破れないパンツは、厚い（暑い）。

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破れないパンツは、厚い（暑い）。

UPDATE:2019.03.26

10miles Cycle Wear

破れないパンツは、厚い（暑い）。

いきなりですが、コーデュラといえば何を思い出しますか？

そう、このタグです。

「コーデュラ」と言われて、みなさん一番最初に連想されるのが”バッグ”じゃないでしょうか。私もコーデュラナイロンのバッグを持っていたことがありますが、軽くて丈夫で使いやすいんですよね。

そもそもCORDURA®（コーデュラ）とは、INVISTA（インビスタ）社が展開する高強力繊維。ナイロンの7倍もの強度という優れた耐久性を活かし、ワークウェアやシューズ、なんと水着などにも採用されています。

コーデュラ「バックパック」

自転車界でもバッグに見られることが多かったのですが、最近ではサイクルパンツでもさらに見かけるようになりました。SWRVEや、narifuriなんかがそうですよね。

コーデュラ「サイクルパンツ」

SWRVEのメーカーさんも「ガンガンこいでも破れる気配が全くないんです。」と、擦れに対する強さには太鼓判を押しているほど。あんな激しい足の動きを何万回もしながら、破れる心配がないってすごいですよね。

あの”マンボパンツ”がベースです。

そんなコーデュラ混のサイクルパンツの中でも、今回注目して欲しいのがrin project（リンプロジェクト）のマンボパンツ“TOKYO WHEELS Exclusive（別注）”。rin projectといえば人気のストレッチサイクルロングパンツが定番ですが、こちらは今にも踊りだしたくなるような名前の「マンボパンツ」。

1950年代半ばに流行した”マンボズボン”からとったもの。その後再ブームとなったサルエルパンツと言った方がわかりやすいでしょうか。

ストレッチサイクルロングパンツを基本にしつつ、膝下から裾が細くなっていることでスキニー要素をプラス。だからこそ、定番パンツにはある裾のクリップがマンボパンツにはなかったりします。

他のコーデュラ混パンツとの大きな違いは、夏にも穿ける一本ということ。強度を優先し生地を厚めに作っているものがほとんどなのですが、マンボパンツはギリギリの薄さにて調整。

だからこそ、ロング丈ながらも夏でも手に取りたくなる。速乾性にも優れているので、肌にまとわりつくあの嫌な感じも軽減してくれます。

コーデュラ混だからこそ、できること。

そんなマンボパンツ、シルエットが綺麗なのでオフにもどんどん使って欲しい！という気持ちから、ギミック感の強い”お尻の補強（二重）”はカットしました。これも、生地の耐久性が高いからこそできること。

※左がマンボパンツで、右が定番パンツ。マンボパンツの方が足元がスッキリしてますよね。

旬のブルゾン合わせもスッキリとした印象に。
ストライプ柄のシャツにて単調にならないように計算されたスタリング。それに合わせるマンボパンツもラフになり過ぎない、絶妙な塩梅を作り出すのが上手なようです。

対極のライドスタイルだってこの通り。パンツのシルエットを見事に活かしております。
アウトドア要素のあるウィンブレと合わせても、キレイにまとめてくれる。ブラックとグレーという鉄板色の展開となっているので、鮮やかな春色もしっかり引き立ててくれますよ。

コーデュラ混はシーズン性がなく”通年穿ける”パンツではありますが、夏でも実用性があるのは間違いなくマンボパンツ。耐久性という点だけでなく、ちょっとした違いも知っておくと、より自分に合った一本を手にすることができますよ。