UPDATE:2018.05.10
テーラーJedia vol,2
お気楽に装っても良いじゃない!イージーなパッカブルスーツの指南書。

新年早々に表明させていただいた“テーラーJedia”宣言。これからはドレスカジュアルだけじゃなく、スーツを始めるとアナウンスして早半年。
※詳しくは下記のリンクからご確認あれ。
関連NEWS:今年のJediaはちょっと違う。「本気でスーツ、始めます。」
この企画、そろそろ本格始動させたいなと考えてたんです。トレンドのクラシカル回帰によるスーツ復権傾向にテーラー坂村のジョインなど、Jediaとしても提案するには今がベストなタイミング。
それに何よりスーツ=クラシコスタイルの根幹ですから。ここの基本をしっかり押さえておけば、その延長線上にあるドレカジを上手く着こなす一助にもなる。(そういう意味ではスーチング初心者の方は必読とも言えます。)
ということで、今回はテーラーJediaの第二弾です。ピックアップさせていただいたのは、イタリアでトップレベルの実力を誇る名門、LARDINI(ラルディーニ)のパッカブルスーツ。至高のブランドによる一品、スーチング初心者も上級者も必見です!
…アイテム紹介の前に一つお話が。それは「なぜパッカブルをチョイスしたのか」ってこと。こういう時って普通は正統派スーツで来るのが筋。僕が読み手側なら間違いなくそう思います。でもね、正統派ってメンテナンスが面倒でしょ。
それに比べ“包装可能”なパッカブルタイプはケアが簡単。シワになりにくいし、モノによっては自宅で洗濯できたり、撥水機能を搭載してたり。
ガチのスーツに手こずるぐらいなら、パッカブルでお気楽に装った方が良いにきまってます。それに、ある程度パッカブルに慣れた後で正統派という方法もありますし。
前置きが長くなっちゃいましたね。ではアイテムを見てみましょう。
まず最初はこちらのシングル3B。パッカブルなので芯地を省いているにも関わらず、この美しいシルエット。さすがラルディーニって感じです。
上質なサマーウールとナイロン、ポリウレタンをブレンドした混紡素材を採用。伸縮性が高く軽やかなタッチなので着心地良好。ちなみにこれ、撥水機能も搭載。雨にも対応できるし、食べ物が飛んだ時も汚れにくい。
撥水機能搭載のスーツって最近多いですが、こういう高級な生地に採用してるのは珍しい。
パンツは細身のノープリーツタイプ。ウエストの後ろ部分がシャーリングになっているので、これまたラクチンな履き心地。ちなみにジャケット、パンツ共に単品使いも可能。そう考えるとコスパ高いな、スーツって。
それと、個人的にツボなのが専用ガーメントケース。撥水性、通気性、快適なフィッティング、コンパクトに収納可、軽量、旅行◎と6つの能力をアイコンと共に明記しています。この部分はポップっていうギャップが良い。
実際に着てみるとこんな感じ。スゴイでしょ、アンコンとは思えないこの美しいシルエット。下手なブランドのウールスーツより格段に上です。これでイージーケアって、選ばない手はないでしょう。
また同じパッカブルでウールベースのモデルも。上記のナイロン混はスポーティな印象ですが、こちらは一般的なスーツに近いフォーマルな外見。
シュッとした色味のネイビー、
より大人っぽいグレーの二色展開です。
オーソドックスな方が好みならば、こちらを選んでみるのもアリかと。
…と、普段ならここで終わりですが、今回はここからが本題! 指南書と題してますし、せっかくなので仕立て方や畳み方もレクチャーさせていただきます。
というワケでまずスラックスについて。スラックスの裾上げの際に必ず迷ってしまうシングルorダブルの選択。シングル=無難、ダブル=スポーティという説を鑑みて、毎回シングルにしちゃうなんて方も多いかと。
でもね、この説って誤りなんです。そもそも正装であるモーニングやタキシードに比べたら、略礼装であるビジネススーツ自体もスポーティ。スポーティなアイテムに同じテイストの意匠を加えることになるんだから、何の問題もありません。
という前提の上、今回のスーツはどちらにすべきか。
…我々Jediaの見解としては間違いなく“ダブル”。なぜならパッカブルの特性上、薄手の生地を使っているから。シングルだとペラペラな感じで安っぽくなってしまう危険性が。
※ちなみにスソ幅も重要。昨今のクラシック回帰を考えると、若干太めの方がカッコいい。それに重みも生まれますからね。オススメは4cmです。また夏なのでアンクル丈が軽快でグッド。ローファーやウイングチップなどがハマるかと。
続いてはパッカブルのキモである畳み方。畳んで持ち運ぶ機会は意外と少ないですが、急な出張などで万全を期すためにも頭に入れておきましょう! まぁめちゃめちゃ簡単なのですぐ覚えられるかと。
まず脱いだジャケットの肩に拳を入れて…
裏側にひっくり返します。(袖はそのままでOK。)
※拳を入れて肩の形を丸くするのが大きなポイント。

