UPDATE:2016.08.28
自転車を初めて買った人が、最初に読むもの。Vol,2
自転車を買ったなら、次はパンツを選べ!これが10倍楽しむ秘訣です。
自転車を買ったら、次に何を用意しますか?シューズ?バッグ?サイクルジャージ?後回しにしがちなアイテムにこそ、どんなサイクリストにも必要なスペックや機能がある。あれやこれと買う前に、一度読んでみてください。

つい先日、こちらにて「自転車を手に入れた次に用意すべきものは?」という話をさせてもらいました。見ていない方に簡単にお話すると...
猛暑も過ぎ、ちょっとずつ自転車の季節が近付いているだけに、初めて自転車を始めようと思っている方や、少し自転車から離れていたけど復活しようかと思っている方が増えてきたように思います。
いざ自転車に乗ろう!と思っても、あれもこれもあれも必要。何から用意したらいいのかわからないからと、ただ店員さんに言われるがまま用意していてはだめなんです。
じゃあ、絶対に必要となる「ライト」「鍵」「ヘルメット」は、とりあえずいいものを選んでおけばいいよね?というのも正しいとは言い切れません。
一人一人ライドスタイルや環境は違い、これからそのスタイルが変わっていくことが多い。そこでただ見た目や高性能というだけで選んでも、のちのち使わなくなることもよくあることなのです。
ですが、そんな中でもライドに直接影響がでる「ウェア」に関しては、誰もが重要とすべきアイテム。その中でも、脚を主に動かす自転車は「パンツ」が、最初に用意しておくべきものなんです。
そこで今回は、ビギナーさんがまず最初に持っておいて損はさせないパンツの選び方からお教えします。
How Toバイシクルパンツ!
そうはいっても、自転車パンツの種類も無限大。一見カジュアルパンツと見分けの付かないものから、ピタピタしたジャージタイプまで。
そんな自転車に乗ることも考えたパンツの選び方には、いくつかポイントがあります。パンツを選ぶ際には自分がどのような乗り方を想定しているかなど、一度整理しながら見て下さいね。
1:自転車に乗って何をしたいか。
まずは自転車に乗って何をしたいのか。毎日の通勤や、休日のトレーニング、街での移動手段としてなど。どのくらいの距離を走るかによっても、求めるパンツは大きく変わってきます。
たとえば、今後レースに出ることを目標とし、200kmを超えるような長距離ライドも視野に入れているのであれば、間違いなくビブショーツが必要となります。お尻が痛くなるのを防ぐパッドや、動きに沿ったストレッチ性、ウェアの中でも非常に高い快適性を得ることができます。
そこで知っておかなければいけないのが、ASSOS(アソス)。サイクルジャージの最高峰といわれ、プロの選手すらもチームジャージのパッドをASSOSのパッドに変えている選手も多く存在するほどで、ビブショーツの評価が非常に高いブランド。
プロが使っている=初心者向きではない。初心者だから安いものでいいでしょという認識は大きな間違いです。安いものはそれだけ機能性も乏しい。まだまだ技術でライドをカバーできないのであれば、ウェアに頼るのが一番なんです。
少しビブショーツに抵抗があるのであれば、このようなサスペンダーのないタイプもあるので、気軽に取り入れることもできますし、
このように、オーバーショーツを取り入れることだって。今はあまり見なくなったモジモジ君のようなスタイルでは、気軽に寄り道できないという人にはピッタリ。※オーバーショーツとは、ビブショーツの上から穿くパンツのこと。
このサイクルカーゴショーツ"Randonneur"はビブショーツにも使われている素材を使用しているので、ビブショーツでの動きやすさを損なうことなく上手くカバー。カーゴパンツをイメージしたサイドのポケットがシルエットを隠すことができるのです。オーバーショツでなくても、軽い街乗り程度であればこれ一枚で十分。
また、時間のある日に街乗りでも50kmは超えるような、運動を兼ねたトレーニングライドを考えているのであれば、耐久性にも自信のある別注タクティカルショートパンツがおすすめ。
先ほどの"Randonneur"の違いは耐久性という点。真夏でも快適に穿ける"Randonneur"は少し薄手ですが、タクティカルショーツは耐久性を重視する為に、生地自体は自然なハリを持った高密度チノ素材。この密度の高さが撥水性も持っているので、急な小雨にも身体を冷やすことなくライドすることが可能。夏には暑くならないのかと心配してしまいますが、ショーツなので風通しも良く、速乾性にも優れているのでご安心を!
あえてサイドのポケットのマチを作り大きくすることで、カジュアルな印象を高め、サイクルジャージからシャツまで汎用性の高いスタイリングができるので、ビギナーさんにも扱いやすい1本かと思います。
2:とことん見た目!ルックス重視の街乗り派には。
初めてのライドとパンツということあって、まずは「カジュアルなライドパンツが欲しい」「でもしっかり走れる高いスペックは欲しい」という要望がもっとも多い。移動先でレストランや観光を楽しみたいという方や、自転車通勤でも全く問題ない。そんなパンツも用意していますよ。
まず、抑えておきたいのがクロップドパンツ。
細いタイヤやビンディングシューズに慣れるまでは転倒することだって大いに考えられます。その際の怪我を防ぐのがヘルメットであったり、グローブ、ウェア。クロップドパンツは、脚や膝を守ってくれるだけにサイクリストにマストなアイテムなのです。実際に自転車に長く乗られている方でも、「暑いのでショーツ履きたいけど、膝が出たままだと怖いので、クロップドが良い。」という方も多い。
その中でもrin project(リンプロジェクト)の別注クールマックスクロップドは、定番のストレッチサイクルショートパンツと同じかたち、同等のストレッチ性を持ちながらも、クールマックスという速乾性の高い素材を使用。生地自体にもハリが増し耐久性もアップ!洗濯後の乾きも早く、縮みも少ないことで人気のある別注モデルなんです。乾きが早いと回転も早くなるので、トレーニングウェアとして着まわすことだって。
このきれいめカジュアルなルックスだけでなく、手に届きやすい価格から色違いで揃えたり、リピーターも多い。悩んだら、まず抑えておくべきパンツといえるでしょう。
また、より日常に目を向けている方には、自転車通勤からドレカジュスタイルにまで対応する、TOKYO Wheelsのnapoliパンツシリーズ。
パンツといえばイタリア。そんなイタリアンチノをイメージし、ジャケット合わせも難なくこなすようなパンツをと「napoli」が誕生。生地はできるだけテカリを抑え、スポーツを全く連想させないルックスに。
自転車パンツにはよくあるタイトパンツですが、ドレッシーなパンツはなかなかないでしょ?シルエット美にこだわっただけのことはあり、自転車に乗らない日にも穿きたいというお声が最も多いパンツなんです。このパンツも色違いやモデル違いでお求めになる方も多いんですよ。
これだけ細身にしながらも、全くストレスを感じさせない非常に高いストレッチ性。生地はできるだけ薄めにし、太ももの両サイドにコンシールファスナーを付けたベンチレーション機能も追加したことで、真夏にも穿けるように。

