UPDATE:2017.07.13
FEEL LOOK Wheels styling Vol.50 TOKYO Wheelsオリジナルポロ
ポロシャツで、どこまで走れるのか比較してみた
TOKYO Wheelsで毎年人気の“走れるポロシャツ”。今シーズンはポロだけで新作を含む3モデルをリリースしています。それだけポロシャツ需要があるということなんですね。一体このポロシャツでどこまで走れるのか。どんな違いがあるのか。実際に走って検証してみました。

サイクルジャージは世の中いっぱいありますが、大人の走れるポロシャツって意外と少ないんですよね。自分たちの欲しいものが無いのなら作ってしまおうと、TOKYO Wheelsで毎年リリースしている人気のポロシャツシリーズ。
もちろん普通のポロシャツをつくる訳はなく、ちゃんと自転車に乗れる機能を兼ね備えています。しかし大事なのは、あくまでもビジュアルは普通っぽく見せること。だからたまに誤解されることもあるのです。「これじゃ走れないんじゃないか?」と。
基本は、10MCW(10マイルサイクルウェア)として10キロ前後の距離を走る事を想定してつくっています。しかしこれが実は結構走れちゃうんです。
では実際にどのくらい走れるのか、どんな使い分けが出来るのか、今年リリースしたTOKYO Wheelsオリジナルポロ3選で比較検証してみました。
第一走者は、オールドヴィンテージなサイクルジャージをイメージして、モダンにアレンジした大人の為のポロシャツRandolph(ランドルフ)選手。
一瞬、見た目的には暑そうだし、そんなに走れないんじゃないの?と思われがちですが、それが結構走れたんです。というよりヨーロッパで行われているエロイカなどでは、このコットンニットのポロシャツで普通に何百キロと山岳地帯を走りますし、湿度も少ない涼しい日であれば、走ろうと思えばそこそこ走れちゃう?
自転車って走っている間は風を前面に受けるのでそこまで暑さや汗を感じにくいですが、信号で止まった瞬間に一気に吹き出してくるんですよね。
このポロは、走れるというより、走って汗をかいてもコットンニットなので、ナイロンのようなベタ~っと張り付く不快感がなく、汗ジミが目立たないところが一番の特徴です。
その秘密はこの素材の編み方にあり。通常のコットン生地ではなく、裏面がストレッチ糸の二重構造な素材で編んでいるため、裏面のストレッチ糸が汗を吸い上げて表面のコットン糸に逃がしてくれるという優れモノ。なので汗をかいてもドライ肌をキープしてくれます。
さらに表面の柔らかな風合いに比べ、肌に触れる裏面はストレッチ糸が持つ極細で繊細な風合いが、汗をかいてもサラッとした肌触りが一番の特徴です。
このポロをつくった理由は、Jedia(ジディア)で扱っているジョンスメのコットンニットポロが、やっぱり大人向けだし夏は人気が高いよね、というところから、オリジナルでまたつくろうかと何年か振りに復刻しました。
“コットンニット”にこだわるのは、何より着た人しか分からない着やすさやと肌触りの良さがあるから。そして薄手のポロだとペラペラ感が安っぽく見えてしまいがちですが、このほど良い肉厚感はヨレ感が出ず大人が着ても上品になるんですよね。
ただ特に湿度の高い真夏の日中に走ると、正直距離はそこまでは厳しいかもしれません。しかし汗をかいた後涼しいカフェに入っても、ナイロンのように冷たく汗冷えをしにくいのは、ポイントが高いかもしれませんね。
第二走者は、TOKYO Wheelsの不動の人気を誇るシリーズ、St.Louis(セントルイス)選手。別名サイポロとも呼ばれています。毎年素材・デザインはそのままに、カラーや柄を変えてリリースしています。
素材は綿ポリの混合に、定番のクールマックスが速乾性を高めてくれるので、着た瞬間から既に涼しい。生地自体は薄く、身幅はあえてゆったりにしているので、乗っている間は空気が入り真夏の日中ライドも涼しく、そこそこの距離も走れちゃいます。

