大人ニットの基本はコレ！ハイゲージ×タートルネックのススメ。

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大人ニットの基本はコレ！ハイゲージ×タートルネックのススメ。

UPDATE:2019.11.28

Essence of Gents vol.12

12月も目前となり、ついに冬本番。ようやく重量級アウターの登板機会が増えるタイミングですね。でも今回はアウターに関する話ではありません。アウターと同じぐらい登板回数が増える“ニットアイテム”についてです。

寒くなると外着ばかりに目が向きがちですが、実際は脱いでいる時間の方が長いもの。そう考えるとトップスの方が人の印象に残る可能性も。アウターに気を取られてトップスは手抜き、これじゃ本末転倒。

ということで数枚手に入れておくべきなのがタートルネック×ハイゲージ。あまり手に取らないアイテムですが、実は簡単に好印象を作り出せる便利な一品なんです。

プレーンなタートルネックの中で、恐らく最強。

ニットにも様々な種類がありますが、意外とみんな気にしてないのがゲージ数。ハイゲージとローゲージって与える印象が全く異なります。で、なぜ選ぶべきがハイゲージ、そしてタートルネックなのか。それは…

・ギュッと詰まった編み目によるキッチリ感×保温性
・首元を隠すことで生まれる上品さ×防風性

この二つの理由から。そう、実はこの2つって相乗効果を生み出す組み合わせ。品と暖かさに特化という、僕ら大人世代が求めている要素を持ち合わせたアイテムなんです。

ということでまずは200年以上もの歴史を持つ老舗中の老舗。ご存知JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)から。そうそう、個人的な意見ではありますが、プレーンなニットの中で最強クラスの存在だと思っています。

30G タートルネックニット【ORTA / ITALIAN FIT】

かなり薄手なのにギッチギチの30G、そして上質な生地による超なめらかな手触り。僕は敏感肌なのでニット系は苦手ですが、ジョンスメなら全く問題ナシ。それでこの価格、むしろ安すぎないかと。

【一切無駄のない美シルエット】

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これまたシルエットも最高。身体に沿うコンパクトな形状なので、キリッとした雰囲気に。イン使いでかさばらないし、ジャケットを脱ぐとスタイリッシュな印象。これはモテるぞ～！

【カジュアルでも伊達オトコ！】

当然カジュアルコーデとの相性も◎。色気ムンムンな革ジャンに白パンというキザな合わせにもバチッとハマります。通常はインで和らげるのが定石ですが、このニットだと伊達オトコ感を上手く強調する結果に。

恐らくですが、ハイゲージ×タートルネックという組み合わせのニットにおいて、これ以上のモノはないかと。ジョンスメ、一着ぐらいは持っておきたいところです。

JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)/30G タートルネックニット【ORTA / ITALIAN FIT】

まさかのイントレチャート仕立て！

続いてはテクニカルなニッターブランド、GRAN SASSO(グランサッソ)の一品。先ほどは打って変わって、当ブランドらしいナイスな小技を加えた個性的な一枚をご紹介。

12Gメリノウールタートルネックイントレチャートニット

そう、実はボディ部分がまさかのイントレチャート。芸の細かな作り込みにより某メゾンみたいなクラフト感のある作りに。また12Gの立体的な生地も、その印象を強めています。

【サラッとアピールできる趣味の良さ】

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実際に着てみるとこんな具合。パッと見は一般的なニットですが、近づくとしっかり編込み仕上げ。普通のニットに見せかけて、室内で上着を脱いだ際に「あら、お洒落」。こういうさりげなさ、素晴らしい。

【個性派に見せて、実は程よい主張】

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休日コーデでの着用時は前を空けて何となしに主張させるのも◎。ケーブルニットほど主張せず、プレーンニットよりも味わい深い。そう、実は個性派に見せかけて、いわゆるちょうど良い塩梅ってヤツなんです。

あんまり個性が強すぎる服って大人としてどうかって考えてしまいますが、これぐらいならむしろウェルカム。ちょっとしたニュアンスで玄人的な洒落感を表現してみましょ。