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UPDATE:2018.11.30

TAKE A FASHION BREAK with MISHUKU Vol.49

ニットジャケットの不可能を可能にする王者の実力。

ニット以上ジャケット未満。ニットほどカジュアルじゃなくてジャケットほどドレッシーでもない。これ、ニットジャケットに対する世の中の通説。こういう絶妙なサジ加減が効くシーンって実は多いから意外と重宝するんですよね。

ただ、そういう立ち位置を踏まえると、なるべくドレス調に見えるアイテムを選びたいところ。あんまりカジュアルだと安っぽくなっちゃいますし、ドレス寄りの一品を余裕シャクシャクで着こなしてこそカッコいい大人を演出できますから。

ということで今回は皆さんご存知LARDINI(ラルディーニ)の上質な四者混モデルをご紹介します。

この完成度は王者だからこそ成せるワザ。


キャメル・アルパカ・ナイロン・ウールの4つをミックスした珍しい素材使い。やや毛足の立ったニットらしい風合いと温かみある色味が見事にマッチしており、程よい厚みも高級感を醸し出しています。


そしてこの立体的なラペルにご注目。ジャケットの雰囲気を形作る上でとても重要な役割を果たす部分。さすがラルディーニと言うべき抜群の仕上がりです。ペラペラな安物との違いがお分かりいただけるかと。


と、手に取った感じは上品なニットジャケットぐらいの印象ですが、着用してみると相当ドレッシー。ここの持ち味である優れたパターン設計のおかげで身体にピタッとフィットするから、通常のジャケットと同じような感覚で袖を通せます。



その証拠にまさかのジレ合わせもすんなり。方向性の違うアイテム同士を組み合わせるのってかなり難易度高めなので、ここまでハマるのは結構珍しい。さすがラルディーニって感じですね。



ちなみに色違いのダークブラウンも。よりフォーマルな方がお好みであればこちらの色がオススメです。



さすがの作り込みに脱帽です。


ややカジュアルなアイテムなのでどれも違いがないように思えますが、実際は大きく変わるということがお分かりいただけたでしょう。

大人の男が努めるべきニットジャケットの作法、それを達成できるブランドは意外と少数派な気がします。

イージー感を徹底的に抑え込み本気っぽさを限界まで引き出す。そんな芸当の出来る実力派はここぐらいしかありません。

LARDINI（ラルディーニ）
キャメル×アルパカ×ナイロン×ウール シングルニットジャケット
￥78,840 (税込)

LARDINI（ラルディーニ）
最高レベルの仕立て、縫製、そこに生地で遊ぶという新たな軸を打ち出し、ジャケット業界地図を大きく変化させました。

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Edit&Write By Daigo Iima

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