UPDATE:2016.07.13
F.LLI Giacometti(フラテッリジャコメッティ) チンギャーレレザーグルカサンダル
高級サンダルのエイジングを楽しむ。グルカな逸品。
グルカサンダルの背景を語り始めれば切りがありません。ただそういうウンチク的な話ではなく、履きつぶす直前まで履かれたグルカサンダルの見栄えに僕は惹かれたのです。

これは本当の一生モンです。
「最も好きな本は?」
真っ先にあげるのは、もしかしたら沢木耕太郎氏の「深夜特急」かもしれません。彼が世界中を一人旅した時の出来事を綴るエッセイなのですが、真実は小説より奇なり、その行動力にハラハラ、本当に面白い本です。
※ちなみに2号前のNUMBERにも彼の寄稿「砂漠の十字架 最後のアリ」が掲載されています。以前書いたものの再掲だそうですが、こちらを読めば、彼の文章力の凄さの一端がわかるかと。
そして、VISAカードホルダーに送られてくる情報誌「VISA」にも、沢木耕太郎氏は”感じる写真館”という連載を持っています。普段この手の情報誌はほとんど見ない僕ですが、沢木耕太郎さんは好きなので、その為だけに毎号眺めています。(何気に三浦しをんのエッセイも面白い。)
この連載は、世界を旅する中で撮った一枚のポートレートに、その時の状況や想いを付け加えるという見開きのページ。中でも強く印象に残ったページがあります。
スペインの片田舎にあるバール。外から光が差し込んでいるので、おそらく昼。60歳ぐらいのオヤジさんが酔っ払って椅子でうたた寝をしている、というシーン。シェスタかな?
そのオヤジさんはお洒落ではないのですが、チノパンにストライプのシャツを着て、足元がグルカサンダルでした。使い込まれ、エイジングというよりはボロボロに柔らかくなったレザーのグルカサンダルが、機能として完成されたシューズ、という風合いで、格好が良いな、と感じたのです。
実はドレスショップJediaでも、隠れ人気のレザーのグルカサンダル。こちらは、かのジャコメッティのものです。
細部にまでこだわり、良い靴を作り続けるジャコメッティのレザーグルカサンダル。隠れ人気なアイテムです。
サンダルですから、カジュアルアップを狙える上品なレザーサンダルとして使える一方で、トゥキャップのお陰で、セットアップのドレススタイルでも使いやすいアイテムになっています。
甲革には今は無きチンギャーレ専門のタンナー”コメストイタリアーナ”の希少なデッドストック革を使用したモデル。切り口がシャープで綺麗に並んだ毛穴が特徴的で、会社が存在した80~90年代初頭にはトップクオリティのメゾンにおいても靴以外にも鞄や革小物に多く使用されていました。

去年はベージュだけの展開でしたが、今年は追加で黒もオーダーしました。
春夏には少し重いかな、と思ったのですが、イントレ風で足の肌が見えるサンダルになっている分、重さがとれ、程よい塩梅に。
ドレスパンツとも合わせやすそうです。
今の見栄えは上品なレザーサンダル、履きこんで行くうちに、あのスペインのオヤジさんのようなエイジング美まで持っていけるでしょうか。
ジャコメッティのグルカサンダルだと価格がちょっと、レザーはちょっと、という方向けに実はこういうものもオーダーしてありました。

