UPDATE:2018.05.22
ニットソーシリーズ・後半戦
アウターではありません。便利な“羽織り”なんです。

先日UPさせていただいた“ニットソー”特集、お読みいただけましたでしょうか⁉
僕としては「思いのほか好評をいただいている」というのが率直な感想です。
関連NEWS:今こそ転換期! 初夏はカットソーより“ニットソー”が好手。
いや、もちろんJediaとしては自信を持ってオススメしているんですよ? でも突然「今年の初夏はカットソーの代わりにニット!」なんて言われても、ただただ暑苦しそうにしか思えないハズ。(実際は涼やかなんですよ!)
こういう馴染みのない考え方をサラッと受け入れる皆さんの柔軟な思考、本当に素晴らしいし有難い限りだなと。
ということで再度皆さんのご厚意に甘えてしまう形にはなりますが、今回はニットソーシリーズ後半戦!
ご紹介するのは“ニットジャケット”。「えっ、もっと暑苦しいんじゃ…」と不安を覚えたそこのあなた、ご安心あれ。ニットジャケットこそ、このタイミングで最も頼りにすべきアイテムなんです。
とは言ってみたものの、ニットジャケットがこの時期に頼るべきアイテムだなんて大見得、今回ばっかりは信じ難いでしょう。
でもね、サマーニットであれば暑くないし、あまりにも暑い時はすぐ脱げば良い。むしろ少し肌寒い夜の野外、冷房が効き過ぎた部屋などでは体温調整に便利。そう、アウターというよりカーディガンや長袖シャツぐらいの羽織りモノ感覚で使えるんです。
そう考えるとニットジャケットの高い有用性に気づいてもらえるでしょう。
では早速アイテムを見てみましょう。
まず最初はAltea(アルテア)。ネクタイの専門店からトータルブランド化に成功した100年以上の歴史を持つ老舗中の老舗です。先日ご紹介したCOPPER(コッパー)シリーズが記憶に新しいところ。
関連NEWS:コッパー(銅)とはいえ実力は“ゴールド(金)”級。魔法にかけられたら最後、解くことはできません。
そんなアルテアのジャケットは個性的なモデルが多い傾向に。代表作がこのダブルブレスト。遠目から見るとベージュ色のジャケットですが、
近くて見るとこんなにも独特な表情。ちなみにこれ、サマーツイードのジャージ生地を採用。伸縮性も強く軽やかな着心地。さらに通気性も抜群とこれからの季節に大活躍。
フィット感はややタイトな仕上がり。とはいえ心地よい生地のおかげでボタンを留めてもストレスは皆無。スラックスとの相性は言うまでもありません。
ちなみに前を開けるとこんな具合。ファブリックの質感も相まってコンフォートな印象に。まさに休日ジャケットとでも言うべき程よくユルい雰囲気です。
ジーンズとの合わせだってご覧の通り。見た目、質感共にややカジュアルなので、こういう崩しスタイルでこそ真価を発揮します。チノはもちろんショーツにもハマるかと。
続いては1952年に創業された伝統あるブランド、GRAN SASSO(グランサッソ)。イタリアでもトップクラスの大きな工場を持っており、著名なメゾンブランドのOEMも請け負うほど高い技術力を誇ります。
で、猛プッシュさせていただきたいのがスタンドカラーニット。立ち襟のカーディガンって聞くと、皆さんが最初に思い浮かべるであろう品はZANONE(ザノーネ)のCHIOTO(キョート)。こちらはそのキョートよりも薄手の素材。
ブランドのオリジナル素材である“フレッシュコットン”を使用。撚り回数を通常よりも増やした強撚糸を用いることで、シャリ感のあるエアリーな着心地に仕上がっています。
実際に着てみると細身で着丈短めのサイジング。不必要にダラリとしていないコンパクトなシルエットは、大人の男にこそお誂え向き。
第3ボタンまで閉じて襟を立たせるのもシブさが際立って良い感じ。秋口になればアウターの下にミドルレイヤーとして挟み込む、なんて使い方も。
少々暑く感じる時はそのまま手持ちするのも良いし、肩掛けしてスタイルにニュアンスを加えてみるのもオススメです。
そしてもう一つは同素材のジャケット型カーディガン。厳密にはニットジャケットではありませんが、形状がジャケットということでノミネート。こちらも中々薄手の素材。気分的にはカーディガンをジャケット風に仕立ててみました、ぐらいの感覚。
ご想像の通り、白パンと革靴を合わせたキレイめのスタイリングにもバシッとマッチ。イタリアの伊達男らしさが香り立つ王道の合わせも、通常のジャケットより遥かに快適。