それをそのまま…
上から一折り、
下からも一折り! …はい、これで完成です。めちゃめちゃ簡単でしょ。
まぁ簡単とはいえ、知らなければいざという時に困りますからね。読んでおいて損はないかと。
次回のテーラーJediaでは本気系スーツをご紹介予定。冒頭でも述べましたが、お手軽なパッカブルを手に入れたなら次はガチのフォーマルを揃えるのが相場。イージースーツの遥か上をいくキッチリ感、これもまた魅力的です。
次回更新、しばらくお待ちあれ!
LARDINI(ラルディーニ)はこちら
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※詳しくは下記のリンクからご確認あれ。
関連NEWS:今年のJediaはちょっと違う。「本気でスーツ、始めます。」
この企画、そろそろ本格始動させたいなと考えてたんです。トレンドのクラシカル回帰によるスーツ復権傾向にテーラー坂村のジョインなど、Jediaとしても提案するには今がベストなタイミング。
それに何よりスーツ=クラシコスタイルの根幹ですから。ここの基本をしっかり押さえておけば、その延長線上にあるドレカジを上手く着こなす一助にもなる。(そういう意味ではスーチング初心者の方は必読とも言えます。)
ということで、今回はテーラーJediaの第二弾です。ピックアップさせていただいたのは、イタリアでトップレベルの実力を誇る名門、LARDINI(ラルディーニ)のパッカブルスーツ。至高のブランドによる一品、スーチング初心者も上級者も必見です!
パッカブルでも手加減なしの美シルエット。
…アイテム紹介の前に一つお話が。それは「なぜパッカブルをチョイスしたのか」ってこと。こういう時って普通は正統派スーツで来るのが筋。僕が読み手側なら間違いなくそう思います。でもね、正統派ってメンテナンスが面倒でしょ。
それに比べ“包装可能”なパッカブルタイプはケアが簡単。シワになりにくいし、モノによっては自宅で洗濯できたり、撥水機能を搭載してたり。
ガチのスーツに手こずるぐらいなら、パッカブルでお気楽に装った方が良いにきまってます。それに、ある程度パッカブルに慣れた後で正統派という方法もありますし。
前置きが長くなっちゃいましたね。ではアイテムを見てみましょう。
まず最初はこちらのシングル3B。パッカブルなので芯地を省いているにも関わらず、この美しいシルエット。さすがラルディーニって感じです。

上質なサマーウールとナイロン、ポリウレタンをブレンドした混紡素材を採用。伸縮性が高く軽やかなタッチなので着心地良好。ちなみにこれ、撥水機能も搭載。雨にも対応できるし、食べ物が飛んだ時も汚れにくい。
撥水機能搭載のスーツって最近多いですが、こういう高級な生地に採用してるのは珍しい。

パンツは細身のノープリーツタイプ。ウエストの後ろ部分がシャーリングになっているので、これまたラクチンな履き心地。ちなみにジャケット、パンツ共に単品使いも可能。そう考えるとコスパ高いな、スーツって。

それと、個人的にツボなのが専用ガーメントケース。撥水性、通気性、快適なフィッティング、コンパクトに収納可、軽量、旅行◎と6つの能力をアイコンと共に明記しています。この部分はポップっていうギャップが良い。

実際に着てみるとこんな感じ。スゴイでしょ、アンコンとは思えないこの美しいシルエット。下手なブランドのウールスーツより格段に上です。これでイージーケアって、選ばない手はないでしょう。
また同じパッカブルでウールベースのモデルも。上記のナイロン混はスポーティな印象ですが、こちらは一般的なスーツに近いフォーマルな外見。
シュッとした色味のネイビー、
より大人っぽいグレーの二色展開です。
オーソドックスな方が好みならば、こちらを選んでみるのもアリかと。
パッカブルのキモ、“仕立て方”と“畳み方”をおさらい。
…と、普段ならここで終わりですが、今回はここからが本題! 指南書と題してますし、せっかくなので仕立て方や畳み方もレクチャーさせていただきます。
というワケでまずスラックスについて。スラックスの裾上げの際に必ず迷ってしまうシングルorダブルの選択。シングル=無難、ダブル=スポーティという説を鑑みて、毎回シングルにしちゃうなんて方も多いかと。
でもね、この説って誤りなんです。そもそも正装であるモーニングやタキシードに比べたら、略礼装であるビジネススーツ自体もスポーティ。スポーティなアイテムに同じテイストの意匠を加えることになるんだから、何の問題もありません。
という前提の上、今回のスーツはどちらにすべきか。
…我々Jediaの見解としては間違いなく“ダブル”。なぜならパッカブルの特性上、薄手の生地を使っているから。シングルだとペラペラな感じで安っぽくなってしまう危険性が。
※ちなみにスソ幅も重要。昨今のクラシック回帰を考えると、若干太めの方がカッコいい。それに重みも生まれますからね。オススメは4cmです。また夏なのでアンクル丈が軽快でグッド。ローファーやウイングチップなどがハマるかと。

続いてはパッカブルのキモである畳み方。畳んで持ち運ぶ機会は意外と少ないですが、急な出張などで万全を期すためにも頭に入れておきましょう! まぁめちゃめちゃ簡単なのですぐ覚えられるかと。
まず脱いだジャケットの肩に拳を入れて…

裏側にひっくり返します。(袖はそのままでOK。)
※拳を入れて肩の形を丸くするのが大きなポイント。

それをそのまま…

上から一折り、

下からも一折り! …はい、これで完成です。めちゃめちゃ簡単でしょ。

まぁ簡単とはいえ、知らなければいざという時に困りますからね。読んでおいて損はないかと。
次回のテーラーJediaでは本気系スーツをご紹介予定。冒頭でも述べましたが、お手軽なパッカブルを手に入れたなら次はガチのフォーマルを揃えるのが相場。イージースーツの遥か上をいくキッチリ感、これもまた魅力的です。
次回更新、しばらくお待ちあれ!
LARDINI(ラルディーニ)はこちら
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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