノスーツ S7)
スキンスーツがロードの常識になる日もそう遠くないかもしれない
今、ヨーロッパの各ナショナルチームがロードレースウェアとしてスキンスーツの開発に力を注いでいます。スキンスーツがTT用という考えは、もう古くなるかもしれません。スキンスーツが一般的なロード用ウェアという常識になるのも、そう遠い未来ではなさそうです。

2016年夏のリオ オリンピック TT種目で、スイス代表のファビアン・カンチェラーラ選手が金メダルを獲った際に着用していたのが、このASSOS CS.speedfireChronosuit_s7(アソスCS.スピードファイアクロノスーツs7)をベースにしたものでした。
実はこのCS.スピードファイア S7は、ASSOS社がリオ オリンピックに向け、カンチェラーラ率いるスイスナショナルチームとUSAナショナルチームと共にメーカーの威信をかけ長い開発期間を費やし、ようやく生み出した究極のプロダクツだったのです。
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そしてこのクロノスーツを着用したカンチェラーラ選手が見事金メダルを獲得し、世界の注目を集めるきっかけに。2017シーズンよりBMCレーシングに供給されるスキンスーツもこのSPEEDFIREをベースに作られ、現在もトップアスリート達に向けて日々研究・開発が進められています。
今ヨーロッパの各チームも、TT種目以外にロードレースのチームウェアとしてスキンスーツを続々と発表しています。そしてそれは、決してプロのスプリンター達だけの話ではありません。彼が最高のパフォーマンスを発揮出来たこのスーツが、全てのライダーに着て頂けるようになりました。
そして今回、実際にこのアソス CS.スピードファイアクロノスーツs7を、ヒルクライムレースにも出場しているスタッフが、その感想を交えてご紹介していきます。
そして今注目を浴びているワンピースタイプのレーシングスキンスーツは、ロードレース、TT、シクロクロスの大会ではもはや定番となっていて、実際に富士ヒルで上位の選手もこのワンピースタイプを着用しています。しかしアマチュアライダーにとってまだまだ珍しくハードルの高いアイテムとされているんですよね。
スタッフもこれを着るまでは正直のところスキンスーツは、極限まで空気抵抗を抑え、タイムトライアルのような1分1秒を争うレース用以外は必要ないと思っていました。しかし、これに袖を通した瞬間、その考えが180℃変わることに。
これを着た時のどこにもストレスを感じない着心地は、むしろ距離を走るロングライドの時に着るべきだと。そしてエントリーユーザーこそぜひ着て欲しいと思うまでに至りました。
スピードを求める=「いかに無駄な物を省き、ストレスが掛からないベストなコンディションに持って行くか。」「極限状態でいかにパフォーマンスを発揮出来るか。」そしてそのためにはウェアを限りなく肌に近い状態にすること。その機能として、以下のような工夫がされています。
・素材を超極薄・超軽量、そして360度あらゆる方向に伸び縮みする高い伸縮性を持たせる。
・アソスのショーツ類としては、初めて裾がカットオフ (=裾のリブテープが無く、切りっぱなし)にする。
・フロント部のファスナーはボンディングによって取り付けられ、ミシンをかけず、表面に縫い目が無くしている。
それによって、まるで自分の肌のような感覚で、裸の状態に近く、ウェアを着ていることを忘れてしまう程の快適さを実現しているのです。
風の抵抗を減らすために、腕を前に突き出すように取り付けられた特徴的な袖の作りは、装着時はあまりの前傾ぶりに身体をスーツに入れるのが大変なほど。着て走っている分には快適ですが、着用後直立するのは厳しい感じです。
これも全てライディング姿勢でベストな設計にしているため。あくまでもベストコンディションで楽な体勢で乗れることを重視しているので、直立の体勢での心地良さは考えてつくられていませんので、その点はご注意を。
極限のスピードを求める
=ただ単純に楽、快適なのです。
レーシングなパフォーマンスウェアを、「1分1秒を争う訳ではないから必要ない。」と考えるよりも、「ただ楽だし快適だから。」「ただ疲れにくいから。」という理由で着ても良いと思うんですよね。何故なら走るのは誰でもなく、自分なのだから。
レースじゃなくても、ぜひ一度ロングライドで体感して欲しい。
これに一度袖を通してしまったらその快適さに、もう元のウェアに戻れなくなるかもしれません。
今後このスキンスーツが、プロ選手だけではなく、一般にロードバイク愛する全てのライダーの常識となる日もそう遠くないかもしれません。
▼ASSOS CS.speedfireChronosuit_s7はこちら
TOKYO Wheelsでは、新入荷やお得情報をTwitterやBlog、FACEBOOKなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
text by sakamoto