かと思いきやカジュアルなリブパンにだって相性抜群。場合によってはだらしない印象のイージーパンツも、ジャケット型トップスと合わせてみればハズシに転化。
よりフォーマルな雰囲気が欲しいのであれば、こちらを選んでみるのもアリかと。
そして最後はあの名作T-JACKET(ティージャケット)を生み出した鬼才、TONELLO(トネッロ)。副資材未使用であることを証明するかのようにチューブ状パッケージに詰め込んだT-JACKETの衝撃は今でも忘れられません。
というわけで、ご紹介させていただくのはもちろんT-JACKETシリーズの一品。
今旬のグレンチェック柄というクラシカル回帰を意識したダブルブレストモデル。裾にベントはなく筒状になっていますが、伸縮性が高いためノーストレスな着心地。
またコットン約6割、ポリアミド約4割の混紡素材を使用。ニットのようでありながらナイロン調の風合いを併せ持った、かなり独特な質感に。またシャリ感の強い軽やかな仕上がりと暑苦しくないのもポイントです。
着用してみると相当ドレスシックな佇まいだというのがお分かりいただけるかと。アンコンにも拘わらずこれほどまでに美しいシルエットに仕上がっているのは、トネッロだからこそ成せるワザ。
シャツ、スラックス、革靴を合わせ、よりドレッシーにミックスしてみるのも好手。キリッと装いつつ程よく力が抜けたこの絶妙な塩梅、小僧には決して真似できません。
少々クセのあるアイテムではございますが、いざ着てみると意外にもすんなり。ワードローブへの追加、検討してみる価値があるかと。
ニットソーシリーズ後半戦、いかがだったでしょうか?
いずれにしろ今回ご紹介したアイテムの有用性、十二分にお分かりいただけたことかと思います。
ちょっとした羽織りやカットソーより断然ドレッシーだし、アウターに比べると遥かに軽量かつ涼やか。
まぁ大人の男が着用するんですから、これぐらい良いモノじゃないと恰好がつきません。
せっかくの休日、キリッとラクチンなニットソーで周囲と差を付けましょう。
Altea(アルテア)はこちら
GRAN SASSO(グランサッソ)はこちら
TONELLO(トネッロ)はこちら
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僕としては「思いのほか好評をいただいている」というのが率直な感想です。
関連NEWS:今こそ転換期! 初夏はカットソーより“ニットソー”が好手。
いや、もちろんJediaとしては自信を持ってオススメしているんですよ? でも突然「今年の初夏はカットソーの代わりにニット!」なんて言われても、ただただ暑苦しそうにしか思えないハズ。(実際は涼やかなんですよ!)
こういう馴染みのない考え方をサラッと受け入れる皆さんの柔軟な思考、本当に素晴らしいし有難い限りだなと。
ということで再度皆さんのご厚意に甘えてしまう形にはなりますが、今回はニットソーシリーズ後半戦!
ご紹介するのは“ニットジャケット”。「えっ、もっと暑苦しいんじゃ…」と不安を覚えたそこのあなた、ご安心あれ。ニットジャケットこそ、このタイミングで最も頼りにすべきアイテムなんです。
軽やか、涼やかであることが絶対条件。
とは言ってみたものの、ニットジャケットがこの時期に頼るべきアイテムだなんて大見得、今回ばっかりは信じ難いでしょう。
でもね、サマーニットであれば暑くないし、あまりにも暑い時はすぐ脱げば良い。むしろ少し肌寒い夜の野外、冷房が効き過ぎた部屋などでは体温調整に便利。そう、アウターというよりカーディガンや長袖シャツぐらいの羽織りモノ感覚で使えるんです。
そう考えるとニットジャケットの高い有用性に気づいてもらえるでしょう。
では早速アイテムを見てみましょう。
まず最初はAltea(アルテア)。ネクタイの専門店からトータルブランド化に成功した100年以上の歴史を持つ老舗中の老舗です。先日ご紹介したCOPPER(コッパー)シリーズが記憶に新しいところ。
関連NEWS:コッパー(銅)とはいえ実力は“ゴールド(金)”級。魔法にかけられたら最後、解くことはできません。
そんなアルテアのジャケットは個性的なモデルが多い傾向に。代表作がこのダブルブレスト。遠目から見るとベージュ色のジャケットですが、

