UPDATE:2019.10.20
Fashion Holicモリのノンストップ物欲『ちょい悪レザーが欲しい。』
H(オム)なちょい悪レザーはどうだ!

ーHとJURI、どう違うの?
やっと涼しくなってきて、いよいよレザーの本格シーズンになったのでレザーの話でも。
メンズファッション界で大きな影響力を持つ干場氏。その彼がEMMETIで初のディレクションをしたレザーブルゾンH(アッカ)。予約分は瞬時に完売しましたので、慌てて追加した分が少量ですが入荷してきています。
アッカのHは干場氏のイニシャルなのか、それともHomme(男性)の頭文字なのか、ダブルミーニングなのかは謎ですが、非常に良く出来ているので私達も乗らせて頂きました。
恐らくEmmetiのアイコンモデルであるJURIと迷われている方も多いと思うので、その違いについて説明してみましょう。
実は干場氏と私はほぼ同じ年齢。なのでこのレザーに求めた物がよくわかります。JURIも非常に良く出来たレザーなのですが、唯一欠けていたものがあるとすれば”無骨さ”。
最も多感な高校・大学時代にアメカジを通ってきた我々世代にはレザーブルゾンといえばバンソンやショット。大人になった頃にはそのあたりからインスパイアされた大手メゾンブランドがもう少し上品な香りのするレザーライダースをリリースしてきました。メゾンブランドの方がかなり華奢で上品な作りなってはいたものの、どちらも無骨さは兼ね備えていました。
今回のH(アッカ)はまさしくそのあたりの雰囲気を狙ったものと思われます。
JURIが極薄に鞣して着心地を非常に軽くしていたのに対して、こちらは少しレザーらしい硬さと着心地を残しています。(とはいえ0.9mmの厚さなので、レザーブルゾンとしては非常に軽い部類に入ります。)

レザーの質感だけでなく、デザイン面でも少し硬派な印象に。袖口はJURIがカフ仕上げなのに対してHはライダースにはよくあるジップ袖、またウエストもHはスナップボタンで絞れるようになっており、普通のシングルライダースに近い仕様に戻してあります。
特徴的なのがウエストのライン。前を少し長めに取ってあります。後ろから前にかけてスローピングしているのがわかるでしょうか。

大手メゾンなどで施されるようなデザインになっており、よりファッションに特化したライダースであることがわかります。前開きで着る時などに最も美しくラインが決まる仕掛けです。
ドレススタイルに男らしさを加えてレザーを着たい、という方にはうってつけのレザーブルゾンです。また僕と同世代の方にはそのレザーらしさから安心して着られるレザーであるとも言えます。
対してJURI。こちらはとことんドレス+ラグジュアリーを狙ったものなので、Hが付け加えた無骨さをすべて取り払っていることで、人気を博したモデルです。
0.7mmのレザーは登場当時は画期的で(その後同EMMETIから0.4mmが出されたので。)まさしくカーディガンのように使えるレザーだと大ブレイクしました。今までレザーブルゾンと言えばワイルドで無骨、それをマイルドで上品なものとして主軸に押し上げたのはまさしくJURIの功績でしょう。
NEWS:今ドキな革ジャンの共通点。それはワイルドじゃなくマイルドです。
JURIについては多くのニュースで語りましたので今回はあまり触りませんが、通常のレザーブルゾンと違って柔らかくドレス向き、というのは上のHと同じようなスタイリングのこちらの写真でわかりやすいかな、と思います。
マイルドな着心地で軽量、ノンストレスです。レザー特有の突っ張りも無く体に馴染む感じも受けています。
結論としてどっちを選ぶ?
JURIとH(アッカ)どちらも軽くて着心地が良いレザーブルゾンですが、若干レザーの厚さで着られる温度帯が変わりますので、温度帯とデザインの好みで選んでしまっても問題は有りません。
また既にJURIをお持ちの方からサイズ感についてのお問い合わせが多いのですが、革の厚さはH(アッカ)の方がありますが、サイズを変えるほどではないので同じサイズ感で選んでもらって大丈夫です。Hの方が若干厚手で冬にも耐えられることを考えて、ワンサイズアップを選び冬用にする、という考え方もあるかと思います。
今年は数多くのレザーブルゾンがラインナップされています。
去年から人気が高まっているDelan、第二のスキンと言われるSisii、そしてあのTagliatore(!)からもリリースされており、群雄割拠です。それぞれ特徴があり魅力的ですがまずはこの勢いの頂点に君臨するEMMETIのJURI、そしてJURIと迷われている方も多いであろうH(アッカ)について書いてみました。
他にも紹介しきれないネタが沢山あります。サブコラムとしてモリBLOGなどで書いていきたいと思います。またInstagram(Minor5)もやってますので、こちらも是非フォローお願いします!
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Edit By Minoru Mori
やっと涼しくなってきて、いよいよレザーの本格シーズンになったのでレザーの話でも。
メンズファッション界で大きな影響力を持つ干場氏。その彼がEMMETIで初のディレクションをしたレザーブルゾンH(アッカ)。予約分は瞬時に完売しましたので、慌てて追加した分が少量ですが入荷してきています。
アッカのHは干場氏のイニシャルなのか、それともHomme(男性)の頭文字なのか、ダブルミーニングなのかは謎ですが、非常に良く出来ているので私達も乗らせて頂きました。
恐らくEmmetiのアイコンモデルであるJURIと迷われている方も多いと思うので、その違いについて説明してみましょう。
H(アッカ)の特徴を探る。
実は干場氏と私はほぼ同じ年齢。なのでこのレザーに求めた物がよくわかります。JURIも非常に良く出来たレザーなのですが、唯一欠けていたものがあるとすれば”無骨さ”。
最も多感な高校・大学時代にアメカジを通ってきた我々世代にはレザーブルゾンといえばバンソンやショット。大人になった頃にはそのあたりからインスパイアされた大手メゾンブランドがもう少し上品な香りのするレザーライダースをリリースしてきました。メゾンブランドの方がかなり華奢で上品な作りなってはいたものの、どちらも無骨さは兼ね備えていました。
今回のH(アッカ)はまさしくそのあたりの雰囲気を狙ったものと思われます。
JURIが極薄に鞣して着心地を非常に軽くしていたのに対して、こちらは少しレザーらしい硬さと着心地を残しています。(とはいえ0.9mmの厚さなので、レザーブルゾンとしては非常に軽い部類に入ります。)

