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UPDATE:2018.05.03

シャツアウター4選

合言葉は中途半端。“シャツアウター”を制すものが春を制す!

気付けばもう5月。

これといって何もしないまま、いつの間にか春が終わろうとしています。「光陰矢の如し」って言葉が身に沁みますね。せめてGW中ぐらいは何かしようかな。例えば…ダメだ、お酒を飲むこと以外思いつかない。

話は変わりますが、5月といえば、ある病が流行する季節。新しい環境に適応できず無気力になってしまうアレ。あら、突然ボキャブラリーが貧困に。こんな症状があるのか分かりませんが僕も五月病みたいです。

で、この五月病ってファッションにもあるような気が。ちなみに症状は二つ。お洒落することへのモチベーション低下と、適温アウターが見つからないことに対する不安感

前者に関しては「何とか頑張ってください!」と無責任なことしか言えませんが、後者に関してはお任せあれ。この季節にピッタリな、とっておきのアウターをご用意しました。

暑くもなく寒くもない、0,5ぐらいの厚みを持つ“シャツアウター”です。

ナイロンメタルが持つ唯一無二の質感。


個人的な感覚ですがシャツアウターはここ最近、やっと市民権を得始めた気がします。まぁシャツ程度の厚みで外着と言われても「じゃあシャツ買うわ!」って感じですよね。

実は僕もご多分に漏れずシャツアウター否定派だったんですが、つい先日物欲に任せソレを購入。そしたらウソ偽りなく最高に快適だったんです。

今の時期って気温が中途半端。だからトレンチだと暑すぎるし、カーディガンじゃ不安になる。そんな状況下で効果テキメンなのが、温めもせず冷ましもしない半端なシャツアウターというワケ。

有用性に関して大体ご理解いただいたかと。では早速アイテムの紹介に入りましょう。

まず最初はJediaの誇る大人ストリート番長、STONE ISLAND(ストーンアイランド)。イタリアが誇る鬼才の持ち味と言えばマニアックな特殊素材。まずはアイテムを見てみましょう。この光沢感と色合い、唯一無二。



こちらのオーバーシャツに採用したのは独特のシワ感を持つ特殊素材、ナイロンメタル。縫製の前後に染色を行うことでこの玉虫色のメタリックな色合いに仕上げているそう。初めて見た時はホントにで作られているのかと思いましたよ。



ちなみに内側はこんな具合。裏地を排除しているので暑くならないし、防風性に優れたナイロンなので寒くもならない。これぞシャツアウターっていう絶妙な塩梅です。


ちなみにオーバーシャツというだけあってサイズ感は少し大きめ。今風のアウターとして着るにはうってつけです。アイテム単体で見ると個性的ですが、羽織ってみると良い感じでしょ。



カジュアルに振り切っているかと思えば、シャツ合わせも案外合います。襟を立たせることで軽く伊達男らしさを匂わせる小粋なテクニックを導入するのも面白いかと。



グリーンはよりミリタリーテイストに。デニムや革靴に合わせてクリーンにするのも良いですが、



ショーツやキャップで休日カジュアルに振り切るのもコンフォートでカッコいい。



使い回しを意識するならオン・オフどちらもハマるネイビーもアリ。用途をイメージしつつ選んでみましょう。



正統派シャツアウターならココを避けては通れません。


続いては1969年にイタリア・ミラノで創業したASPESI(アスペジ)。現在はM65やトレンチなど様々なアウターを製作していますが、元々はシャツメーカーとしてスタートしました。

そういう出自を持ってる分、ここの一品は本当に素晴らしい。なぜなら想像通りのシャツアウターだから。

こちらがそのシャツジャケット、「ALVARO(アルバロ)」


形状はそのままシャツですが、素材にはポリエステル×ナイロンの混紡素材を採用。ナイロン系のシャツって斬新ですよね。でも光沢は抑えているので一枚で着ても悪目立ちせず。リアルに使える具合に落とし込んでいます。


またデザイン自体はミリタリーからインスパイアされているせいか、両胸、腰の両サイドとポケットが多いのも長所。しっかり外着の機能も果たします。


実際にアウターとして羽織ってみるとこんな感じ。シャツのようでシャツじゃない、薄手のサファリブルゾンみたいに見えます。



でも、フロントを全て閉じてみると…しっかりシャツ顔に変身。このスイッチング、中々面白くないですか? ちなみに秋冬はこの状態でインナー使いするのもアリ。



じゃあ下半分だけ開けてみると…シャツっぽくもあるしブルゾンっぽくもある。どちらとも断言できないこの雰囲気、今までにない感覚! 使い方次第で如何様にも化けることができる汎用性、一度着用すると病みつきになること確実かと。




