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UPDATE:2017.10.30

大人気GIRO ASPECTから遂に新柄登場!

第一次世界大戦から100年、ASPECTがこのモチーフを採用した背景にあったものとは?

2017年10月、遂にGIROがASPECT初となる新柄Dazzle(ダズル)をリリースしました。何故このタイミングで、このモチーフである必要があったのか。実はこの新柄、ただの幾何学模様ではなかったのです。

GIROだから可能にしたアーバンライドの楽しみ方

TOKYO Wheelsで2014年に販売を開始してから、累計で約600点以上を売上げているGIRO(ジロ)ASPECT(アスペクト)

ツールドフランスに出場しているプロ選手達が実際のレースで使用するほど厚い信頼を受けているGIROが、その技術をそのままアーバンライドに落とし込めるようにデザインしたのがASPECTでした。

流線型のデザインを排除し、クラシックカーからインスパイヤされた丸みを帯びたフォルム。そして光沢を抑えたマット色を加える事で、見事にロードバイクをタウンユースとして楽しめる幅を広げたのです。


なぜ今、新柄を出したのか?

ASPECTが誕生してから、これまで新色のリリースはあったものの、その全てがシンプルな無地一色でした。あえてそうしていた、とも言うべきでしょう。

しかしこの2017年10月、遂にGIROはASPECT初となる柄モチーフDazzle(ダズル)を採用したのです。何故このタイミングで、このモチーフである必要があったのか。

実はこの新柄、ただの幾何学模様ではなかったのです。



相手の目を惑わす擬態と迷彩

GIROがこのDazzle(幻惑迷彩)というデザインを取り入れた背景は、今からちょうど100年前、第一次世界大戦にアメリカが連合軍として参戦した時代に遡ります。


英国キル級パトロールガンボートHMSキルタンガン(ウィキコモンズより)

当時、戦艦が潜水艦からの攻撃から守るために発明されたカモフラージュデザイン、その名も「眩惑」と呼ばれるダズルが用いられました。船を隠すために迷彩を使用するのではなく、船の意図を隠すために使用されたというものでした。

幾何学的な形状や曲線でコントラストのある色を幅広く使用し、潜水艦から見た時に実際の形状やサイズ、方向を惑わすという目的で採用されたのです。


多彩な角度で描かれているDazzle(ウィキコモンズより)

船の側面に描かれた曲線は船を小さく見せかけるか、または別の方向に向いていることを示唆するような、虚偽の船首波を作り出します。


潜水艦からの眺め(同じ船でも左の迷彩と右の船とは見え方が異なる)(ウィキコモンズより)

このラインを乱すパターンは、煙突に斜めの縞模様があると、まるで反対方向に向いているかのように見え、また1船であるのか2船なのかを相手に錯覚させる意図がありました。




アメリカが参戦した第一次世界大戦からちょうど100年にあたる今年、そのDazzle(ダズル)をGIROはASPECTに取り入れました。

GIROのデザイナーやチームは、自然・アート・ミュージックをこよなく愛しています。

“パワーあふれるものが、人々をインスパイアする”

デザイナーそしてGIROチームが人をインスパイアするパワーのある物を愛し、それを常に商品に反映しています。

今、西海岸でトレンドが起こりつつあるの80年代カルチャーを、GIROは一早くアイテムに取り入れています。



人をエキサイティングにさせてくれるミュージックをイメージし、レコード盤の表面を拡大した時の模様と、Dazzle(ダズル)がインスパイヤされ、この新しいアスペクトが完成したのです。

これを機に、また新たなGIROが始まります。





▼GIRO ASPECTはこちら。


参照:smithsonian.com by Linda Rodriguez McRobbieより(最終閲覧日:2017年10月30日)


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 text by sakamoto


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