UPDATE:2018.04.24
GIAB’S ARCHIVIO(ジャブス・アルキヴィオ)のスラックス
ドレスラのカジュアル合わせ。命運を左右するのは“ジャブ”の力加減です。

お洒落な人の特徴って何でしょう。
トレンドの要素を取り入れている、サイズ感や色使いが上手い、自分に似合う服を分かった上でスタイリングしている。…すぐに思いつくのはその辺りでしょうか。
ではもう少し踏み込んだ特徴を一つ。それは“フォーマルとカジュアルの境界線を曖昧にしている”ってこと。
インスタグラマーに多いですよね、こういう方。ド派手なスニーカーや後ろ向きに被ったキャップをスーチングに合わせたり。彼らは極端なので初見の衝撃は半端ないですが、冷静に見ると案外まとまってる。
まぁ彼らみたいなブッ飛んだスタイルってのは、インスタグラマーという立場だからこそ出来るもの。一般人が軽い気持ちで試すとかなりの大怪我を負うことになっちゃいます。
てなワケで僕ら基準でも使えるテクニック“ドレスラのカジュアル合わせ”をご紹介。
…恐らく大半の方が「ちょっと待てえい!」とツッコミを入れたことでしょう。そりゃそうだ、ドレススラックスってビジネスで使うアイテムだし。それを普段着に合わせるって全く想像つかない。ていうかホントに正しいの?って考えるのは当然。
でも大丈夫、そういう時の心強い味方がJediaにはいますので。オフェンシブなパンツメーカー、GIAB’S ARCHIVIO(ジャブス・アルキヴィオ)です。
ジャブスといえば業界きってのスポドレ系ブランド。ディレクター・中新井さんによって生み出されるアイテムは他のスラックスにはない独特のセンスが光るものばかり。
…正直ズルいんですよ、ここって。だってベースは1953年設立の専業ファクトリー。つまり“伝統ある技術×最先端のセンス”っていう、向かうところ敵なしの組み合わせなワケですから。
関連NEWS:“ジャブ”じゃない。本気のストレート。
まぁそんなジャブスですが、ここのはカジュアルにガチッとハマります。ひとまずアイテムを見てみましょう。最初はジャブス初期から存在する定番スラックス、VERDI(ヴェルディ)から。
ワンプリーツモデルのこちら、「ホントにカジュアルいけんの!?」ってぐらいドレスシックの香りがプンプン。サラリとした生地の質感も上品さに拍車をかけています。
じゃあ実際に穿いてみると…すんなりハマってる。ドレッシーで高級感すらも漂っているのに違和感なし。それはもちろんノークリースだからってのもありますが、腰回り緩めのテーパードシルエットとストレッチウールのトロみという2つの影響がデカい。
前者のおかげで細身なのにリラクシーという絶妙なバランスを実現してるし、後者はスポーティなテイストを加えている。(もちろんジャケットと合わせても抜群です!)
となれば、Tシャツを合わせてみても…。おっと、しっくりどころかクラスアップ。カジュアルなのに品がある、これはかなり良い感じ。
前だけ軽くタックインしてみるのも俄然アリ。裾を少し弛ませたラフなニュアンスが、かえって程よいルーズさを演出しています。
その上に薄手コートを羽織るのも良い。タックインの今っぽい雰囲気でスタイルが普段と違った印象に。
ちなみにこのヴェルディ、進化系のツープリーツモデルであるVERDI W(ヴェルディ ダブル)という一品も。
プリーツは増えるほどクラシカルな印象に変わりますが、ヴェルディ ダブルはテーパードが強く緩めのシルエットなのでカジュアルスタイルとも相性抜群。
続いてはMASACCIO(マサッチョ)。Jediaを昔からご覧の方にとっては、先ほどのヴェルディよりこっちの方が馴染み深いかと。
いやぁ、いつ見ても斬新ですね、このセンタークリースは…! ステッチで縫い割りで付け、永久に消えないフェイククリースをプラス。この発想、中々思いつかない。マサッチョにおける最大の特徴でしょう。
ただカジュアル使いって考えると、最大の特徴であるセンタークリースが邪魔になるような気も…。
百聞は一見に如かず、実際に着てみましょう。…うん、しっかりマッチしてる! ポイントはジャブス・オリジナル素材のシャカウール。サラサラのタッチにしっかりストレッチの効いた着用感と、スポーツテイストの助長という意味ではヴェルディ以上。
