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UPDATE:2016.01.15

PITTI IMMAGINE UOMO 89 REPORT

【PITTI UOMO 89】どこよりも早い?PITTI UOMO速報!!

メンズアパレルの世界最大の展示会である「PITTI UOMO」に我がJediaからも参加しております。来シーズンの傾向が図れるという展示会において、なにを感じたか。どこよりも早い?PITTI UOMO速報です。

来シーズンのトレンド、占っちゃうぞ。


先のニュースでも書きましたが、世界最大のメンズアパレルの展示会「PITTI UOMO」に参加するために、イタリアに来ております。来年のメンズファッションのトレンドはこの展示会で占うことができる、と言われるぐらい力があるイベントです。


恐らく日本でもネットや雑誌でPITTI UOMOスナップを見かけて、知っている方もいらっしゃると思います。

今回そのPITTI UOMOの様子をお伝えしようという企画です。会場で勝手に写真を撮ってると、怖いお兄さんに囲まれるので、代理店さんが同行してもらえる時しか写真は撮れないのですが、それでもなんとかいろいろと収めてきましたので、写真を中心にお見せしたいと思います。

それでは、どうぞ!


まずは全体の印象として。



去年は例年より人が少ない、と言われていて、日本人バイヤーも一昨年より明らかに減っていましたが、今年はいつも見かけるバイヤー軍団は、ほぼ来ていましたし、全体的な人数も増えていたような気がします。

イタリアファッションの流れが少し弱まった、とされていますが、それでもやっぱりいいよね、と再認識されている気配も感じました。同時にイタリア側の提案としても、今までのような派手派手のピッチピッチのイタリアファッションというものではなく、もう少しサイズ感が緩めで、色も落ち着いた色の提案が増えてきました。日本では“ノームコア”というキーワードでお馴染みなCOMOLI(コモリ)やAURALEE(オーラリー)が提案しているようなスタイルも、一部のブランドで取り入れられているように感じました。

去年の傾向(すなわち現時点で展開されている秋冬の傾向)としては、はマルチカラーや派手な原色使いの提案が少なくなり、ネイビーやブラウンといった落ち着いた色の提案、しかし素材がブークレだったり、素材感あるものの提案が多かったのですが、今季はその反動なのか、ターコイズブルーやグリーンの提案が目立ちました。

かといって赤や黄色といった派手色ではなく、ネイビーやブラウンをもう少しキャッチな色合いにかえていく、という提案がされています。素材感で遊ぶ見せ方も継続ですが、同じネップやブークレでも、昨シーズンで提案されていたような粗いものではなく、もう少し上品で使いやすいものが増えています。

同時に、チェックよりはストライプ、という流れも鮮明でした。チェックが無くなったわけではないのですが、一昨年はストライプはほぼ無かったのに、今年はどのブランドも必ずストライプは入れています。ストライプはとにかく持っておいた方が良さそう。

カジュアル化の流れはまだまだ継続しており、スーツにスニーカーをあわせる人、先日のニュースでも書いたようにナイロンとジャケットを合わせるドレスポ(ドレス+スポーツ)の着こなしはよく見かけました。コテコテのクラシコというよりは、ミックスコーデを楽しむ流れは継続です。

一方でドレススタイルの再評価もありまして、タイドアップしている人は増えていました。スーツにタイドアップ、という人もいましたが、カジュアルスタイルでもタイドアップしている人は増えており、ネクタイは買っておいたほうが良さそうです。

カジュアル化の流れがある、という一方で、ドレス再評価、というと「どっちだよ!」と感じる方もいると思うのですが、それが現在のメンズファッションの流れなのかな、と思います。人それぞれに様々な物を選ぶ、良く言えば、メンズファッションも成熟してきて、右に倣えでは無くなったということかもしれません。

ニットの人気も継続していますが、スーツに長めのニットガウンを羽織る、という着こなしは各ブランドから出ており、来シーズンはこのあたり、一つのKEYになりそうだと感じました。


写真で送る、各ブランドのプレゼンテーション。


それでは駆け足ですが、各ブランドの写真をお見せします。まずはTAGLIATORE(タリアトーレ)です。


ここに関しては言うことないです。完成度は年々増しており、コート、ジャケットは安心して購入して良いと思います(Jediaセレクトはね。笑)。

次のシーズンのKeyカラーはターコイズブルーで、写真のジャケットにもどこかにターコイズブルーが使われているものが多いです。

続いて、SCAGLIONE(スカリオーネ)


SCAGLIONE(スカリオーネ)はAir Jumberだけじゃないんだぞ!という意気込みを感じさせる充実したコレクションでした。

画像にあるようなワッフルっぽいニットも良かったのですが、JediaにはGRAN SASSO(グランサッソ)がいるので、ワッフル系はそちらにお任せし、オーダーしないかも。(でも、するかも。笑)

