UPDATE:2018.08.28
doesnotmanufact(ダズノットマニファクト)解体新書
男のロマンと、自転車ファッションのその先。

TOKYO WHEELSに欠かせないブランドの一つである、doesnotmanufact(ダズノットマニファクト)。グローブなどの小物に加え今や毎シーズン登場するほど大人気のニッカボッカーズシリーズなど、名作を多数リリースする実力派です。
ヒットモデルを量産する当ブランドの全貌を知るためにも、まずは濱口氏の人物像について紐解いていきましょう。
真似では作り出せない、程よく力の抜けたコーディネイト。手元は生まれた年に作られた、ヴィンテージの腕時計。夏はストローハット、冬はハンチングといった小粋な小物使い。そして大人の余裕を感じさせる、白髪混じりの髭。
我々も年に数回お会いするdoesnotmanufactの創設者でありデザイナーの濱口氏。 「高飛車・傲慢・不愛想」なんて古臭いデザイナー像を吹き飛ばす、人間味に溢れた魅力的な方です。
2008年に誕生した当ブランドは今年で10周年。長いように感じますが、濱口氏のアパレル人生においてはたったの1/4程度。彼ほど長い期間に渡り活躍しているデザイナーもそう多くはいません。
※現在の濱口氏。ケイリン"チェント號"とともに。
※生まれた年に作られた腕時計。ベルトを変えて長年愛用しているんだそう。
氏がアパレル業界入りしたのは、意外にもレディースファッションからでした。当時の神戸は婦人服メーカーが軒を連ね活気づいていた中、企画・デザインに従事。
反面ファッションと対極にチープシックやアンチファッションの流れもあったが、多くの若者がファッションを貪欲に求めていた時代。想像力を活かしながら働くことができる環境に大きな喜びを感じていたそうです。
この頃の感性や経験がdoesnotmanufactのボトムスにも反映。1950~60年代のニッカボッカーズの丈感が短くなりつつあるトラディショナルからモダンへの変化を、2018春夏シリーズにて表現しています。
「好きなものにおいてはとことん突き詰めるタイプだ」と自身のことを分析する濱口氏にとって、"doesnotmanufact"は仕事であると同時に趣味のようなもの。
論理的かつ自由な発想の下で生まれた各アイテムは、彼の経験値があって初めて表現できるものばかり。だからこそdoesnotmanufactから感じる類稀なるセンスが、みなさんの心を掴んで離さないのだと思います。
※今年の7月、大阪店リニューアルオープンに伴い行われた「doesnotmanufact novelty fair」。それを記念し、無数のバルブが付いたグローブのオブジェを作ってくださいました。
それからは趣味であったキャンプや釣りといったアウトドアシーンにも傾倒し、1980年代以降はスポーツウェアの商品企画に従事。「機能」という側面を意識した商品製作にも携わるようになりました。
さらにその10年後には繊維商社が取り扱うヨーロッパアウトドアブランドのライセンスデザインに従事。幅広い経験と知識を持ち合わせ、常にファッション、ウェアに携わってきた生粋の業界人なのです。
そんな濱口氏が選ぶ生地はクラシカルなようで、実はとても現代的。
ブランドを代表するニッカーボッカーズ(ダイアゴナル)はポリエステル素材ながらも、まるでウールような風合いを見事表現。ライドスタイルをファッションとして確立させた一本といえるでしょう。
そんな暖かみのあるルックスながらも、ニットゆえに通気性も抜群。見た目とのギャップある快適性に驚かされることでしょう。
実は濱口氏、ファッションやアウトドアと併行し“二輪”に深くのめり込んでいました。オートバイや自動車と一通りは経験し自転車も傍らにいつもあったそうです。
繊維商社の仕事を終えた時に最初に思い浮かんだことはアパレルやアウトドアではなく「自転車」でした。今まで一貫して趣味が仕事だった濱口氏にとって、そこへと辿りつくのは必然だったのかもしれません。
ちなみに今まで手にした愛車も憶え切れないほど。今だ手つかずで倉庫にしまい込んだものもたくさんあるのだそう。自転車でもオートバイでもブリティッシュなものが好みで、約40年ほど前に初めて手に入れたモデルは「Raleigh Roadster」。

今は「Hobbs Super Course」が愛車、ブリティッシュ ライトウエイト バイシクルにのめり込んでいるようです。

着々と製作を進めているdoesnotmanufactの2018秋冬シリーズ。その中でもスポットを当てるべきアイテムが"ノースロードフーディー"。今年登場したスロードセーターのフーディ版です。

