UPDATE:2017.12.13
冬をはじめて迎える自転車乗りへ~vol.1~
初めて冬を迎えるみなさんへ、冬のライドウェアを失敗しないコツと着こなし。
本気系ロードレーサーにはウィンターライドウェアのロジックがあっても、2時間未満の街乗り派にそんなものはない。そんなみなさんに、TOKYO Wheelsが提案するレイヤリングシステムがあるんです。なんと今回は、全5回の連載モノ!全て読み終わった頃には、ウェア選びの上級者となっていることでしょう。

自転車をはじめて、最初の冬。
街乗りや通勤をメインとする自転車乗りにとって、冬のライドウェア選びは難しい。カジュアルウェアにはサイクルジャージと違って"温度帯"の表示もないし、走っている時間も2時間未満って方にとって、これからの時期は何を着たらいいのかがわからないという声はとても多いです。
みなさんが夏に走っていて気付いたことがたくさんあったように、冬のライドは体験してみないとわからないことがたくさんあります。例えば、夏には気づかなかった背中の露出に気付いたり、「着込んでも結局暑くなるから」って聞いたわりにはとても寒かったり。


そんな体験をしてこそ、ライドウェアの背面が長くなっている意味を知ったり、強度の低い走り方をする際には、汗冷えしにくく保温性の高いインナーがいいってことを学んだりと、解決法が見つかるもの。
ロードレーサー的、レイヤリング理論。
では、サイクルジャージを身にまとったロードレーサーたちはどうしているのでしょうか?時にライド距離は100kmを超えることもあり、走りにも強度をつけストイックに走る彼等はレイヤリングにて、問題を解決してきました。
実際に、サイクルジャージの最高峰と言われるウェアブランドでは、そんな気温や状況の変化に対応する「レイヤリングシステム」理論があり、それに基づいたウェア選びをすることで快適なライドを実現しています。

自転車ウェアといっても、春夏秋冬で着るものが違うように、一言「冬」といってもその気温も天候もさまざまです。ましてやロードレーサーとなると、峠まで上ったときと下ったときの体感温度には大きな違いが生じますよね。そんなライディング環境に合わせて、最適なアイテムを組み合わせて着用することを、「レイヤリングシステム」と言います。どのような天候や気温であっても、肌がドライな環境を保ち、ウェア内の温度を一定にすることが、無駄な体力消費を防ぎ、パフォーマンス性の向上につながるのです。
「じゃあ、街乗りは?」ロードレーサーにとって最高峰の理論があるのはわかったけど、街乗り派やビギナーさんに向けのレイヤリングシステムがあれば、ライドはもっと快適になるはず。だったらTOKYO Wheelsに任せてください!ってわけで、TOKYO Wheelsが"街乗りレイヤリングシステム(通称CLS?!)"をご提案。アスリート的ロジックをTOKYO Wheelsなりに解釈し、街乗りに応用した着こなしをお伝えしたいと思います。
まず、しっておくべき5ヶ条とは?
レイヤリングシステムを理解するには、必要不可欠な機能が5つあります。まずこのポイントを理解することで、自分に必要なウェアを見つける手がかりとなります。
《防風性》
冬の冷たい空気から体を守る意味では、冬のライドにとっても最も基本となる機能といえるでしょう。ウェアいうと、3レイヤーアウターや、ウィンドブレーカー、部分的なアイテムでいうとアームカバーもそうですね。


そんな中でも、一番大事なポイントが「体幹を冷やさない」ということ。体の中でも太い血管の通る部分を冷やさないように意識するだけでも、体感温度は全然違ってきます。ロードでいうとジレなどがまさにその役目ですよね。防風が必要な箇所を見極めることも大事です。
《保温性》
保温性と聞くとダウンといった最暖アウターを想像しますが、ここではアウターであったりミドルレイヤーであったりとその形は様々です。


一番わかりやすいものでいうと、TOKYO Wheelsでいえばミドルレイヤーのフルフェイスパーカー。高い防風性はなく、起毛やフリースといった素材にて暖かい空気をウェア内に留め、目以外を覆うフードや指先まである袖口が、冷たい風から体を守ります。
《透湿性》
意外とここをおろそかにしている人が多いのですが、快適性を大きく左右する機能でもあります。ただ防風性を持つだけでなく、透湿性が高いゴアテックスProを使ったアウターや、WINDSTOPERなどが当てはまります。ギミックとしてはベンチレーションもそう。暑くなってきた時に生地の性質だけでは間に合わない!って時には物理的に風を取り入れて、オーバーヒートを防ぎます。


まさにこの「汗冷え」しないことが一番のポイント。強度が低いとなかなか体温が上がらずにちょっとの汗で、汗冷えも起こしやすい。インナーもコットンやナイロンなどといった素材はNG!ASSOSのスキンフォイルや、TOKYO Wheelsのメリノウールインナーといった吸湿速乾が高いものを選ぶのが正解。保温性も高いので無駄な着膨れもありませんよ。
《携帯性》
ウェアの読みが外れてめちゃくちゃ寒い!暑い!なんてことは、何年も冬を体験している先輩たちだってよくあることです。


バッグに軽く入れておけるような携帯性の高いアイテムは絶対役に立ちます。それはパッカプルウィンブレやジレだけでなく、alk phenixからは今年中綿コートでだってパッカプルタイプが登場しています。
《衛生面》
冬は汗をかかないから。なんて思っているのは間違い!ゆる乗りでも思った以上に汗をかいているだけに、衛生面を考えると"洗える"という点はとても大事。実は手洗いNGの洗濯マークが多いバイシクルグローブでも、doesnotmanufactやASSOSのグローブは手洗いOK。冬だからニオイは大丈夫!ってことは一切ありませんよ。

一つ一つの機能が冬のライドにて大きな役わりを持ち、これを上手く取り入れることができればウェア選びに失敗することもぐっと減ることでしょう。
とはいえ、街乗りシーンにおいてこの5ヶ条をどのウェアにどう組み込むかは、乗り方によって違います。次回は、実際にスタイリングを組んだ実践編!近日アップ予定なので、お楽しみに。
▼「冬をはじめて迎える自転車乗りへ」VOL.2、VOL.3、VOL.4、VOL.5はこちら
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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