あと、今はまだ展開していないBAGUTTA(バグッタ)。

個人的には最近ブザムシャツが気になっており、ブザムといえば、、、のBAGUTTAをオーダーするか悩んでいます。BAGUTTAの兄弟ブランドであり価格が手頃なCIT LUXURY(チットラグジュアリー)で展開する方法もあるのですが、やはり品質や生地の豊富さではBAGUTTAに軍配が上がるので、悩みます。その分、お値段もそこそこするのですが。

今回PITTIで、僕の気分が最も盛り上がったブランドの一つがこちら、DREW&CO(ドリュー&コー)です。


デザイナーのアンドレア・アンドレオリが予想以上に素敵で、この人の服なら着たい!と強く思いました。ちなみに、ドリューに会う前に既に春のオーダーは済ませており、この春から展開を開始します。

以前のDREW&COのイメージはマルチカラーストライプやネイティブ柄のジャケットがメインにくるブランドのイメージで、Jediaには合わない気がしていたのですが、この春から少しコナシやすくなった印象を受けてオーダーしました。

ただ、それでもブランドに対するイメージが拭い去れてなかったのですが、今回ドリューと会って、安心しました。今回のコレクションもネイビーの素材にこだわったニットなど、それこそノームコアな提案も多く並んでいました。

僕のネイビーと黒のワントーンのスタイルを指差しながら、彼もしきりに言っていましたが、今後はこういうトーントーンでの提案も増やしていくようです。元々テーラードを学んでいる人間なので、安心してくれ、と言ってました。笑

実際彼自身のスタイルもグレーとネイビーでシックにまとめており、それもまた僕の気分にぶっ刺さりました。笑

そして、皆様お待たせ、HERNO(ヘルノ)です。なんだかんだとHERNOはやっぱり売れてますねえ。



やっぱりHERNO Laminar(ヘルノ ラミナー)はかっこ良い!1stシーズンからずっと展開し、1stシーズンアイテムを所有しているのは、もはや自慢です。笑


カシミアタッチのナイロンダウンも出てました。この辺りは、次の目玉になりそう。

今回からHERNO(ヘルノ)はコートのラインにも力をいれてました。元々はレインコートメーカーが発祥ですし、個人的には待ってました!という感じ。

MACKINTOSHも勢い落ちてますし、その代替として大きな期待してます。(Sealup、LARDINIなどこぞってそこのポジション狙っているようですが。笑)

そして、Jediaで登場と共にバカ売れ街道爆進中、期待のホープ、CIRCOLO(チルコロ)


ここまで人気あるのか、と驚きを禁じえませんでしたが、プレゼンテーション見ると納得のカッコ良さ。


特にこのデニムジャガードのジャケットがめちゃめちゃかっこよかったです。CIRCOLOお得意のインディゴライン以外も充実していて、今後、他のブランドの脅威になりそうです。

昨年までは「カッコいいなあー、でかいブースだなあ。」と感心しつつ、スルーしていましたが、今季は展開始めたので、堂々と侵入できました、L.B.M.1911(エルビーエム1911)


展開が始まって身内になったから?という訳でもありませんが、このブースほど規模が大きくて、洗練されているブーズは他にありません。

コーディネートイメージが、そのまま参考になる、おしゃれ具合です。




今回、僕自身がPITTIに持参したジャケットがLBMのジャケットだったのですが、「これを持ってきてよかった。。。」とどっぷり自己満足。笑


中央にいるのが、現在のLBMを仕切っている3代目?4代目の方です。

挨拶させてもらおうと待っていたのですが、陽気なおしゃべりイタリア人に囲まれていて、全然終わる気配が無かったので、諦めました。笑

長くなってしまったので、今日は最後にもう一つだけ。こちらもこの春から展開開始するブランドで、Giannetto(ジャンネット)です。


このブランドはご存じの方も多いですよね。むしろ展開が遅すぎたのかもしれません。


売れるか売れないかで言えば、売れることはわかっていたのですが、ちょっとカジュアル感強すぎるかなーと思っており、悩んでいたのです。

それでもコレクションは素晴らしいので今シーズンから展開開始。ただ、こちらもデザイナーさんに会って安心したブランドです。

「どーもー、オザキでっすっ!・・」でお馴染みのオザキBLOGに写真がありますが、かなりのイケメン。

 Jedia的なPitti UOMO89速報Part.1~Giannetto&CIRCOLO~

こちらも長いお付き合ができそうな予感です。

というわけで、ちょっと長くなってしまったので本日はここまで!

まだ写真あるので、続きは次回に!


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text by mori
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