実はこのCS.スピードファイア S7は、ASSOS社がリオ オリンピックに向け、カンチェラーラ率いるスイスナショナルチームとUSAナショナルチームと共にメーカーの威信をかけ長い開発期間を費やし、ようやく生み出した究極のプロダクツだったのです。
(※見られない時はYou Tubeで見るをクリックしてください。)
そしてこのクロノスーツを着用したカンチェラーラ選手が見事金メダルを獲得し、世界の注目を集めるきっかけに。2017シーズンよりBMCレーシングに供給されるスキンスーツもこのSPEEDFIREをベースに作られ、現在もトップアスリート達に向けて日々研究・開発が進められています。
今ヨーロッパの各チームも、TT種目以外にロードレースのチームウェアとしてスキンスーツを続々と発表しています。そしてそれは、決してプロのスプリンター達だけの話ではありません。彼が最高のパフォーマンスを発揮出来たこのスーツが、全てのライダーに着て頂けるようになりました。
そして今回、実際にこのアソス CS.スピードファイアクロノスーツs7を、ヒルクライムレースにも出場しているスタッフが、その感想を交えてご紹介していきます。
ワンピースタイプのメリットは、スピードだけじゃない
ここ数年各自転車メーカーのキーワードになっている「出力を◯ワット低減」など、一般的にどうしてもフレームやバイクに目がいきがちですが、実は空気抵抗を削減する上において最も効果的なのが「ウェア」であるとも言われています。そして今注目を浴びているワンピースタイプのレーシングスキンスーツは、ロードレース、TT、シクロクロスの大会ではもはや定番となっていて、実際に富士ヒルで上位の選手もこのワンピースタイプを着用しています。しかしアマチュアライダーにとってまだまだ珍しくハードルの高いアイテムとされているんですよね。
スタッフもこれを着るまでは正直のところスキンスーツは、極限まで空気抵抗を抑え、タイムトライアルのような1分1秒を争うレース用以外は必要ないと思っていました。しかし、これに袖を通した瞬間、その考えが180℃変わることに。
これを着た時のどこにもストレスを感じない着心地は、むしろ距離を走るロングライドの時に着るべきだと。そしてエントリーユーザーこそぜひ着て欲しいと思うまでに至りました。
極限状態でパフォーマンスを発揮する究極のカタチ
まず着た時の一番の驚きは、全身が包み込まれているような感覚になること。これまでどんなに快適と言われる物を着てきても、ビブショーツの肩へのストレスは否めない。最高級のジャージとビブショーツでも、所詮ジャージとビブなんです。これを着た瞬間、これまで着ていたカンピオニッシモのサイクルジャージとビブショーツを遂に超えるアイテムが出てしまったと確信しました。スピードを求める=「いかに無駄な物を省き、ストレスが掛からないベストなコンディションに持って行くか。」「極限状態でいかにパフォーマンスを発揮出来るか。」そしてそのためにはウェアを限りなく肌に近い状態にすること。その機能として、以下のような工夫がされています。
・素材を超極薄・超軽量、そして360度あらゆる方向に伸び縮みする高い伸縮性を持たせる。
・アソスのショーツ類としては、初めて裾がカットオフ (=裾のリブテープが無く、切りっぱなし)にする。
・フロント部のファスナーはボンディングによって取り付けられ、ミシンをかけず、表面に縫い目が無くしている。
それによって、まるで自分の肌のような感覚で、裸の状態に近く、ウェアを着ていることを忘れてしまう程の快適さを実現しているのです。
「楽だから着る」という発想で着て欲しい
素材だけでなく立体的なパターンなど細部に至るまでを1mm単位でこだわり、各所を最適化を図っています。ビブと一体化することによって、ジャージが上にめくれ上がることがなく、いちいち下ろす動作も無くなります。風の抵抗を減らすために、腕を前に突き出すように取り付けられた特徴的な袖の作りは、装着時はあまりの前傾ぶりに身体をスーツに入れるのが大変なほど。着て走っている分には快適ですが、着用後直立するのは厳しい感じです。
これも全てライディング姿勢でベストな設計にしているため。あくまでもベストコンディションで楽な体勢で乗れることを重視しているので、直立の体勢での心地良さは考えてつくられていませんので、その点はご注意を。
極限のスピードを求める
=ただ単純に楽、快適なのです。
レーシングなパフォーマンスウェアを、「1分1秒を争う訳ではないから必要ない。」と考えるよりも、「ただ楽だし快適だから。」「ただ疲れにくいから。」という理由で着ても良いと思うんですよね。何故なら走るのは誰でもなく、自分なのだから。
レースじゃなくても、ぜひ一度ロングライドで体感して欲しい。
これに一度袖を通してしまったらその快適さに、もう元のウェアに戻れなくなるかもしれません。
今後このスキンスーツが、プロ選手だけではなく、一般にロードバイク愛する全てのライダーの常識となる日もそう遠くないかもしれません。
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