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UPDATE:2016.08.05

rin project(リンプロジェクト)のストレッチサイクルショートパンツ

街乗りパンツの基盤を作ったともいえる一本。十数年経っても変わらない良さがある。

"街乗りバイシクルパンツの原点"ともいえる、rin project(リンプロジェクト)のストレッチサイクルパンツ。少しずつアップデートされながら、十数年経った今もなお多くのサイクリストに愛される理由とは。


日常に馴染むシンプルなデザインに、ライドを快適にする確かなギミック。バイシクルパンツを中心に、今や世代を問わず人気の高いrin project(リンプロジェクト)ですが、その始まりは意外なものでした。

元々自転車とはなんら関係のないファッション業界にいた、rin projectの代表兼デザイナーでもある山田氏。今から約20年前に遭った交通事故により、それまでは移動がすべて車だったという生活から、自転車が中心の生活へ変えたそうです。事故による車への抵抗感から始めた自転車でしたが、乗っているうちにその魅力にのめりこみ、走っている際に感じるさまざまな不満や理想をかたちにできないかと、バイシクルパンツと自転車バッグを作ったのが最初。

その後の2003年にrin projectが誕生。その頃は今ほどカジュアルなバイシクルウェアが少なかっただけに、自転車に特化したパンツは見事注目を集めました。
「もっとこういうものがあったらいいのに」と自分自身が感じたものをかたちにしているだけに、発想がとてもリアルなんですよね。そんな原点でもあったパンツが、今の『ストレッチサイクルパンツ』につながっているのです。


今も変わらず愛されている、バイシクルパンツ。


特に個性が強いわけでなく、高機能な素材も使っていないのですが、毎年冬以外の季節で常に人気が高く、暖かくなってくるとランキング上位に必ず上がってくるストレッチサイクルショートパンツ

ストレッチサイクルショートパンツ¥11,880/rin project(リンプロジェクト)

このパンツが登場した当初は、今のようなカジュアルなルックスのライドパンツがとても少なく、バイシクルパンツの先駆けとして注目を集めていました。ですが、それから十数年が経った今。他のブランドでも数多く様々なライドパンツが登場するようになりました。
そんな今でも、なぜ人気が衰えることがないのか。それは活躍するシーズンが長いということと、自転車パンツのいろはが詰まっているといってもいいほど、基本的な機能が凝縮されているからなんです。


一年を通して、一番需要の高いパンツとは?


今からパンツを用意するにも、ショーツだと夏しか穿けないし、秋物を先買いしても暑くてすぐに穿けない。そこで一番使い易いのが、夏にも穿けるクロップドパンツ


コットン95%にポリウレタン5%を含んだ、カジュアルなルックスを保ちつつもしっかりとストレッチ性を残した素材。生地をできるだけ薄くしながらも、耐久性を保つ厚みがちょうどいい。また、一番すれの多いお尻部分は生地を二重にしているので、気にせずガンガン走ることができる。
これなら夏にも問題なく、秋の終わりがけにはインナーにスパッツを重ねて調節をすればOK。今年は9月も暑いといわれていますが、ショーツじゃ季節感もないし...って時期にはとくに重宝しますよ。意外とハードなスポーツでもある自転車は、10月でも結構暑くなりますしね。

いやいや、この薄さでも今年の夏は我慢できない!!というサイクリストには、楊柳素材を使った"ステテコショートパンツ"もご用意。


"楊柳"とは甚平などにでも見られる、波を打つかのように凸凹した生地のこと。この凸凹が汗をかいてもベタつきにくく、生地自体がとても軽くて薄く、吸水速乾性や通気性にも優れたまさに真夏の素材。
ストレッチサイクルショートパンツと同じ形なので、真夏のライド用として使う人もいれば、ビブショーツの上に穿くオーバーショーツとしても。耐久性はストレッチサイクルショートパンツに劣りますが、夏の暑さを快適に乗りきるためには、自転車シーンでなくとも大活躍しますよー!




話は戻って。ストレッチサイクルショートパンツはライドパンツらしい細身のシルエット。別名"美脚パンツ"とも呼ばれています。
そのヒミツもこのテーパード。動きを要するお尻周りは、股部分にマチをつけてペダリングしやすくしています。そこから裾にかけて細くしていくかたちが、脚に自信のないという方もスッキリ見えるのです。
このシルエットが、コットンパンツながらもサイクルジャージとのスタイルも可能に。街乗りでも、今日はいつもより頑張って走ろうって日には、トップスをサイクルジャージにしてちょっと崩したスタイルなんかも。


自転車に乗っているときだって、この美シルエット。オンオフで気を抜かない、"穿くだけで魅せるパンツ"。



見ると穿くでは大違いなギミックたち。


そう実感させられたのが、サイドのポケット。カーゴパンツのように両サイドの少し下の位置に付けられているのですが、少し斜めについているのがわかると思います。

これはライド中にもポケットに手が届きやすくするため。自転車ならではの発想ですよね。また脚が大きく動く箇所なだけにフラップ+ベルクロをつけて、物が落ちにくいようになっています。
また、背中の部分を少し長めにすることで、前傾姿勢時に背中が見えないように。そんな背面を見てみると、小さな穴が開いています。

なんとこれはベンチレーション。熱がこもりやすい部分なだけに、通気性を高めて蒸れないようにしています。パンツにベンチレーションを、この頃から登場させているのは、おもしろいですよね。


実はユニセックスでもあるんです。


タイトシルエットなだけに、Sサイズは男性の中でも細め。ですが、この細さが逆に女性にも大きすぎることなくちょうどいいと、人気も高めているんです。
女性用のカジュアルなライドパンツが少ないだけに、身近に探している方がいればぜひ教えてあげると喜ばれますよ!



ここまで手が込まれていながら、税込¥11,880というビギナーさんにも気軽に手に取りやすい価格。また、カラー展開もあえて目を引くようなものでなく、手持ちのものと合わせることができる定番色で揃えているところにも、リピート買いが多い理由がうなずけます。

長い月日が流れても、rin projectの基本的なものは変わらない。それは進化をしていないのではなく、街乗りライドという枠組みの中での「絶対」であると、証明しているのだと思います。

rin projectのストレッチサイクルショートパンツはこちら
rin projectのステテコショートパンツはこちら

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text by sasaki <STAFF PROFILE



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