近くて見るとこんなにも独特な表情。ちなみにこれ、サマーツイードのジャージ生地を採用。伸縮性も強く軽やかな着心地。さらに通気性も抜群とこれからの季節に大活躍。

フィット感はややタイトな仕上がり。とはいえ心地よい生地のおかげでボタンを留めてもストレスは皆無。スラックスとの相性は言うまでもありません。
ちなみに前を開けるとこんな具合。ファブリックの質感も相まってコンフォートな印象に。まさに休日ジャケットとでも言うべき程よくユルい雰囲気です。
ジーンズとの合わせだってご覧の通り。見た目、質感共にややカジュアルなので、こういう崩しスタイルでこそ真価を発揮します。チノはもちろんショーツにもハマるかと。
続いては1952年に創業された伝統あるブランド、GRAN SASSO(グランサッソ)。イタリアでもトップクラスの大きな工場を持っており、著名なメゾンブランドのOEMも請け負うほど高い技術力を誇ります。
で、猛プッシュさせていただきたいのがスタンドカラーニット。立ち襟のカーディガンって聞くと、皆さんが最初に思い浮かべるであろう品はZANONE(ザノーネ)のCHIOTO(キョート)。こちらはそのキョートよりも薄手の素材。

ブランドのオリジナル素材である“フレッシュコットン”を使用。撚り回数を通常よりも増やした強撚糸を用いることで、シャリ感のあるエアリーな着心地に仕上がっています。

実際に着てみると細身で着丈短めのサイジング。不必要にダラリとしていないコンパクトなシルエットは、大人の男にこそお誂え向き。
第3ボタンまで閉じて襟を立たせるのもシブさが際立って良い感じ。秋口になればアウターの下にミドルレイヤーとして挟み込む、なんて使い方も。
少々暑く感じる時はそのまま手持ちするのも良いし、肩掛けしてスタイルにニュアンスを加えてみるのもオススメです。
そしてもう一つは同素材のジャケット型カーディガン。厳密にはニットジャケットではありませんが、形状がジャケットということでノミネート。こちらも中々薄手の素材。気分的にはカーディガンをジャケット風に仕立ててみました、ぐらいの感覚。

ご想像の通り、白パンと革靴を合わせたキレイめのスタイリングにもバシッとマッチ。イタリアの伊達男らしさが香り立つ王道の合わせも、通常のジャケットより遥かに快適。
かと思いきやカジュアルなリブパンにだって相性抜群。場合によってはだらしない印象のイージーパンツも、ジャケット型トップスと合わせてみればハズシに転化。
よりフォーマルな雰囲気が欲しいのであれば、こちらを選んでみるのもアリかと。
そして最後はあの名作T-JACKET(ティージャケット)を生み出した鬼才、TONELLO(トネッロ)。副資材未使用であることを証明するかのようにチューブ状パッケージに詰め込んだT-JACKETの衝撃は今でも忘れられません。
というわけで、ご紹介させていただくのはもちろんT-JACKETシリーズの一品。
今旬のグレンチェック柄というクラシカル回帰を意識したダブルブレストモデル。裾にベントはなく筒状になっていますが、伸縮性が高いためノーストレスな着心地。

またコットン約6割、ポリアミド約4割の混紡素材を使用。ニットのようでありながらナイロン調の風合いを併せ持った、かなり独特な質感に。またシャリ感の強い軽やかな仕上がりと暑苦しくないのもポイントです。

着用してみると相当ドレスシックな佇まいだというのがお分かりいただけるかと。アンコンにも拘わらずこれほどまでに美しいシルエットに仕上がっているのは、トネッロだからこそ成せるワザ。
シャツ、スラックス、革靴を合わせ、よりドレッシーにミックスしてみるのも好手。キリッと装いつつ程よく力が抜けたこの絶妙な塩梅、小僧には決して真似できません。
少々クセのあるアイテムではございますが、いざ着てみると意外にもすんなり。ワードローブへの追加、検討してみる価値があるかと。
大人の男が着るウェアは良いモノであるべきです。
ニットソーシリーズ後半戦、いかがだったでしょうか?
いずれにしろ今回ご紹介したアイテムの有用性、十二分にお分かりいただけたことかと思います。
ちょっとした羽織りやカットソーより断然ドレッシーだし、アウターに比べると遥かに軽量かつ涼やか。
まぁ大人の男が着用するんですから、これぐらい良いモノじゃないと恰好がつきません。
せっかくの休日、キリッとラクチンなニットソーで周囲と差を付けましょう。
Altea(アルテア)はこちら
GRAN SASSO(グランサッソ)はこちら
TONELLO(トネッロ)はこちら
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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