※近日発売予定、doesnotmanufact2018年秋冬モデル"ノースロードフーディー"イラスト画。
注目すべきは「フード」。一般的なフードより首もとに添うサイズ感にすることで、放熱しにくく防寒性を向上。そして被った時も顔を覆い過ぎないようにサイズを調整。後方確認する際は出来る限り視界を遮らないようにと、細部まで計算されています。
また近年ライドウェアとして主流になりつつ有る高い防水透湿性能を誇るストレッチ素材ソフトシェルを採用し、防寒性と保温性も高いレベルをキープ。冬場に活躍するスマートな一着に仕上がりました。
自転車だからこそ活きるフードの使い方。doesnotmanufact独自の観点で新しいウェアを提示してくれる模様です。
そんなdoesnotmanufact秋冬新作の入荷情報はFacebook、Twitterで発信しております。ぜひフォローをしてください。
伝統的な手法やデザインも取り入れながら、品位や美しさを追求するその姿勢。当ブランドからの提案は今までとこれからも変わることがないでしょう。
▼doesnotmanufactのアイテム一覧はこちら
▼doesnotmanufactのノースロードフーディー(サーマル3レイヤーストレッチ)はこちら
▼doesnotmanufactのニッカーボッカーズ(ダイアゴナル)はこちら
[2018.10.15追記]
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TOKYO WHEELSでは、新入荷やお得情報を
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ヒットモデルを量産する当ブランドの全貌を知るためにも、まずは濱口氏の人物像について紐解いていきましょう。
アパレル界、アウトドア界の重鎮が作るバイシクルウェア。
真似では作り出せない、程よく力の抜けたコーディネイト。手元は生まれた年に作られた、ヴィンテージの腕時計。夏はストローハット、冬はハンチングといった小粋な小物使い。そして大人の余裕を感じさせる、白髪混じりの髭。
我々も年に数回お会いするdoesnotmanufactの創設者でありデザイナーの濱口氏。 「高飛車・傲慢・不愛想」なんて古臭いデザイナー像を吹き飛ばす、人間味に溢れた魅力的な方です。
2008年に誕生した当ブランドは今年で10周年。長いように感じますが、濱口氏のアパレル人生においてはたったの1/4程度。彼ほど長い期間に渡り活躍しているデザイナーもそう多くはいません。


氏がアパレル業界入りしたのは、意外にもレディースファッションからでした。当時の神戸は婦人服メーカーが軒を連ね活気づいていた中、企画・デザインに従事。
反面ファッションと対極にチープシックやアンチファッションの流れもあったが、多くの若者がファッションを貪欲に求めていた時代。想像力を活かしながら働くことができる環境に大きな喜びを感じていたそうです。
この頃の感性や経験がdoesnotmanufactのボトムスにも反映。1950~60年代のニッカボッカーズの丈感が短くなりつつあるトラディショナルからモダンへの変化を、2018春夏シリーズにて表現しています。
「好きなものにおいてはとことん突き詰めるタイプだ」と自身のことを分析する濱口氏にとって、"doesnotmanufact"は仕事であると同時に趣味のようなもの。
論理的かつ自由な発想の下で生まれた各アイテムは、彼の経験値があって初めて表現できるものばかり。だからこそdoesnotmanufactから感じる類稀なるセンスが、みなさんの心を掴んで離さないのだと思います。

それからは趣味であったキャンプや釣りといったアウトドアシーンにも傾倒し、1980年代以降はスポーツウェアの商品企画に従事。「機能」という側面を意識した商品製作にも携わるようになりました。
さらにその10年後には繊維商社が取り扱うヨーロッパアウトドアブランドのライセンスデザインに従事。幅広い経験と知識を持ち合わせ、常にファッション、ウェアに携わってきた生粋の業界人なのです。
そんな濱口氏が選ぶ生地はクラシカルなようで、実はとても現代的。
ブランドを代表するニッカーボッカーズ(ダイアゴナル)はポリエステル素材ながらも、まるでウールような風合いを見事表現。ライドスタイルをファッションとして確立させた一本といえるでしょう。
そんな暖かみのあるルックスながらも、ニットゆえに通気性も抜群。見た目とのギャップある快適性に驚かされることでしょう。
二輪は男のロマン。
実は濱口氏、ファッションやアウトドアと併行し“二輪”に深くのめり込んでいました。オートバイや自動車と一通りは経験し自転車も傍らにいつもあったそうです。
繊維商社の仕事を終えた時に最初に思い浮かんだことはアパレルやアウトドアではなく「自転車」でした。今まで一貫して趣味が仕事だった濱口氏にとって、そこへと辿りつくのは必然だったのかもしれません。
ちなみに今まで手にした愛車も憶え切れないほど。今だ手つかずで倉庫にしまい込んだものもたくさんあるのだそう。自転車でもオートバイでもブリティッシュなものが好みで、約40年ほど前に初めて手に入れたモデルは「Raleigh Roadster」。

今は「Hobbs Super Course」が愛車、ブリティッシュ ライトウエイト バイシクルにのめり込んでいるようです。

更なる盛り上がりをみせるdoesnotmanufact。次なる仕掛けとは?
着々と製作を進めているdoesnotmanufactの2018秋冬シリーズ。その中でもスポットを当てるべきアイテムが"ノースロードフーディー"。今年登場したスロードセーターのフーディ版です。

※近日発売予定、doesnotmanufact2018年秋冬モデル"ノースロードフーディー"イラスト画。
注目すべきは「フード」。一般的なフードより首もとに添うサイズ感にすることで、放熱しにくく防寒性を向上。そして被った時も顔を覆い過ぎないようにサイズを調整。後方確認する際は出来る限り視界を遮らないようにと、細部まで計算されています。
また近年ライドウェアとして主流になりつつ有る高い防水透湿性能を誇るストレッチ素材ソフトシェルを採用し、防寒性と保温性も高いレベルをキープ。冬場に活躍するスマートな一着に仕上がりました。
自転車だからこそ活きるフードの使い方。doesnotmanufact独自の観点で新しいウェアを提示してくれる模様です。
そんなdoesnotmanufact秋冬新作の入荷情報はFacebook、Twitterで発信しております。ぜひフォローをしてください。
伝統的な手法やデザインも取り入れながら、品位や美しさを追求するその姿勢。当ブランドからの提案は今までとこれからも変わることがないでしょう。
▼doesnotmanufactのアイテム一覧はこちら
▼doesnotmanufactのノースロードフーディー(サーマル3レイヤーストレッチ)はこちら
▼doesnotmanufactのニッカーボッカーズ(ダイアゴナル)はこちら
[2018.10.15追記]
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