裾にかけてかかるテーパードが、ロングパンツながらもチェーンに干渉することがなく、腰の高い位置にモバイルポケットをつけることで、ライド中やイスに座っているときも、スマホが邪魔になることもありません。
細みのシルエットを活かしてアクティブに着るもよし、シャツ+ジャケットで通勤スタイルや、夏専用のドレパンとして楽しむこともできるマルチなパンツです。
3:街乗りでもとことん機能を求めるなら。
50kmオーバーだとサイクルジャージなどのスポーティなトップスを持ってくることが多いだけに、合わせるショーツもある程度スポーティさはあってもいい。サイクルジャージとも相性がよく、なおかつビブショーツの代わりとならるような一本が欲しいという方には、「街乗りジャージ」として長年支持されているこのSHINICHIRO ARAKAWA(シンイチロウアラカワ)のエルゴノミックライドパンツ。
SHINICHIRO ARAKAWAといえばバイクやファッションのイメージが強いだけに、その独特な目線から作られたデザイン性の高いパンツ。筋肉のかたちに合わせたパタンニングに、ジャージにも使われるような伸縮性の高い素材。動きやすさはビブショーツ以上かも。
膝をしっかり隠しつつも、ペダリングの干渉にならないように膝の裏側を少しえぐったようなかたち。ライド中にバタつかないためにも、裾にベルクロも装備しています。

以前、荒川サイクリングコースにてサイクルジャージ+アラパンを合わせて走っている方をお見掛けしたのですが、これぞ街乗りジャージスタイルといったライド仕様でとてもかっこよく着こなしていました!
もしお尻が痛くなった際は、ビブショーツまでとはいきませんが薄手のパッドが付いたインナーもあるので、うまく組み合わせてくださいね。

快適性や耐久性等をより高め、ライドの快適さが直結する「パンツ」。まずはパンツから手に入れることで、より自転車に乗る楽しさを知って欲しいと思います。
次回は「シューズ」についてのお話し。自転車シューズは、気になりだした頃が買い時ですよ!
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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