だからこれだけセンタークリースがガッツリ入っていても、カジュアルに着こなすことができるというワケ。
Tシャツ合わせだとこんな具合。違和感がないというか、むしろスポーツ感が増していますね。こういう合わせだとウールよりもナイロンっぽさが強くなる。
で、ジャケットを合わせるとウールの側面が強まるため、一瞬でフォーマル風に変化。そう、マサッチョはドレス、スポーツのどちらにも転じる二面性を持っています。
ちなみに素材違いのマサッチョ、サマージャージストレッチ製という逸品も。
コットン×ポリの混紡素材、まぁいいわゆる夏用のジャージパンツってヤツ。みなさん、その有用性はご存知かと。シャカウールに比べるとナチュラルな風合いなので、よりイージーパンツ感覚にこなせます。
薄手のジャケットを羽織ったカジュアルコーデにもマッチしつつ、スタイルの格上げにも一役。イージー素材のラフな風合い&スラックスのドレス感、どちらもしっかり生きてるのがお上手だなと。
ドレス志向ならシャカウールを、カジュアルライクな方が好みならサマージャージをそれぞれオススメします。
つい先日にイタリアきっての大御所ラルディーニとコラボモデルを出したりと、ただ今ノリにノッてるジャブス。
関連NEWS:【雑誌LEON掲載】LARDINI×GIAB'S ARCHIVIO 最強コラボのセットアップスーツが遂にローンチ。
こういう革新的な気鋭が頭角を現すのってこのジャンルにおいてはかなり面白い。
なぜならビッグメゾンやストリートブランドみたいに常識から外れた感覚ではなく、伝統を重んじる考え方がベースですから。(ビジネスにも通じる服なので当たり前っちゃ当たり前なんですが。)
まぁ柔軟で斬新な発想力だけじゃなく、技術の高い老舗ファクトリーが基盤にあるということも大きな要因ではあります。
温故知新のスタイルが根付いているからこそ、カジュアル合わせにもサラッとハマるスラックスを作れるんでしょうね。
GIAB’S ARCHIVIO(ジャブス・アルキヴィオ)はこちら
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Jediaでは、新入荷やお得情報をTwitterやFacebookなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
トレンドの要素を取り入れている、サイズ感や色使いが上手い、自分に似合う服を分かった上でスタイリングしている。…すぐに思いつくのはその辺りでしょうか。
ではもう少し踏み込んだ特徴を一つ。それは“フォーマルとカジュアルの境界線を曖昧にしている”ってこと。
インスタグラマーに多いですよね、こういう方。ド派手なスニーカーや後ろ向きに被ったキャップをスーチングに合わせたり。彼らは極端なので初見の衝撃は半端ないですが、冷静に見ると案外まとまってる。
まぁ彼らみたいなブッ飛んだスタイルってのは、インスタグラマーという立場だからこそ出来るもの。一般人が軽い気持ちで試すとかなりの大怪我を負うことになっちゃいます。
てなワケで僕ら基準でも使えるテクニック“ドレスラのカジュアル合わせ”をご紹介。
…恐らく大半の方が「ちょっと待てえい!」とツッコミを入れたことでしょう。そりゃそうだ、ドレススラックスってビジネスで使うアイテムだし。それを普段着に合わせるって全く想像つかない。ていうかホントに正しいの?って考えるのは当然。
でも大丈夫、そういう時の心強い味方がJediaにはいますので。オフェンシブなパンツメーカー、GIAB’S ARCHIVIO(ジャブス・アルキヴィオ)です。
力の抜けたフォルムがカジュアルに効果テキメン。
ジャブスといえば業界きってのスポドレ系ブランド。ディレクター・中新井さんによって生み出されるアイテムは他のスラックスにはない独特のセンスが光るものばかり。
…正直ズルいんですよ、ここって。だってベースは1953年設立の専業ファクトリー。つまり“伝統ある技術×最先端のセンス”っていう、向かうところ敵なしの組み合わせなワケですから。
関連NEWS:“ジャブ”じゃない。本気のストレート。
まぁそんなジャブスですが、ここのはカジュアルにガチッとハマります。ひとまずアイテムを見てみましょう。最初はジャブス初期から存在する定番スラックス、VERDI(ヴェルディ)から。

