TOKYOlife(東京ライフ)

Jedia Jedia

  1. TOKYOlife
  2. ニュース一覧
  3. コッパー(銅)とはいえ実力は“ゴールド(金)”級。魔法にかけられたら最後、解くことはできません。

UPDATE:2018.04.17

Altea(アルテア)のCOPPER(コッパー)シリーズ

コッパー(銅)とはいえ実力は“ゴールド(金)”級。魔法にかけられたら最後、解くことはできません。

デザインが好みってワケでもない。こういうのを探してたってワケでもない。なのに、何故か吸い込まれるように袖を通したくなってしまう

服に関わる仕事をしていると稀に見つけちゃうんですよ。そういう恐ろしいウェアを…。そして袖を通したら最後。…魅入られて破産するまで使い込んじゃうんです。

※季節を先取りして怪談っぽく入ってみましたが、怖い話では一切ありません。それと破産するまで使い込まないように徹底しましょう。ご利用は計画的に。(後半は自分に言い聞かせています。)

まぁ言葉にできないような魅力のある服をたまに見かけるのは事実。皆さんもないですか、同じような経験。そういう服ってヘビロテするか全く着なくなるかの二択ですよね。

でもね、見つけたんですよ。コレは間違いなくヘビロテする方だなってアイテムを。それはAltea(アルテア)COPPER(コッパー)シリーズ。

袖を通したくなってしまう、遊び心溢れるツイード素材。


アルテアといえば100年以上の歴史を持つ老舗中の老舗。元々はネクタイの専門店でしたが、現在はジャケットやニットも販売と、トータルブランド化に成功しています。

で、今回ご紹介するのはその別ラインであるコッパー。この界隈では知らない人のいない著名な日本人ディレクターが加わり誕生した、とても注目度の高い新コレクション。

ちなみにコッパーとはアルテアのブランドカラーである“銅”のこと。ボタンの裏面など随所にその色を散りばめている、ウィットに富んだ作風となっています。

が、本当の魅力はそこじゃありません。先述の“吸い込まれるように袖を通したくなる魔力です。

例えばこちらのグレンチェックジャケット。ね、普通じゃないでしょ。



まず生地が想像の範疇を超えています。だって見て下さいよ、この織り方。ちなみにこちら、“カラミ織り”という手法。太い経糸を使うことで目がかなり粗くなっており、高い通気性と(斜め方向への)伸縮性を備えています。



近くで見ると、これまたスゴい。ニットのようなガーゼのような…上手く言葉にすることができない独特の質感! かなり遊び心の効いたファンシーな仕上がりに。



え、個性的過ぎて一歩が踏み出せないって? …ええ、分かります、そのお気持ち。でもね、見ているうちに自然と袖を通したくなってくるんです。カラミ織りが挑発してくるというか。「試しに袖を通してごらん。」って。

で、一度羽織れば気付いてしまう。「あれ、めちゃめちゃカッコいいじゃん…」って。スリムフィットだしモノトーンだから実は合わせやすいんですよね。



※ちなみにモノトーンの魅力については先日のNEWSでお伝えしたばかり。ジャケットの話ではありませんが、良かったら併せて読んでみて下さい。

関連NEWS:流行に惑わされるぐらいなら、モノトーンで白黒つけましょう。

同じ型で別素材・別色のモデルも。これがまた面白い。ネイビー×ホワイトに主張強めのレッドをプラス。こういうマドラスチェックの赤って気分ですよね。



こちらの生地はマドラスシャネルツイードというサマーツイードの一種。これまた独特の風合いで、コットンらしさもありつつウールっぽい毛羽立ちもあるような…。その正体は、綿・アクリル・ナイロン・ポリウレタンを使用したまさかの四者混素材



インパクトあるルックスとは裏腹に、着てみると案外すんなり。というのもバルバの紺シャツとインコテックスのグレースラックスで、ジャケットの色を拾っているから。

紺シャツもグレーパンツも大半の方が持っていると思うので意外と使いやすいハズ。



※ちなみにネイビーもございますが、残りMサイズのみ。気になる方はお早めに。



男の色気を倍増させる個性派も要チェック。


他にも茶目っ気あるモデルが沢山。

例えば個性派のベージュダブル。



「確かに個性派だけど、こういうの意外と見るけどな…」って思ったかと。では近くで見てみましょう。

ほらね、スゴいでしょ。まるで柔軟剤でふっくら仕上がったタオルみたい。こちらも先ほどの赤マドラスと同じサマーツイードの一種。同じ分類でも何を混紡するかでここまで変わってきます。



ちなみにこれ、ツイードなのにしっかりジャージ素材。まぁツイードは毛織物なのでほんの少しは伸びますが、ジャージみたいな伸び方をするってのは想定外。



シルエットも美しい! 少し色気を出したいなって時にパイル素材のカジュアルなカーディガン感覚で羽織ってみると新鮮かと。



色々紹介させていただきましたが、これからの時期に使えるアイテムといえば、やっぱりリネンジャケット

今までの中で最もシンプルな見た目ですが、もちろん只者ではございません。



今から9月ぐらいまで大活躍すること間違い無しのシャツジャケットなんです。かなり薄手のリネンなので、着ていてめちゃめちゃ心地良い。シャツの代わりに羽織ってみると、今まで感じたことのない色気ってヤツに気づくでしょう。



そして個人的にツボなのがシンプルな筒袖。無造作にクシャクシャっと捲り上げるだけで雰囲気が出ます。こういう素材感だからこそ生きる小技なので、是非トライしてみてください。




着用した感じも爽やか。リネンはシワができやすい素材なので、着れば着るほど味や艶が出てきます。通常のジャケパンコーデじゃ表現できない味わい深さが漂ってますね。



ほら、袖まくりをするとこなれ感が俄然向上。手首を見せることで大人の色気ってヤツも出ていますね。




ゴールド(金)クラスの実力を体験してみて下さい。


言葉にできない魅力のある服。

序盤にアルテアのジャケットをそう表現しましたが、より具体的に説明すると、“心を躍らせてくれるってことなんです。あまり見つからないじゃないですか、胸を熱くさせる服って。僕らも大人になって多少は目が肥えてきてますし、似たような服はすぐに気付いちゃいます。

でもアルテアの服には(ファンシーですが)唯一無二の個性が宿っている。そして生地や色の使い方は斬新だけれども、サイズ感やシルエットが絶妙だから着用してもすんなりハマる。そう、強固なベースがあるんです。いつの間にか袖を通してしまうのは、知らず知らずの間に感づいているからなのでしょうね。

そういう意味では、依然ご紹介したバッグブランドのithelicy(イザリシー)に相通じる部分も。

関連NEWS:“アンバランス”が最大の魅力。ワクワクが止まらない新感覚レザー。

ともかく、こういうブランドが少なくなっている今、アルテアというのは貴重な存在。

コッパー(銅)ラインではあるものの、実力はゴールド(金)クラスです。

Altea(アルテア)はこちら
--
Jediaでは、新入荷やお得情報をTwitterFacebookなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!



edit:minoru mori
writer:daigo iima
関連キーワード
Alteaアルテア

ITEM SEARCH

ページトップ
TOKYOlife(東京ライフ)
Loading...