語り、受け継がれる、VALSTARの「タイロッケン」。

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語り、受け継がれる、VALSTARの「タイロッケン」。

UPDATE:2019.11.06

オシャクソン。オザキの勝手に着やがれ！ vol.28

「ファスト疲れ」な皆様へ、この一着を機会に10年後、20年後の洋服を考えませんか？息子や孫に洋服や時計を継承していくお話って、本当に素敵で憧れてしまいます。

語れる洋服はどれだけ残るのか。

つい先日入荷したVALSTARのタイロッケンコート。これがまぁなんとも「歴史」を感じてしまう、渋み全開の一着。本当に格好良かったので、是非ご紹介させてください。

▲20年代のアーカイブを元に忠実に復刻を果たした初期型タイロッケン

▲「君の瞳に乾杯」でお馴染み、映画「カサブランカ」主演ハンフリー・ボガードが着こなすVALSTARのトレンチ。
20年代当時から続く歴史に敬意を払い、忠実に再現・復刻を果たした、VALSTARのコート。この一着を目の前に、ふと自分のワードローブの中で語れる洋服ってどれだけあるのだろうなと、感じてしまいました。

「これ実はさぁ、20年前に当時三宿にあった隠れ家的なショップで、すっごいよく喋る店員にオススメされて買わされたコートなんだけど、今でも現役なんだよね。」

的な、感じどうでしょう？ただ消費して浪費するのではなく、孫の代にまで語ったり継承できるような洋服を一つや二つ買っておきたい、そう感じます。しかし20年前ってところがポイントですねぇ・・・う～む、もっと精進せねば・・・

20年付きあえるホンモノを選ぶ。

VALSTARのタイロッケンは、その後トレンチコートの原型となったモデル。

20年代に生まれた一着は、当時の映画産業の繁栄と共に、紳士の象徴的なスタイルとして確立。この一着は、当時の貴重なポスターなどの資料から、忠実に再現を果たしています。

ゆるりとしたオーバーサイズのロング丈のコートに、今回は特別に玉虫色に輝く別注のコットンギャバを採用。

歴史を感じるクラシカルな佇まいですが、今の気分にピッタリとハマる綺麗なスタイリングには驚きです。さらに、着脱可能なウールライナーを装備しているので、オールシーズンで活躍できるのも嬉しいポイント。

▲ラグランスリーブ、ロング丈、ベルトを締めるとAラインを楽しめる綺麗なスタイル。

▲玉虫色に輝く別注生地。コットンギャバのタフさに色気をプラスした。

▲防風性に配慮したチンストラップと美しく大きな襟のデザイン。

▲防寒用のウールライナーは着脱可能。

▲クラシカルな3バックルのみで構成されたタイロッケンベルト。

▲ターンナップカフのディティールも20年代のモデルを忠実に再現。

このヴィンテージライクなタイロッケンを着込むと、妙に大人っぽくなった気分になれるのは気のせいじゃないはず。美しい色に輝くコットンギャバは打ち込みもしっかりしているので、かなり長く付き合えそう。

ハイテクでスポーティなスタイルも良いですが、孫の代まで語れるクラシカルな一着って、憧れますよね。まさに気分はハンフリー・ボガードです。「君の瞳に乾杯」なんつってね。

▼VALSTAR（バルスター/ヴァルスター）