Renato Pagnanini(レナートパニャニーニ)のグルカスリッポンです。
こちらはスニーカーなので、見栄えの良さだけを楽しめます。普通のスニーカーより夏涼しいですしね。ジャコメッティほどはお高くなく、トレンドのグルカスタイルを楽しめる、という意味では優秀です。
もう一つ、ホワイトカーフのモデルもありましたが、こちらは42サイズを一足残すのみとなりました・・・。
レナート パニャニーニは、知名度こそ低いですが、確実にJediaでも売上が伸びてきていて楽しみにしていたブランドなのですが、今シーズンで終了となりました。
人気が無いから、ではなく、その出来映えの良さに、メゾン系の大手が、工場ごと抑えちゃった、そうです。確かにこの面の靴をメゾンのブランド付けて売ったら、軽く3,4倍で売れちゃいますもんね・・。寂しい限り。
とはいえ!!
僕らにはジャコメッティがいます!思い切ってレザーのグルカサンダルを購入し、一生付き合う気持ちでエイジングさせていきましょう。素足でも全く痛くないぐらいに馴染ませたら、最高の相棒になりそうです。
F.LLI Giacometti(フラテッリジャコメッティ)はこちらから
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Jediaでは、新入荷やお得情報をTwitterやFacebookなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
「最も好きな本は?」
真っ先にあげるのは、もしかしたら沢木耕太郎氏の「深夜特急」かもしれません。彼が世界中を一人旅した時の出来事を綴るエッセイなのですが、真実は小説より奇なり、その行動力にハラハラ、本当に面白い本です。
※ちなみに2号前のNUMBERにも彼の寄稿「砂漠の十字架 最後のアリ」が掲載されています。以前書いたものの再掲だそうですが、こちらを読めば、彼の文章力の凄さの一端がわかるかと。
そして、VISAカードホルダーに送られてくる情報誌「VISA」にも、沢木耕太郎氏は”感じる写真館”という連載を持っています。普段この手の情報誌はほとんど見ない僕ですが、沢木耕太郎さんは好きなので、その為だけに毎号眺めています。(何気に三浦しをんのエッセイも面白い。)
この連載は、世界を旅する中で撮った一枚のポートレートに、その時の状況や想いを付け加えるという見開きのページ。中でも強く印象に残ったページがあります。
スペインの片田舎にあるバール。外から光が差し込んでいるので、おそらく昼。60歳ぐらいのオヤジさんが酔っ払って椅子でうたた寝をしている、というシーン。シェスタかな?
そのオヤジさんはお洒落ではないのですが、チノパンにストライプのシャツを着て、足元がグルカサンダルでした。使い込まれ、エイジングというよりはボロボロに柔らかくなったレザーのグルカサンダルが、機能として完成されたシューズ、という風合いで、格好が良いな、と感じたのです。
実はドレスショップJediaでも、隠れ人気のレザーのグルカサンダル。こちらは、かのジャコメッティのものです。
希少なデットストックのレザーを使ったサンダルです。
細部にまでこだわり、良い靴を作り続けるジャコメッティのレザーグルカサンダル。隠れ人気なアイテムです。
サンダルですから、カジュアルアップを狙える上品なレザーサンダルとして使える一方で、トゥキャップのお陰で、セットアップのドレススタイルでも使いやすいアイテムになっています。
甲革には今は無きチンギャーレ専門のタンナー”コメストイタリアーナ”の希少なデッドストック革を使用したモデル。切り口がシャープで綺麗に並んだ毛穴が特徴的で、会社が存在した80~90年代初頭にはトップクオリティのメゾンにおいても靴以外にも鞄や革小物に多く使用されていました。

今季は黒もオーダーしました。
去年はベージュだけの展開でしたが、今年は追加で黒もオーダーしました。
春夏には少し重いかな、と思ったのですが、イントレ風で足の肌が見えるサンダルになっている分、重さがとれ、程よい塩梅に。
ドレスパンツとも合わせやすそうです。
今の見栄えは上品なレザーサンダル、履きこんで行くうちに、あのスペインのオヤジさんのようなエイジング美まで持っていけるでしょうか。
アザーチョイスとしては、こちらもどうぞ。
ジャコメッティのグルカサンダルだと価格がちょっと、レザーはちょっと、という方向けに実はこういうものもオーダーしてありました。

Renato Pagnanini(レナートパニャニーニ)のグルカスリッポンです。
こちらはスニーカーなので、見栄えの良さだけを楽しめます。普通のスニーカーより夏涼しいですしね。ジャコメッティほどはお高くなく、トレンドのグルカスタイルを楽しめる、という意味では優秀です。
もう一つ、ホワイトカーフのモデルもありましたが、こちらは42サイズを一足残すのみとなりました・・・。
レナート パニャニーニは、知名度こそ低いですが、確実にJediaでも売上が伸びてきていて楽しみにしていたブランドなのですが、今シーズンで終了となりました。
人気が無いから、ではなく、その出来映えの良さに、メゾン系の大手が、工場ごと抑えちゃった、そうです。確かにこの面の靴をメゾンのブランド付けて売ったら、軽く3,4倍で売れちゃいますもんね・・。寂しい限り。
とはいえ!!
僕らにはジャコメッティがいます!思い切ってレザーのグルカサンダルを購入し、一生付き合う気持ちでエイジングさせていきましょう。素足でも全く痛くないぐらいに馴染ませたら、最高の相棒になりそうです。
F.LLI Giacometti(フラテッリジャコメッティ)はこちらから
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