UPDATE:2019.10.03
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攻めの個性派、守りの王道。響くのはどっちのコート?

秋口から初冬にかけてのマストアイテムであるコート類。防寒性などのメリットもありますが、何よりの長所はとりあえず羽織ればサマになる圧倒的着回し力。こればっかり恐らくどんなアウターでも敵いません。
ただしアイテムの特性上コーデの主役になるため、選ぶ際は細心の注意が必要。少なくとも個性的なのかスタンダードなのか、つまり“攻め”と“守り”のどちらが良いのか想定しておいた方がベターかと。
ということで今回は攻めのコートと守りのコートをそれぞれご紹介。どちらも魅力的ではありますが、葛藤しつつもお好みの一着を選んでいただけると幸いです。
先手を打つのは個性派から。様々なブランドのコレクションを見て感じるのは、いくら個性派とはいえリアルクローズからかけ離れた服は必要ないってこと。それじゃファッションというよりコスプレなので。
・違和感なく着用できる絶妙なバランス
・様々な着こなしができるアレンジ力
こういう現実的な使い方を考えつつの一品こそ、僕らが手に取るべき攻めコートなんです。
で、そのバランスが本当に絶妙だなぁと感じるのがHevo(イーヴォ)。Aラインを意識した流行りのオーバーサイズであるものの、やり過ぎていないからちょうど良い塩梅に。これ、相当細かく調整してますね。
【Aラインで今っぽいユルさを演出】
サイジングと同時に注目してほしいのがベルトアレンジ。ギュッと絞るとX字になり、キリッとスタイリッシュなルックスに変わります。それにしてもこの着こなし方、先ほどと色違いのブラックにドハマりしてますね。
【男らしさを強調できるXライン】
今ドキでユルリとしたAライン、キリッと男性的なXライン。一着で2パターンの着こなしができるって考えるとコスパも十二分。どうやらなかなかの掘り出し物ですね、Hevoの【OSTUNI】は。
HEVO/ラナウール ベルテッドチェスターコート【OSTUNI】¥78,000 +TAX
そしてもう一点がつい先日入荷したばかりのES:S(エス)によるウールカシミヤトレンチコート。
HUMIDiTで取り扱っているブランドですが、実はこれ、有名ファッションディレクターのH氏が即買いしたことでも注目を集めています。
ご覧の通り旬のオーバーサイズという超今ドキ顔。裾のドレープから分かる通り、かなり幅広な作りです。細身チノと合わせることで生まれるギャップが非常にお洒落。そして末広がりな形状もこれまたナイス!
【縁起の良い末広がりシルエット】
もちろんこちらもウエストベルトをキュッと絞ってXラインにするのもナイス。ミリタリー的なニュアンスが一層強調されて男性的な印象に。ワイドシルエット×ベルト付きのコートが持つ強みですね。
【ベルトを締めるとミリ感が活きる】
ミリ調なのに男クサさが薄いのはエポーレットやショルダーパッチ、D管などのディティールを排しているから。だから難しそうに見えるけど、試しに着るとすんなり。都合の良い個性派って相当な武器になるかと。
ES:S/ウールカシミヤトレンチコート ¥89,000 +TAX
続いて迎え撃つのは“守り”のコート。一つだけ誤解してほしくないのは守り=無個性・無難ではないってこと。
・上質な生地と丁寧な作りによる格式高さ
・身体に吸い付くような美しいシルエット
こういう凄みを持つ王道こそが守りだと思います。
で、その条件を満たしているのがLARDINI(ラルディーニ)のチェスター。特選のラムズウールを使用している上に超絶美しいシルエット。これぞまさしく凄みを持つ王道、サッと羽織るだけでサマになります。
【サッと羽織るだけで洒落た装いに】
「でもこの手のアウターって逆にインを選びそう…」なんて心配は無用。ご覧の通り首元にボリュームのあるタートルネックを合わせても好バランス。そしてやや派手な黄色のインパクトを上手く軽減する抑えっぷりお見事。
【主張強めのインナーでも問題ナシ】
名門サルトリアが作るとこうも変わるのか、と惚れ惚れする作り。いつの時代に着ても凛とした姿になれるでしょうね。
LARDINI/エクスクルーシブ ウォッシュドイングリッシュラムズウール ブラウンペーン 3Bチェスターコート【SP】¥156,000+TAX
もっと王道が良いという方は素材違いのヘリンボーンモデルを選ぶべし。
V字と逆V字が入り混じったどこか懐かしさを感じさせる織地なので、紳士的かつ落ち着きある印象に。そして織地が細かいから、ヘリンボーン特有のザクッとしたヌケ感もほぼ皆無。
その辺りはこちらの着こなしを見れば明らか。同ブランドのジレ&ジャケットにオンというLARDINI三重奏スタイルも、チェスターのおかげで一層威厳が出ています。
【装いに格を与えるヘリンボーンの貫禄】
これ見よがしじゃない細かなヘリンボーン織りにすることで、クラシカル感と格式高さのみを残すことに成功した一品。これぞまさしくザ・王道ないやみないドヤ感って、一度味わうとやめられないかもしれません。
LARDINI/5者混ヘリンボーン 3Bチェスターコート【SP】¥128,000+TAX
Edit&Write By Daigo Iima
ただしアイテムの特性上コーデの主役になるため、選ぶ際は細心の注意が必要。少なくとも個性的なのかスタンダードなのか、つまり“攻め”と“守り”のどちらが良いのか想定しておいた方がベターかと。
ということで今回は攻めのコートと守りのコートをそれぞれご紹介。どちらも魅力的ではありますが、葛藤しつつもお好みの一着を選んでいただけると幸いです。
攻めの個性派はリアルクローズであるべし!