ワンプリーツモデルのこちら、「ホントにカジュアルいけんの!?」ってぐらいドレスシックの香りがプンプン。サラリとした生地の質感も上品さに拍車をかけています。

じゃあ実際に穿いてみると…すんなりハマってる。ドレッシーで高級感すらも漂っているのに違和感なし。それはもちろんノークリースだからってのもありますが、腰回り緩めのテーパードシルエットとストレッチウールのトロみという2つの影響がデカい。
前者のおかげで細身なのにリラクシーという絶妙なバランスを実現してるし、後者はスポーティなテイストを加えている。(もちろんジャケットと合わせても抜群です!)
となれば、Tシャツを合わせてみても…。おっと、しっくりどころかクラスアップ。カジュアルなのに品がある、これはかなり良い感じ。
前だけ軽くタックインしてみるのも俄然アリ。裾を少し弛ませたラフなニュアンスが、かえって程よいルーズさを演出しています。
その上に薄手コートを羽織るのも良い。タックインの今っぽい雰囲気でスタイルが普段と違った印象に。
ちなみにこのヴェルディ、進化系のツープリーツモデルであるVERDI W(ヴェルディ ダブル)という一品も。

シャカウールの素材感がスポドレの決め手に。
続いてはMASACCIO(マサッチョ)。Jediaを昔からご覧の方にとっては、先ほどのヴェルディよりこっちの方が馴染み深いかと。

いやぁ、いつ見ても斬新ですね、このセンタークリースは…! ステッチで縫い割りで付け、永久に消えないフェイククリースをプラス。この発想、中々思いつかない。マサッチョにおける最大の特徴でしょう。

ただカジュアル使いって考えると、最大の特徴であるセンタークリースが邪魔になるような気も…。
百聞は一見に如かず、実際に着てみましょう。…うん、しっかりマッチしてる! ポイントはジャブス・オリジナル素材のシャカウール。サラサラのタッチにしっかりストレッチの効いた着用感と、スポーツテイストの助長という意味ではヴェルディ以上。
だからこれだけセンタークリースがガッツリ入っていても、カジュアルに着こなすことができるというワケ。
Tシャツ合わせだとこんな具合。違和感がないというか、むしろスポーツ感が増していますね。こういう合わせだとウールよりもナイロンっぽさが強くなる。
で、ジャケットを合わせるとウールの側面が強まるため、一瞬でフォーマル風に変化。そう、マサッチョはドレス、スポーツのどちらにも転じる二面性を持っています。
ちなみに素材違いのマサッチョ、サマージャージストレッチ製という逸品も。

コットン×ポリの混紡素材、まぁいいわゆる夏用のジャージパンツってヤツ。みなさん、その有用性はご存知かと。シャカウールに比べるとナチュラルな風合いなので、よりイージーパンツ感覚にこなせます。

薄手のジャケットを羽織ったカジュアルコーデにもマッチしつつ、スタイルの格上げにも一役。イージー素材のラフな風合い&スラックスのドレス感、どちらもしっかり生きてるのがお上手だなと。
ドレス志向ならシャカウールを、カジュアルライクな方が好みならサマージャージをそれぞれオススメします。
伝統に敬意を込めつつ新しいモノを。
つい先日にイタリアきっての大御所ラルディーニとコラボモデルを出したりと、ただ今ノリにノッてるジャブス。
関連NEWS:【雑誌LEON掲載】LARDINI×GIAB'S ARCHIVIO 最強コラボのセットアップスーツが遂にローンチ。
こういう革新的な気鋭が頭角を現すのってこのジャンルにおいてはかなり面白い。
なぜならビッグメゾンやストリートブランドみたいに常識から外れた感覚ではなく、伝統を重んじる考え方がベースですから。(ビジネスにも通じる服なので当たり前っちゃ当たり前なんですが。)
まぁ柔軟で斬新な発想力だけじゃなく、技術の高い老舗ファクトリーが基盤にあるということも大きな要因ではあります。
温故知新のスタイルが根付いているからこそ、カジュアル合わせにもサラッとハマるスラックスを作れるんでしょうね。
GIAB’S ARCHIVIO(ジャブス・アルキヴィオ)はこちら
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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