さらにRandolph(ランドルフ)選手との大きな違いは、後ろに付いている大きめの3バックポケット。グローブ、タオル、財布など入れられます。(但し入れ過ぎると破けちゃうので注意してくださいね)
バックポケットがよりサイクルジャージの機能に近く、荷物を背負わずに済むので、その分快適でちょっと距離も伸びるかな?という感じです。
余談ですが、このSt.Louis(セントルイス)選手は、自転車だけではなく、ピンやグローブがポケットに入ると、ゴルフをする時も活躍するようですよ。
最終走者は、今年のニューフェイスCorty(コーティ)選手。“ドライサイクルポロジャージ”という名の通り、襟付きのポロなのですが、機能・カタチはほぼサイクルジャージ。このビジュアル通り、ポロシリーズの中で最も距離を走れました。
素材に使われているStatic-Dry(スタティク・ドライ)は、通常のポリに比べ約4倍の吸水性があり、汗をかいてもどんどん吸って外に拡散してくれます。シルエットも通常のポロに比べサイクルジャージに近く、細身でフィット感のある仕上げになっています。
全体的にストレッチが効いていて、ゴム仕様のバックポケットや、後ろ身頃にもめくれ上がらないように内側にストッパーのシリコンが付いているなど、ほとんどがサイクルジャージに等しいつくりになっています。

これはポロといっても、機能はライドに特化したほぼサイクルジャージと言って良いので、100kmのロングライドも可能です。見た目も一番スポーティな印象に。
こうして比較してみると、一言でポロシャツといっても、まさに三者三様ですね。
見た目も機能もそれぞれに個性があるので、夏に一番使えるアイテムのポロシャツは、正直何枚持っていても良いかもしれません。
乗るシーンや距離で選ぶも良し、単にデザインで選ぶも良し。その日の気分に合わせて、ぜひ使い分けてみてはいかがでしょうか。
▼TOKYO Wheels(トーキョーウィールズ)ポロシリーズはこちら
TOKYO Wheelsでは、新入荷やお得情報をTwitterやBlog、FACEBOOKなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
text by sakamoto
もちろん普通のポロシャツをつくる訳はなく、ちゃんと自転車に乗れる機能を兼ね備えています。しかし大事なのは、あくまでもビジュアルは普通っぽく見せること。だからたまに誤解されることもあるのです。「これじゃ走れないんじゃないか?」と。
基本は、10MCW(10マイルサイクルウェア)として10キロ前後の距離を走る事を想定してつくっています。しかしこれが実は結構走れちゃうんです。
では実際にどのくらい走れるのか、どんな使い分けが出来るのか、今年リリースしたTOKYO Wheelsオリジナルポロ3選で比較検証してみました。
汗はかく。でも不思議と汗ジミが目立たない
<走り度★>第一走者は、オールドヴィンテージなサイクルジャージをイメージして、モダンにアレンジした大人の為のポロシャツRandolph(ランドルフ)選手。
一瞬、見た目的には暑そうだし、そんなに走れないんじゃないの?と思われがちですが、それが結構走れたんです。というよりヨーロッパで行われているエロイカなどでは、このコットンニットのポロシャツで普通に何百キロと山岳地帯を走りますし、湿度も少ない涼しい日であれば、走ろうと思えばそこそこ走れちゃう?
自転車って走っている間は風を前面に受けるのでそこまで暑さや汗を感じにくいですが、信号で止まった瞬間に一気に吹き出してくるんですよね。
このポロは、走れるというより、走って汗をかいてもコットンニットなので、ナイロンのようなベタ~っと張り付く不快感がなく、汗ジミが目立たないところが一番の特徴です。
その秘密はこの素材の編み方にあり。通常のコットン生地ではなく、裏面がストレッチ糸の二重構造な素材で編んでいるため、裏面のストレッチ糸が汗を吸い上げて表面のコットン糸に逃がしてくれるという優れモノ。なので汗をかいてもドライ肌をキープしてくれます。
さらに表面の柔らかな風合いに比べ、肌に触れる裏面はストレッチ糸が持つ極細で繊細な風合いが、汗をかいてもサラッとした肌触りが一番の特徴です。
このポロをつくった理由は、Jedia(ジディア)で扱っているジョンスメのコットンニットポロが、やっぱり大人向けだし夏は人気が高いよね、というところから、オリジナルでまたつくろうかと何年か振りに復刻しました。
“コットンニット”にこだわるのは、何より着た人しか分からない着やすさやと肌触りの良さがあるから。そして薄手のポロだとペラペラ感が安っぽく見えてしまいがちですが、このほど良い肉厚感はヨレ感が出ず大人が着ても上品になるんですよね。
ただ特に湿度の高い真夏の日中に走ると、正直距離はそこまでは厳しいかもしれません。しかし汗をかいた後涼しいカフェに入っても、ナイロンのように冷たく汗冷えをしにくいのは、ポイントが高いかもしれませんね。
ポロ以上、サイクルジャージ未満
<走り度★★>第二走者は、TOKYO Wheelsの不動の人気を誇るシリーズ、St.Louis(セントルイス)選手。別名サイポロとも呼ばれています。毎年素材・デザインはそのままに、カラーや柄を変えてリリースしています。
素材は綿ポリの混合に、定番のクールマックスが速乾性を高めてくれるので、着た瞬間から既に涼しい。生地自体は薄く、身幅はあえてゆったりにしているので、乗っている間は空気が入り真夏の日中ライドも涼しく、そこそこの距離も走れちゃいます。

