UPDATE:2017.08.26
and wander(アンドワンダー)のシームテープ裏毛シャツ【back pile shirt】
今欲しいのは見飽きたカットソーよりも、一癖ある「ギアシャツ」。
今シーズンもand wander(アンドワンダー)より新作シャツが届きました。想像の斜め上いくアイテム、マニアックな域に行ってしまっているような探究心、それをファッションとしても落としこむ技術。うん、やっぱりすごい。

そろそろカットソーに飽きてきたんじゃない?
近年カットソーブームが盛り上がりをみせていたこともあってか、シャツが下火となっていましたが、ファッション業界から流れが戻ってきたように感じます。とはいえ、トレンドと言われるほどの勢いはまだ戻っていないのが現状。
カットソーからシャツに乗り換えたいけど、いまいちパっとこない。そんな気分の中and wander(アンドワンダー)が秋冬新作に引っさげてきたのは、スウェットほどカジュアルじゃない、でもシャツほど肩に力は入らない。そんな一癖シャツ「back pile shirt」。
常識にとらわれないアウトドアウェア。
and wanderといえばアウトドアに偏りきらない都会的なルックスが特徴な、機能的なお洒落アウトドアウェア。だからこそ常識にとらわれないデザインや素材使いに、いつも私達の想像の斜め上の上を行っているんですよね。だからこそ、ファーストインプレッションがすごい。それだけでも魅力的なのに、ギミックで選んでも後悔させないストイックさにより魅了されてしまうのです。
"back pile shirt"も、シャツでありながらカットソーにて用いられる編み物にて作られた、一見不思議な一枚。裏毛素材でありながらも、手にするとパーカーやスウェットとは違った、薄くて軽やかな質感に驚くはず。

それも、東レのエバレットというまるでスウェットのような風合いのため。とにかくこのさらふわな肌触りが心地よく、吸湿速乾性に優れた機能性がべたつきといった不快感を感じさせない、ギアとしても優秀な逸品。
薄手で柔らかいとっていっても適度に生地に張りがあるので、だらしない印象になることもなく、一枚で様になる。
通常のシャツとは違った袖口のリブであったり、スナップボタンがシャツの堅苦しさを取り除いたスポーティーな印象が、カットソー感覚で取り入れたくなる気軽さです。
肌へのストレスを最小限に。
ギアとしての機能性に目がいきながらも、このシャツが最も追求した点は「着心地」であったり「肌触り」にあり。そのために重要なのが、このシームテープ。

肌触りを良くするためにどれだけいい生地を調達したとしても、縫い目が肌に当たってしまえば台無し。そこで、可能な限り縫い目を減らすために用いられたのがこのフラットシーマという縫製方法。

これにより縫い目を平らにしただけでなく、糸が肌に触れる面積をより少なくする技法により、さらなるストレス軽減に成功。冬にも手放したくない肌触りは、レイヤードスタイルにも欠かせなくなりますよ。
しかし、このままでは強度が弱いためにアウトドアユースとしては成り立たない。そこで考えられたのがシームテープなのです。
裏面ではなく表にシーリングをすることで、肌への負担をなくしただけでなく、シャツの存在感をより引き立てるエッセンスとしても。斜め上の上とはまさにこのこと。

パーカーではないし、カットソーともシャツとも簡単にくくりたくない一癖シャツ。未体験者には得体のしれない一枚かもしれないが、最高の着心地を探し求める者が行き着く先はここなのかもしれない。
▼and wanderのシームテープ裏毛シャツ"back pile shirt"はこちら
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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