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UPDATE:2018.06.22

雨の日は自転車に乗らない派必見!「雨の日対策Vol.2」

自転車は外だけで楽しむスポーツじゃない!~雨の日対策vol.2~


前回は「雨予報だからって、乗らないの一択?~雨の日対策vo.1~」と題しまして、雨の中で走るための対策をお伝えしました。

ですが、雨の日は気持ちを切り替えて「走らない!」と決めている自転車乗りも多い。そんな乗らない派に向けた今回は、梅雨時期お家での過ごし方にフォーカス。これをするだけで、梅雨明けへのモチベーションが段違い!そんな方法を3つご紹介します。


その1.「室内トレーニングをしよう」


雨の日の室内トレーニングといえば、最初に思いつくのがローラー台。とはいえ、それを持っている人なんて極少数。ローラー台がなくてもできる室内トレーニングをご紹介しますね。

ロードレーサーにとってもっとも大切なのが"脚力"。とにかく自転車に乗って走ればいいんでしょ?ってわけでもなく、プロの選手だってトレーニングメニューに筋トレを取り入れています。とくにビギナーさんは脚力が足りない場合が多々。一般的なスポーツと自転車じゃ、筋肉の使い方が全然違いますからね。

そこでおすすめなのが「ランジ」という筋トレ方法。太ももの前面「大腿四頭筋」、太ももの裏側「ハムストリングス」、お尻「大殿筋」といった下半身の筋肉を鍛えることが可能です。

ランジにより踏み足や引き足が鍛えられるのでプロの選手も実際に取り入れていたり、美意識の高い女性の中では美脚トレーニングとして行っている人も。




両足をそろえて、手は腰に。そこから片方の足を大きく一歩前に出します。膝が90度に曲がったところから、後ろに一気に戻る。

これを同じ足で繰り返します。15回行ったら、もう片方の足で15回。これをまずは最低3セットから始めてみてください。※ポイントは「足の広げる幅」!膝が90度に曲がるよう、最初は調節して行ってください。

慣れてきた方はダンベルを両腕に持ち、重さをプラス。もちろん無理をせず、自分のできる範囲から。ローラー台に飽きた時の箸休めとしてもオススメ。

また、トレーニングには休息も必要です。体が回復しないうちにトレーニングをしてしまうと、成果がでにくくモチベーションも低下。これはプロの選手にも起こりうることなんです。ちょっと無理したかな?と思ったら、しっかり休息することも忘れずに。


その2.「レースを見てみよう」


レースを見たことない人でも、「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ブエルタ・ア・エスパーニャ」のどれか一つはみなさんも聞いたことがあるでしょう。ヨーロッパにて開催されるこの3つのロードレースは「グランツール」や「三大ツール」と呼ばれ、それぞれが3週間ほどの期間にわたって開催されています。

チームの構成人数は9名。それぞれがエース、山岳コースに特化したクライマー、瞬発力とパワーのあるスプリンター、風よけ役のアシスト選手といった役割を持っています。総合優勝を狙うチームもあれば、ステージ優勝、山岳賞を狙ったチームがいたりと、野球やサッカーとは違った勝敗の決め方も大きな特徴です。

ちなみにこの3つの大会、開催地が違うことでコースや戦略やチーム構成も変わってきます。もっとも過酷な大会といわれているのがジロ・デ・イタリア

Point of view. 👀 #Giro

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第14ステージにて訪れる「モンテ・ゾンコラン」山岳は、なんと登坂距離10.1km、平均勾配11.9%、最大勾配22%という超難関ステージがあることでも有名です。ジロ・デ・イタリアが開催されている間は、レース主催のイタリア全国紙「ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト」のカラーでもあるピンクが街中を彩り、レースを盛り上げています。


グランツールはどれから見ればいいか分からないって方は、まずはツール・ド・フランスから見るといいでしょう。

W杯よりも歴史は長く、世界最大の自転車ロードレースといわれるだけあって名だたる選手がこのレースに調子を合わせて臨みます。全21ステージがあり、1ステージは大体200km前後。合計すると日本の本州を一周してしまう距離。上空からの中継ではフランスの美しい風景や壮大な景色が映り、まるで旅行にでも行っているかのような気分が味わえちゃいます。


最後に行われるのが、スペインを舞台にして行われるブエルタ・ア・エスパーニャ

Best of #LV2017 Vol.12 📷 1 Juanjo Úbeda 📷 2 @ja_miguelez 📷 3 @iimiwa 📷 4 @photogomezsport

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ハードなレースばっか続いていたら、その頃にはみんな燃え尽きているんじゃないかって?そんなことありません。この時期にはちょうどチームとの契約が終了する選手もいたりと、契約続行のためにアピールする場でもあるんだそう。その結果、新たなスターが誕生したりと、なにが起こるかわからないのもブエルタの魅力です。


ジロ・デ・イタリアは5月27日に終わってしまいましたが、ツール・ド・フランスは7月7日(土)より開催。以前のレースをDVDで観るなどして気分を高めておくのもいいですね。


その3.「自転車に関する漫画、本、映画を楽しもう」


自転車を始めてから、今まで興味のなった自転車関連映画や小説、漫画も目に止まるようになってきた。読んだ後に走りたくなるような熱いものから、ほのぼのとした気持ちになるものまで。ちょっとした時間つぶしにもいかがですか?


若者よ!自転車漫画は弱虫ペダルだけじゃない。【漫画編】


シャカリキ!/曽田正人 (著)
「め組の大吾」の作者による自転車漫画、「シャカリキ!」。口数が少ない主人公の少年が、自転車に取りつかれていく熱い物語。ただ爽やかな青春漫画ではなく、ストイックに勝ちにこだわる思いに心打たれる人も多いはず。25年前の漫画ということもあり、時代の変化も感じることができるでしょう。

じこまん~自己漫~/玉井雪雄 (著)
自転車漫画「かもめチャンス」の作者による、実体験を元にした物語。リアルな自転車あるあるが面白く描かれており、ビギナーさんからでも楽しく読める内容です。


ミステリーからほのぼの系まで!一気に読めちゃう一冊。【小説編】


サクリファイス/近藤 史恵(著)
ロードレースを舞台にした青春小説ながら、中盤からはレース中の事故を巡る推理小説へと変化していくという終始引き込まれっぱなしの作品。2008年「このミステリーがすごい!」の7位にもなった実績は本物です。

追い風ライダー/米津一成(著)
読み終わった後、梅雨のじめじめした気持ちがパっと明るくなるようなお話。自転車を通じてゆるやかに繋がる5つの短編が収録されているので、気軽に読み始めていけますよ。


家族やカップルで楽しむなら。【映画編】


疑惑のチャンピオン(2015)/スティーヴン・フリアーズ監督
ツール・ド・フランスを制した実力ながらも薬物使用により7連覇の記録をはく奪され、永久追放を宣言された選手「ランス・アームストロング」。勝利にこだわるあまり禁忌を犯してしまった背景や、スポーツ界の闇を感じる映画。

茄子~アンダルシアの夏~(2003)/高坂希太郎監督
短編マンガを元に作られたアニメーション映画。高坂監督はスタジオジブリ作品にて作画監督を務め、宮崎駿の右腕とも呼ばれていたほどの人物。主人公の心理的な部分に共感した人にはグッとくる映画かと。


走れない今こそ、体作りやモチベーションを上げる準備期間。真の自転車好きは、雨でも有意義な時間を過ごすことができるのです。

「雨予報だからって、乗らないの一択?~雨の日対策vol.1~」はこちら
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text by sasaki <STAFF PROFILE



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