UPDATE:2016.11.27
GIRO(ジロ)のビンディングシューズ"EMPIRE SLX"
スイッチを切り換える瞬間は、靴紐を結んだとき。その一手間が本気にさせる。
今回は「ゆるく」「ラフに」といったバイシクルライフではなく、ストイックに自転車で走りたいという本気のサイクリストに向けたもの。街乗り派のみなさんは戻るをクリックしてもらってもいいですし、こんなのあるんだ!と知識程度に見てもらうのもあり。欲しくなっちゃったらごめんなさいね(笑)

ビンディングシューズもすっかり足に慣れ、ある程度距離も走れるようになったし、ペースも速くなってきた。そこでちょっと気になるのが、果たして自分の最大限の力が余すことなく自転車に全て伝わっているのか?ということ。タイヤ、ホイール、ドライブトレインもいいですが、やはり自転車をうごかしているのは足です。
足とシューズが一体になる感覚。持っているパワーを最大限に引き出すことが出来る最強ビンディングシューズ"EMPIRE SLX"があれば、小手先の向上ではなく走りの質を根本から変えることができるのです。
GIRO(ジロ)といえば近年へルメットだけでなくシューズでもその存在感を現し、気付けば感度の高いサイクリストの御用達ブランドとなったブランド。
2012年に登場した"EMPIRE ACC"は、マットな質感に当時にはとても珍しいシューレースを採用。古いようで逆に新鮮?!と一気に注目を集めました。その実力はルックスだけでなく、プロ選手も使用しているという事実に裏付けされています。
最近では、FRED PERRYとのコラボでもファッションセンスを光らせていた「サー・ブラッドリー・ウィギンス」も"EMPIRE SLX"を着用してアワーレコードに挑戦。他にも実力派選手がこぞってGIROのシューズを使用しています。
ベルクロやダイヤルクロージャーシステムが主流のビンディングシューズ界において、その流れに逆らうようにシューレーススタイルを貫くGIROのEMPIREシリーズ。でも、シューレースって見た目がいいだけで、機能としては劣るのでは?という疑問もありますよね。
実はそんな特徴的なルックスとは裏腹に、ハイレベルのフィット感が得られるのがシューレースのポイントでもあるのです。
シューレースは、いってしまえば広範囲で細かい調節ができる。脱ぎ着が大変なように感じるかもませんが、一度穿いてしまえば帰るまでは脱ぐこともないし、足にフィットすることでより力のロスが無く、ライド中のストレスも軽減。軽量化や壊れることもない理想のかたちなのです。
ですが、この極上のフィット感を得るにはちょっとした下準備が必要。
1.インソール(フットベッド)を調整しましょう。
GIRO EMPIREのインソールには、「スーパーナチュラル・フットベッド」というシステムが採用されています。簡単にいえば、土踏まずの高さを調節できるというもの。

ベースとなるインソールの他にアーチサポートが3種類付属。
ベリベリっと簡単に剥がせるようになっているので、一番フィットするインソールの厚みをチョイス。この時点でもしっくりする感覚を味わってもらえるかと思います。

2.紐の締め方にも一工夫。
ここで、シューレースタイプの靴を履くときのポイントが「かかとトントン」です。

かかとのみを地面にトントンと2回ほど落とすようにしてから紐を締めていきます。そうすることで、紐を締めあげたあとでもシューズ内で足が遊ぶことなく、締めあげた時のホールド感が持続するのです。

くるしくない、でもしっかりめにシューレースを締めて、余った紐はできるだけ左右を同じ長さに調節します。その余った紐をタンのシューレースホルダーへ。走行中に紐がチェーンに絡まったりすることを未然に防ぎます。

これで完成!後は走るだけ。インソールは一度調節するだけでいいですし、スニーカーだって毎回シューレース結び直すことを考えたらそんな手間じゃないでしょ?
そんなEMPIREシリーズの中でも、特にこの"EMPIRE SLX"はシリーズ1、いや業界内でも最軽量クラスの軽さを誇るビンディングシューズ。よりハイパフォーマンスを求めるなら、正直ここは奮発することをおすすめします。

「業界最軽量クラス」な圧倒的な軽さと、プロも認めるその魅力とは?
EMPIRE SLXの重さは、なんと片足175g。SPEEDPLAYのクリートと合わせても245g程度ですので、一般的なビンディングシューズに比べはるかに軽いということがわかります。
いってもEMPIRE ACCと片足で40gほどの差だし、そんな差はないのでは?と思われるかもしれませんが、1分間に80~90回もペダリングをする足元に関していえば大きなアドバンテージとなり、距離が長くなればなるほどその差は身体に現れます。
また、アッパーには足馴染みの良いマイクロファイバーを使用し、縫い目のない一体成型することで履いているのにまるで素足のような感覚はEMPIREでしか味わえません。
足は意外にたくさんの汗をかくので、裏にはメッシュを採用。

通気性を高めるだけでなく、抗菌仕様でニオイも防止しているという、性能だけでない気の利いた一足。レザーなどとは違い、伸びたりすることがないのに強度が高いという、変わらないフィット感を維持することができるのも嬉しいですよね。

また、ソールにはイーストン社のカーボンソールが使用されており、軽くて強いを非常に高い基準で確保。
中空構造とすることで、ペダリングの際に力を逃がすことなくペダルに伝えることができ、薄い一枚ながらもライダーの強力なペダリングを足元で支えています。
ちなみに、EMPIRE ACCはカーボンソールやアッパーの素材が変わることで、コストを抑えたモデル。アッパーはEMPIRE SLXに比べてやや硬さのあるものが使用されています。
そのため同じGIROでも靴型も若干異なるので、EMPIRE ACCをお持ちの方は0.5サイズ下げて選ぶといいですよ。
また、EMPIRE ACCはつま先部分に高さがあり、指が太いような人でも余裕のあるつくり。実際に接客していても、足幅が狭く甲が低い人がEMPIRE SLXを、逆に足幅がやや広く甲が高い人がEMPIRE ACCがしっくりくるとおっしゃられることが多いように感じます。

面倒に思いがちなシュレースも、結んでいる間に"ライドへ気持ちを切り換えるスイッチ"、そんな時間にしてもいいかもしれませんね。
「足周りを変えると、自転車が楽しくなる」とはよく言ったもの。タイヤ、ホイール、などもいいですが、シューズが与える影響も、実は決して小くはないのですよ。
▼GIROのEMPIRE SLXはこちら
--
TOKYO Wheelsでは、新入荷やお得情報を
TwitterやBlog、FACEBOOKなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
![]() |
|
text by sasaki <STAFF PROFILE> |
- 関連キーワード
- GIROジロビンディングシューズ
最新のニュース
-
-
突然の雨でも困らない。自転車乗りが選ぶ“本当に使える雨対策”2選!
2025.07.10
-
GIROより、2つの限定ヘルメットが登場!
2025.07.10
-
【大人の派手ジャージ】“うるさくならない”センスの秘密、知ってますか?
2025.07.08
-
2025.07.04
-