UPDATE:2019.02.07
INCOTEXのTIGHT FIT(タイトフィット)について語る
ドレスラの王者”INCOTEX”のフィッティングが増えてるらしいぞ?

タイトフィット(TIGHT FIT)の15と82ってどう違うの?
もともと多かったINCOTEXのフィッティングバリエーション。それが整理されました!と、言われてみたらこんな・・・。

多すぎィー!!!
INCOTEX初心者の方にもわかりやすく説明するために、改めて数字スペックだけでなくモデルの特徴をSLOWEARの敏腕スタッフI氏に聞いてきましたyo!

まずは歴史的背景を。INCOTEXには1951 Collectionと呼ばれるドレスラインとSLACKSと呼ばれるカジュアルラインがあります。このSLACKSというのは、8年ほど前にINCOTEX REDという名前で実験的に登場したカジュアルラインなのですが、あまりにも売れたためテストマーケ期間終了後に正式にINCOTEXブランドの配下に戻り、SLACKSというカテゴリで再出発したものです。
当時INCOTEX REDはミニマム(発注時に最低限発注しなければいけない数)が100本と、当時のJedia(旧Keaton)としては恐ろしい本数だったのですが、一晩悩み抜いて(マジで。)翌朝決断し、オーダーを入れたものでした。*しかもそれがほぼ売り切れたのだから、今考えると恐ろしい。
当時バカ売れしたモデルが603というモデルで、カジュアルでも使えるチノとしては画期的に美しく今もモデル名にその名残が残っています。
おっと早速話がそれました。今回紹介したいのは伝統あるドレスシリーズの1951 Collecitonの方です。SLACKSにも1951にもどちらにもチノパンはありますが1951の方がよりドレスに使いやすい品のあるモデルになっています。
ここ数年は1951のチノといえばどこの店舗でもSLIM FITがメインだったのですが、去年からINCOTEXでも積極的に新しいフィッティングを打ち出すようになってきて、僕らバイヤーを悩ませている訳です。
いろいろと試していたのですが、Jediaでの売れ線は大体決まってきて、テーパードフィット(TARPERD FIT)、キャロットフィット(CARROT FIT)、そしてタイトフィット(TIGHT FIT)が次なるチョイスとしてINCOTEX愛好家から支持されはじめています。
そして今回はタイトフィットにフォーカスを当てます。実はJediaで展開するタイトフィットにも2モデルあるからです。
SKIN FIT改めタイトフィット82番
昨年まではスキンフィット(SKIN FIT)と呼ばれていたタイトフィット。今はタイトフィット82番を名乗っています。
INCOTEX昔ながらのドレス地のとして使えるモデルでジャケパンに合わせやすい細すぎない美しいシルエットが特徴的です。
下記で紹介するもう一つのタイトフィット15番と比べて股上が深め、そのためワタリ(もも周り)が若干ゆったり感じます。また裾幅も15番に比べて太めです。とはいえ、腰回りのフィット感は抜群でもたつきがなく裾幅も太めといっても通常のチノに比べればTIGHTの名前の通り細めの設定なので、非常に美しくキマる仕掛けになっています。
SLIM FITよりもこういったカジュアル使いでも難なく使えるのがタイトフィット共通の大きな利点です。
もう一つのタイトフィット15番
そしてもう一つのタイトフィットがタイトフィット15番。
こちらのモデルは82番よりはカジュアル感が強くなっています。股上は浅めに取り、裾幅もかなり細めです。腰回りをあえて少しだけゆったり取ることでカジュアルお洒落な雰囲気を増幅させています。
冒頭で説明したSLACKSもカジュアルと言いましたが、方向性が違います。フィッティングも関係はありますが、SLACKSはどちらかといえば製品染めや加工をほどこしてカジュアル感を演出するので、また違った使い方になります。
細かい違いについてお伝えしましたが、どちらもドレスチノという括りには違いがないので、幅広いコーディネートに対応可能です。どちらかといえば、かっちりジャケパンスタイルで使いたいなら82番、ニットやポロ、スニーカーなどで軽いイメージであわせたいなら15番がオススメですかね、といった感じ。
見た目でもその雰囲気の違いは感じて頂けると思うのですが、履いてみると一目(一着?)瞭然で全く違うものになっています。こういう細やかな差の提案はECサイト不利とも言われますが、僕らはあえて展開しています。
男性の多くは一年中パンツを履いているわけで、みなさん自分が思っている以上にパンツのフィッティングにはシビアなんです(目利きができている、という意味で)。多分安っぽいどこぞのパクりブランドのパターンが悪いものを履けば一発でわかります。そしてちょっとした違和感で履かなくなってしまうことも多いのも真実。自分の着こなしにあったフィッティングを見つけてほしいのです。
同時に手間が多いだろうにここまで細かなこだわりでフィッティングを並べてくるのがINCOTEXの凄さでもあります。ここまで有名になり、なおパンツ専業にこだわり続けるからこそ、いまだにドレススラックスの王様と呼ばれるのでしょうね。
他にも紹介しきれないネタが沢山あります。サブコラムとしてモリBLOGなどで書いていきたいと思います。良ければ、こちら(minmori@twitter)をフォローしてお待ちください。またInstagram(Minor5)もやってますので、こちらも是非お願いします!
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Edit By Minoru Mori
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