先手を打つのは個性派から。様々なブランドのコレクションを見て感じるのは、いくら個性派とはいえリアルクローズからかけ離れた服は必要ないってこと。それじゃファッションというよりコスプレなので。
・違和感なく着用できる絶妙なバランス
・様々な着こなしができるアレンジ力
こういう現実的な使い方を考えつつの一品こそ、僕らが手に取るべき攻めコートなんです。
で、そのバランスが本当に絶妙だなぁと感じるのがHevo(イーヴォ)。Aラインを意識した流行りのオーバーサイズであるものの、やり過ぎていないからちょうど良い塩梅に。これ、相当細かく調整してますね。
【Aラインで今っぽいユルさを演出】
サイジングと同時に注目してほしいのがベルトアレンジ。ギュッと絞るとX字になり、キリッとスタイリッシュなルックスに変わります。それにしてもこの着こなし方、先ほどと色違いのブラックにドハマりしてますね。
【男らしさを強調できるXライン】
今ドキでユルリとしたAライン、キリッと男性的なXライン。一着で2パターンの着こなしができるって考えるとコスパも十二分。どうやらなかなかの掘り出し物ですね、Hevoの【OSTUNI】は。
HEVO/ラナウール ベルテッドチェスターコート【OSTUNI】¥78,000 +TAX
そしてもう一点がつい先日入荷したばかりのES:S(エス)によるウールカシミヤトレンチコート。
HUMIDiTで取り扱っているブランドですが、実はこれ、有名ファッションディレクターのH氏が即買いしたことでも注目を集めています。
ご覧の通り旬のオーバーサイズという超今ドキ顔。裾のドレープから分かる通り、かなり幅広な作りです。細身チノと合わせることで生まれるギャップが非常にお洒落。そして末広がりな形状もこれまたナイス!
【縁起の良い末広がりシルエット】
もちろんこちらもウエストベルトをキュッと絞ってXラインにするのもナイス。ミリタリー的なニュアンスが一層強調されて男性的な印象に。ワイドシルエット×ベルト付きのコートが持つ強みですね。
【ベルトを締めるとミリ感が活きる】
ミリ調なのに男クサさが薄いのはエポーレットやショルダーパッチ、D管などのディティールを排しているから。だから難しそうに見えるけど、試しに着るとすんなり。都合の良い個性派って相当な武器になるかと。
ES:S/ウールカシミヤトレンチコート ¥89,000 +TAX
守りの王道で格の違いを見せつけろ!
続いて迎え撃つのは“守り”のコート。一つだけ誤解してほしくないのは守り=無個性・無難ではないってこと。
・上質な生地と丁寧な作りによる格式高さ
・身体に吸い付くような美しいシルエット
こういう凄みを持つ王道こそが守りだと思います。
で、その条件を満たしているのがLARDINI(ラルディーニ)のチェスター。特選のラムズウールを使用している上に超絶美しいシルエット。これぞまさしく凄みを持つ王道、サッと羽織るだけでサマになります。
【サッと羽織るだけで洒落た装いに】
「でもこの手のアウターって逆にインを選びそう…」なんて心配は無用。ご覧の通り首元にボリュームのあるタートルネックを合わせても好バランス。そしてやや派手な黄色のインパクトを上手く軽減する抑えっぷりお見事。
【主張強めのインナーでも問題ナシ】
名門サルトリアが作るとこうも変わるのか、と惚れ惚れする作り。いつの時代に着ても凛とした姿になれるでしょうね。
もっと王道が良いという方は素材違いのヘリンボーンモデルを選ぶべし。
V字と逆V字が入り混じったどこか懐かしさを感じさせる織地なので、紳士的かつ落ち着きある印象に。そして織地が細かいから、ヘリンボーン特有のザクッとしたヌケ感もほぼ皆無。
その辺りはこちらの着こなしを見れば明らか。同ブランドのジレ&ジャケットにオンというLARDINI三重奏スタイルも、チェスターのおかげで一層威厳が出ています。
【装いに格を与えるヘリンボーンの貫禄】
これ見よがしじゃない細かなヘリンボーン織りにすることで、クラシカル感と格式高さのみを残すことに成功した一品。これぞまさしくザ・王道ないやみないドヤ感って、一度味わうとやめられないかもしれません。
LARDINI/5者混ヘリンボーン 3Bチェスターコート【SP】¥128,000+TAX
Hevo(イーヴォ)
イタリアのプーリア州マルティナ・フランカを本拠地とする、南イタリアのコート・アウター専業のブランド。
ES:S(エス)
2014年にスタートした日本発のブランド。特定のデザイナーがおらず、国内背景を持つチームで作り上げている。
LARDINI(ラルディーニ)
最高レベルの仕立て、縫製、そこに生地で遊ぶという新たな軸を打ち出し、ジャケット業界地図を大きく変化させた寵児。
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