UPDATE:2017.11.14
3レイヤーアウター特集
ロードバイクに映える、3レイヤージャケット3選。
すぐ手に入る妥協の一枚か、一ヶ月節約して手にした納得の3レイヤージャケットか。ブランド最高クラスの質とスペックを手に入れろ!

ここまでのスペックは必要なのか?
アウトドアシーンでもない限り"3レイヤージャケット"と耳にすると、そう疑問に感じることもあります。ですが、街乗りでもトレーニングでもレースでも、ウェアの性能がいいに越したことはありません。急な天候の変化にも対応する最新ファブリックに、オーバーヒートにも気の効くスペック、それはどんなシーンでも言い切れること。
、、なーんてことは全て後付けなんですよね!(笑)
この所有欲をかきたてられるスペックに、それを一目で感じさせる存在感。今回、そんなロードにも映える3レイヤージャケット3つをピックアップ。ブランドを代表するものから、新作まで。本気ライド~街乗りまで使えるスペックはもちろん、ゆる乗りにも気軽に取り入れらるファション性を備えた最上級アウターです。
7meshだから成しえた技術。
今やアウトドアシーンでは欠かすことのできない、GORE-TEX(ゴアテックス)のハードシェルアウターですが自転車シーンではあまり見かけることがないですよね。完全防水・防風はもちろん、軽量で高い耐久性を持っていますが、伸縮性がないという点が一番の弱点といっていいでしょう。前傾姿勢やシルエットがライドに影響する自転車シーンにとって、ゴアは手を付けたくないのが本音なのですが、アウトドアブランド出身の7meshはそんなん知ったことか!と、得意のパタンニングにて見事欠点を克服しました。
特に"Revelation Jacket(レベレーションジャケット)"はハードシェルジャケットにしては珍しい細身のシルエットを実現。ただ細くしただけでなく立体感を持たせることで、ライド時も降りてからも違和感がないんですよね。この美シルエットに自転車シーンの枠を超えた評価も高く、アウトドアやファッションシーンからも注目を集め、レベレーションジャケット目当てに来られる方も少なくありません。
フリーライドスキーやマウンテンガイドといったハードな運動量が必要とされるシーンを想定された、ゴアの中でも最上級ファブリックGORE-TEX Proを採用。より高い耐摩耗性に加え、シリーズの中でも高い透湿性が汗冷えを抑え、ウェア内の環境をドライに保ってくれる。激しい運動と休息を繰り返すようなスポーツに向いているだけに、体感温度の変動が激しい自転車にもぴったりというわけ。
それでも間に合わないときには、腕と脇下から裾にかけて設けられたベンチレーションを開ければ直接風を感じられます。ゴアは自転車に向いてない!なんて毛嫌いしていた人も、引きつけてしまう魅力は7meshの高い技術とセンスゆえ。一度は手にしてみたいものです。

全力で遊びたい!を叶える、老舗アウトドアジャケット。
アウトドア界を牽引するKLATTERMUSEN(クレッタルムーセン)を語るには、絶対に外せない"ALLGRON Jacket(アルグロンジャケット)"。光沢のないしなやかな質感にカジュアルな印象。KLATTERMUSENはやはり素材選びにセンスを感じますよね。
化繊らしさを感じないマットなルックスからは想像しがたいですが、こちらも3レイヤージャケット。雨風はもちろん、透湿性も持つ「3L Cutan RP」を採用しながら、脇下にはベンチレーションにてオーバーヒートも許しません。また、アウトドアジャケットにしては珍しくシルエットが細めなのにも注目。実はストレッチ性も備えているだけに、このシルエットを可能にしているんですね。

少しポケットの位置が変わっているのですが、これはデザインではなくバックパックを背負った際にもアクセスしやすいように。胸やウエストのストラップにも干渉しないよう考えられています。さらにはジャケットなのにホイッスルや簡易コンパス、左腕には遭難時に位置を示してくれる「RECCOR」を内蔵されていたりと、登山ウェアとしての一面も。
よくある鮮やかなアウトドアジャケットとちがって、赤みのあるブラウンやチャコールに近いブラックカラーといった日常への取り入れやすさも、長年アルグロンジャケットが定番として展開している理由なのでしょう。ブランドを象徴する斜めのフロントファスナーも所有欲を高めてくれる、アウトドアのノウハウと歴史が詰まった一枚。まだ手に入れていないのはもったいないです。
3レイヤー入門編?イーベントジャケット
最後は、日本を代表するファッション系アウトドアブランドand wander(アンドワンダー)より、"event jacket(イーベントジャケット)"。ファッション系といわれると機能はお飾りのように思うかもしれませんが、なんとにはゴアテックスをも脅かすといわれている、BHA社 の「event」を採用したジャケット。
どこがゴアに勝るのかというと、3レイヤーの大きな課題ともなっている「透湿の速度」です。雨も風もさえぎってしまう分、暑くなった際のムレを外に逃がしにくいもの。そもそもゴアもeventもフッ素樹脂といわれるフィルムを使用しているのですが、脂などの汚れから守るためにゴアはポリウレタンの層をさらに加えています。一方、eventは繊維を覆う撥油性フィルムを用いることで通気性をアップ。雨はしっかり弾きながら、汗などのムレは外にしっかり出す仕組みというわけ。まさに、3レイヤーの進化を感じられるジャケットなのです。そうはいっても、こちらにも脇から裾まで伸びるベンチレーションを装備。やはり透湿性があったとしても、運動量の高い自転車にとってはベンチレーションは必須でしょう。
上の2つと違って、アウトドアブランドらしいゆとりのあるシルエットに、ポケットの周りにリフレクターを施したポップなデザインは、3レイヤージャケットを取り入れたいと思っていた人にも入りやすい。入門編としてもおすすめの一枚ですよ。

▼7meshのRevelation Jacketはこちら
▼KLATTERMUSENのALLGRON Jacketはこちら
▼and wanderのevent jacketはこちら
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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