レザーの質感だけでなく、デザイン面でも少し硬派な印象に。袖口はJURIがカフ仕上げなのに対してHはライダースにはよくあるジップ袖、またウエストもHはスナップボタンで絞れるようになっており、普通のシングルライダースに近い仕様に戻してあります。
特徴的なのがウエストのライン。前を少し長めに取ってあります。後ろから前にかけてスローピングしているのがわかるでしょうか。

大手メゾンなどで施されるようなデザインになっており、よりファッションに特化したライダースであることがわかります。前開きで着る時などに最も美しくラインが決まる仕掛けです。
ドレススタイルに男らしさを加えてレザーを着たい、という方にはうってつけのレザーブルゾンです。また僕と同世代の方にはそのレザーらしさから安心して着られるレザーであるとも言えます。
お馴染みのJURI(ユリ)も。
対してJURI。こちらはとことんドレス+ラグジュアリーを狙ったものなので、Hが付け加えた無骨さをすべて取り払っていることで、人気を博したモデルです。
0.7mmのレザーは登場当時は画期的で(その後同EMMETIから0.4mmが出されたので。)まさしくカーディガンのように使えるレザーだと大ブレイクしました。今までレザーブルゾンと言えばワイルドで無骨、それをマイルドで上品なものとして主軸に押し上げたのはまさしくJURIの功績でしょう。
NEWS:今ドキな革ジャンの共通点。それはワイルドじゃなくマイルドです。
JURIについては多くのニュースで語りましたので今回はあまり触りませんが、通常のレザーブルゾンと違って柔らかくドレス向き、というのは上のHと同じようなスタイリングのこちらの写真でわかりやすいかな、と思います。
マイルドな着心地で軽量、ノンストレスです。レザー特有の突っ張りも無く体に馴染む感じも受けています。
結論としてどっちを選ぶ?
JURIとH(アッカ)どちらも軽くて着心地が良いレザーブルゾンですが、若干レザーの厚さで着られる温度帯が変わりますので、温度帯とデザインの好みで選んでしまっても問題は有りません。
また既にJURIをお持ちの方からサイズ感についてのお問い合わせが多いのですが、革の厚さはH(アッカ)の方がありますが、サイズを変えるほどではないので同じサイズ感で選んでもらって大丈夫です。Hの方が若干厚手で冬にも耐えられることを考えて、ワンサイズアップを選び冬用にする、という考え方もあるかと思います。
今年は数多くのレザーブルゾンがラインナップされています。
去年から人気が高まっているDelan、第二のスキンと言われるSisii、そしてあのTagliatore(!)からもリリースされており、群雄割拠です。それぞれ特徴があり魅力的ですがまずはこの勢いの頂点に君臨するEMMETIのJURI、そしてJURIと迷われている方も多いであろうH(アッカ)について書いてみました。
他にも紹介しきれないネタが沢山あります。サブコラムとしてモリBLOGなどで書いていきたいと思います。またInstagram(Minor5)もやってますので、こちらも是非フォローお願いします!
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Edit By Minoru Mori
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