さらにRandolph(ランドルフ)選手との大きな違いは、後ろに付いている大きめの3バックポケット。グローブ、タオル、財布など入れられます。(但し入れ過ぎると破けちゃうので注意してくださいね)
バックポケットがよりサイクルジャージの機能に近く、荷物を背負わずに済むので、その分快適でちょっと距離も伸びるかな?という感じです。
余談ですが、このSt.Louis(セントルイス)選手は、自転車だけではなく、ピンやグローブがポケットに入ると、ゴルフをする時も活躍するようですよ。
ポロという名のサイクルジャージ
<走り度★★★>最終走者は、今年のニューフェイスCorty(コーティ)選手。“ドライサイクルポロジャージ”という名の通り、襟付きのポロなのですが、機能・カタチはほぼサイクルジャージ。このビジュアル通り、ポロシリーズの中で最も距離を走れました。
素材に使われているStatic-Dry(スタティク・ドライ)は、通常のポリに比べ約4倍の吸水性があり、汗をかいてもどんどん吸って外に拡散してくれます。シルエットも通常のポロに比べサイクルジャージに近く、細身でフィット感のある仕上げになっています。
全体的にストレッチが効いていて、ゴム仕様のバックポケットや、後ろ身頃にもめくれ上がらないように内側にストッパーのシリコンが付いているなど、ほとんどがサイクルジャージに等しいつくりになっています。

これはポロといっても、機能はライドに特化したほぼサイクルジャージと言って良いので、100kmのロングライドも可能です。見た目も一番スポーティな印象に。
こうして比較してみると、一言でポロシャツといっても、まさに三者三様ですね。
見た目も機能もそれぞれに個性があるので、夏に一番使えるアイテムのポロシャツは、正直何枚持っていても良いかもしれません。
乗るシーンや距離で選ぶも良し、単にデザインで選ぶも良し。その日の気分に合わせて、ぜひ使い分けてみてはいかがでしょうか。
▼TOKYO Wheels(トーキョーウィールズ)ポロシリーズはこちら
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