UPDATE:2016.05.19
FEEL LOOK Wheels styling Vol.5
早く走るためだけがSPDスニーカーじゃない、実は街乗りでラクしたいから履いてます。
「SPDシューズってちょっと興味はあるけど、長距離は走らないし、サイクルジャージも着ないから必要ないでしょ。」「履いてみたいけど不安でなかなか手をつけることができない。」今回は、そんな間違った印象や不安を一気に解消。SPDシューズは、速く走るためだけでないのです。
履いたことのない人にとって、”ビンディングシューズ”は未知の世界。「こけてしまいそう...」「本当にペダリングが変わるの?」などと、不安だけが積もってしまいます。
そこで今回は、ビンディングシューズの中でも気軽に使える”SPDスニーカーのFAQまとめ”。SPDスニーカーを語る上で欠かせない、GIRO(ジロ)の「RUMBLE VR」を使ってご説明したいと思います。
これを読めばあとは履いて走るだけ!自転車の新たな楽しみを発見できますよ。
Q1.正直、SPDスニーカーってそんなにいいの?
A1.簡単にレベルアップができるアイテムです。
SPDペダルとシューズを固定することで、ペダルを押す力だけでなく引く力も使うことできるというもの。
最初は違和感を感じ、筋肉痛にもなりやすいですが、慣れてくると坂道などの辛い場面でビンディングの良さを実感!いつもより疲れにくい身体になっているでしょう。
気がつけば前を走る自転車をスイスイ追い越すことができたり、履くだけでレベルアップが実感できるアイテムのなのです。
Q2.自転車から降りても歩けるの?
A2.一日中仕事することもできますよ。
歩く際にカチャカチャ音が鳴っているのは「SPD-SLシューズ」といわれるもの。クリートも比較的大きく、靴底から大きくはみ出しているのが特徴です。
また、力のロスをなくすためにソールがカチカチになっていることが多く、歩くことを考えて作られていません。
一方「SPDシューズ」は、クリートが靴底に埋め込められているようなつくりになっているので、変な歩き方になることも、カチャカチャ音が鳴ることもない。
≫SPD-SLシューズをお探しの方は、こちらのNEWSをチェック!「即完必至! 定番シューズのアップグレードモデル。」
SPDスニーカーにて仕事をこなすスタッフもいるほどで、歩いたり自転車に乗ったりを繰り返す人ほど向いているビンディングシューズなのです。
ちなみに、GIROの”RUMBLE VR”の靴底にはビブラム社製のソールを採用。トレッキング系シューズにも使われている素材で、少し柔らかめの設定。グリップ力が高くライトトレッキングにも使用できるほど歩きやすいんです。
ルックスも程よくスポーツテイストを残した、クラシカルなデザイン。ロードからMTB、小径車まで、シーンもバイクも選ばず取り入れられ、自転車に降りてからも全く違和感ないのが嬉しいですよね。
Q3.そうはいってもそんな本気じゃないし、なんか面倒くさそう。
A3.ゆる乗り派にも愛されるのがSPDスニーカーなのです。
もちろん毎回数キロくらいしか走らないのであればフラットペダルでいいと思いますが、坂も少なく速さを出せない街乗りでもSPDシューズを愛用している人は多いんですよね。
その理由は速く走りたいからではなく、「楽」だから。
信号が多く、ストップ&ゴーを繰り返す街乗りライド。毎回ペダルから外さないといけないから面倒という人もいるようですが、慣れたらペダルから外すなんて本当に一瞬のできごと。
それよりも、信号が青に変わった時にフラットペダルの場合だと、ペダルを足の甲で踏み込める位置まで戻して、体制を整えるといった時間のロスがあったり。
その点、SPDシューズなら引きの力もあるので、ペダルの位置を戻さずとも走りだすことができるのです。小さなことですが、信号っていくつもあるだけにそういった小さなストレスの軽減も大事。
通勤などでも無駄な体力を使うことなく、移動時間を短縮することができたりと、SPDシューズは面倒を回避するためにも役立つのです。
Q4.上手く外れるか心配!こけてしまいそうです・・・
A4.最初だけ注意すれば、絶対慣れます。
ビンディングシューズあるある「立ちゴケ」。クリートがペダルについたまま転倒してしまうということです。
足がぺダルにひっついたまま倒れるとか想像するととても怖いかもしれませんが、立ちコケの一番多いシーンが停止しているときなんです。
信号などでブレーキをかけたのに、ペダルから外すのを忘れていてそのままバターーン!怪我はたいしたことないという方がほとんどですし、気をつけていれば立ちコケも十分回避できます。
ちなみに、クリートをはめるときは前に力を入れてカチっと音がなればOK。
※イメージ画像です。GIROの【RUMBLE VR】ではありません。
外す際は足を八の字になるようにひねって外します。
※イメージ画像です。GIROの【RUMBLE VR】ではありません。
上から見るとこのような感じ。
※イメージ画像です。GIROの【RUMBLE VR】ではありません。
日本は左側通行になるので、まずは左足を外すことから練習するのがいいでしょう。とはいえ、たまには右足も外してどんな状況でも転んでしまわないように意識しましょう。
まずは、ブレーキの前に外す!ということを何よりも注意していれば大丈夫。気をつけるのは最初だけです。本当に慣れてくると何も考えなくと、自然と止まる際に外しているようになりますよ。
Q5.どうやってシューズにクリートを付ければいいかわかりません。
A5.一度覚えると簡単なので、安心して下さい。
靴底にあるカバーを、六角レンチで外します。
外すとこのようにクリートを取り付ける穴が4つあるのですが、使うのは左右1つずつ。前方にクリートを付けたい場合は上の2つ、後方に付けたい場合は下の2つを使ってください。
通常少し上の位置に付けますが、人によってクリートのベストポジションは違います。
取り付け部分の位置が前後に動かせる仕様になっているので、とりあえずクリート付けて乗ってみて、しっくりこない際はクリートの位置を動かして調節。これを繰り返し、自分にあった位置を探してくださいね。
SPDシューズはパフォーマンスアップするからこそ、レースや本気の人というイメージがあるかもしれませんが、それはイコールではありません。
アメリカだと、fixed bikeにSPDペダルをつけて山を登っている、日本では考えられないようなかっこいい人たちもいるほど。
SPDは単に楽ということや、自転車のかっこよさを際立たせるためのアイテムという部分でも欠かせないものです。そう、街で見かけたSPDシューズのお兄さんも、自分よりももっとラフな気持ちで始めていたのかもしれませんね。
ビンディングシューズ一覧
今回ご紹介したGIROのSPDスニーカー
「RUMBLE VR」
¥14,080 (税込)
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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