機能性特化型を選んでみるのも一つの手。


この辺りで趣向を変えた提案を一つ。国内随一のハイテクウェアブランド、alk phenix(アルク フェニックス)です。

簡単に説明するとスキー用品で有名な「phenix(フェニックス)」の新ライン。とはいえただのセカンドブランドとは違います。なぜなら統括ディレクターを務めるのが「TROVE(トローヴ)」の退任後に「TEATORA(テアトラ)」を立ち上げた上出大輔氏

テアトラといえばHUMIDiT屈指の売上を誇る機能性特化ブランド。もちろんアルク フェニックスも抜群の機能美を誇ります。

で、紹介させていただくのがこちらのcrank shirt(クランク シャツ)。正直に言うと、これはシャツです。ただし、シャツとは思えないほどの機能性を持っているため、今回はシャツアウター枠としてセレクトしました。


素材には独特のシワ感を持つ“Flex Skin Plus™”を採用。ポリエステル生地に特殊加工を施しており、吸汗速乾全方位ストレッチ搭載と恐ろしいほど機能的。一見可愛らしいシアサッカーなのにその実やり手。能ある鷹は爪を隠すってヤツです。


左胸と前身頃にはジップポケット付き。この収納力の高さが実にアウター的でしょ。ちなみに左胸は横から開ける仕様。右手でスッと簡単にジップを下げることができるのも嬉しいところ。


着てみた感じはまんまシャツですが、機能自体はアウターレベルなのでご安心あれ。むしろアウターの機能を搭載したシャツって考えると、俄然アリだと思いません?



少し肌寒い季節になればインナー利用も可能。ロングシーズン使えるってのもシャツアウターの利点。何よりも重視するのは機能性だというアクティブ派にお誂え向きです。




新世代代表は、ドメブラを牽引するリードオフマン。


ラストは日本のファッションシーンにおけるリードオフマン、AURALEE(オーラリー)。2015年の春夏スタートと3年目にしてこの人気っぷり。まぁそりゃ売れるわ!って感じですけどね。

オーラリーの何がヤバいのかというと、生地へのこだわり。ここって基本オリジナルのファブリックを使ってて、糸から紡績することもあるそう。

だからガチガチの度詰めTシャツやシルク混のワークコートとか、スタンダードに見えるけど実はこだわり満載というアイテムが盛り沢山。「神は細部に宿る」って言葉がよく似合うんです、ここは。ということでオーラリーのシャツアウター部門がこちら。

ウール×シルクの混紡素材で作ったカバーオール。厳密にはこちらもシャツアウターではありませんが、ほぼ同じ感覚で着用できるってことでノミネート。


メインはグレーですがオレンジやブルーの糸も混ぜており、近くで見るとかなり個性的な雰囲気。クラシカルなヘリンボーン織りと相まって、温かみのある表情になっています。


スーパー130's原料の極細ウールとシルクのハイブリッド素材も素晴らしいの一言。独特のヌメリ光沢、だらんとした落ち感を生み出しています。


キレイ目のジャケット感覚で合わせてみるのも悪くありませんが、



個人的には同素材のパンツとセットアップにするのがオススメ。めっちゃカッコいいでしょ、これ。先ほどと同じくキレイ目にまとめているけど、少し大きめのシルエットがヌケ感も演出。



フロントを開けると一層リラクシー。サイジングで崩す感じが程よくストリート感にも転じているように思います。こういうアイテムがまだ苦手だという方も多いと思いますが、意外とすんなりこなせるので是非チャレンジを。



振り幅の狭さ、それがこの時期はかえって武器になる。何となくメリットは理解していたつもりでしたが、この発想は正直目からウロコでした。

今まで選択肢に入ってなかった方も多いと思いますが、今こそ試すタイミング。

新たな可能性を切り開いてみましょう。

STONE ISLAND(ストーンアイランド)はこちら
ASPESI(アスペジ)はこちら
alk phenix(アルク フェニックス)はこちら
AURALEE(オーラリー)はこちら
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edit:minoru mori
writer:daigo iima
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