UPDATE:2018.04.06
Entre Amis(アントレ・アミ)のデニム
イタリアを体現する“細身の短丈”。それはデニムにおいても本領を発揮する。

デニムってお国毎に傾向があると思いません?
例えばイギリスだとモッズやパンクス風のピタスキニー、フランスだとパリジャンの履いてそうなノームコア調生デニム、アメリカだと武骨でダーティなストレート、といった具合。(僕の個人的なイメージも含んでますので、あしからず。)
※そういえば良い具合のパリジャンデニムが入ったので、またの機会にご紹介しますね。
で、当のイタリアはというと“半端丈のウォッシュドジーンズ”。地中海性気候で温暖だから、涼しいアンクル丈や洗い晒しをよく履いているイメージ。彼らの陽気な気質には重めのリジッドより軽快なデニムの方が似合うってのも理由です。
…うーん、真実はともかく想像するだけじゃ埒が明きませんね。よし、ここはイタリアらしさを体現するあのパンツブランドで確認してみましょう。
勘の良い方はもうお察しでしょう。あのブランドとはイタリアの気鋭、Entre Amis(アントレ・アミ)のこと。
そういえば9分丈チノで思ったんですが、皆さんやっぱりああいうパンツがお好きなんじゃないですか! 実は先日のNEWS以来、なんと30本以上も売れてるんです….! あまりにも動くもんだから早急に追加注文をかけたほど。
トレンドに即してないから反応薄いかな、なんて考えてましたけど、何ならもっと早くご紹介すれば良かったですね…。(笑) こりゃ失礼しました。
関連NEWS:イタリアらしさのカギを握る、細身の短丈。
まぁイタリアっぽいデニムに関して僕の考察なんかをつらつら書くより、ここのアイテムを見る方がよっぽど手っ取り早い。
※ちなみにですが、実はアントレ・アミってデニムも十八番。ブランドの存在が一気に知れ渡ったのもジーンズがきっかけなんです。「今回はチノじゃないのか…」とガックリきちゃった方も、気を取り直して最後まで読んでみて下さい。
ということで、早速参りましょう。まず一発目はハードな色落ちを施した一本。
そうそう、こういう爽やかで軽快な雰囲気こそ、まさにイタリアって感じ。清々しい空のような青色、彼らの言葉で言うところの「AZZURRO(アズーロ)」がとても良い。

ハードウォッシュなだけあって色味はかなり薄いですが、激しいダメージは皆無。まるで長年履き込んだかのようなホツレやヒゲを施しており、それが良い塩梅になっています。

レザーパッチの縫い糸やバックポケット部分のコインモチーフなど、ティティールも粋。

実際に履いてみるとこんな感じ。スラッとしたフィッティングが美しい。履いた感じもタイトではありますが、熟練のパターンメイキングによって腰回り・腿回りはゆったり。
シルエットが抜群な分、ジャケパンスタイルにも抜群にマッチします。
でもね、前回のチノと被ってしまうんですが、何よりのポイントはやっぱり丈感なんですよ。イタリア人には8分丈ですが、我々にはピッタリ。丈詰めしなくて良いから裾先の加工をキープできるし手間がかからない。ホント良いこと尽くめです、このブランドは。

そして個人的な意見ではありますが、色落ちしたデニムを履きたいならこういう加工モノを買った方が良いと思います。生の状態から育ててこういう色にするのって、実際のところ難しいんですよ。
手洗いor洗濯機、水orお湯、洗剤の有無など細かいところを気にしたらキリがない。あるブランドは半年洗わないことを推奨してたり方針もマチマチ。それに汗が付いた生地は雑菌の温床に。何より洗わず履き続けるのって生地を傷める可能性もある。
ね、育てるのってハードルが高いでしょ。それに比べると加工デニムってとてもラク。まぁ根気強く育てたデニムに愛着が湧くという方もいますし、それはそれでカッコいいと思います。まぁ、あくまで一つの意見として捉えていただけたらと。
※ちなみに色落ちの程度が低いモデルも。現地の空は気候などの関係により割と濃い色味らしいので、こっちの方が本来のアズーロに近い気もします。
続いてはこれまた爽やかな白デニム。先ほどのウォッシュドデニムと同じスリムフィットの短丈モデルです。

ただしこちらはホツレやアタリのない、とてもクリーンな状態。ホワイトの無垢な佇まいがストレートに伝わってきます。

レザーパッチとコインモチーフは健在なのでご心配なさらずに。

こういう白デニムのメリットって、ジャケパンスタイルとの親和性が他の色より遥かに高いこと。爽やかさや清潔感という部分においては、スラックスやチノよりも強く印象付けることができると思います。
ジャケット・ジレと合わせるドレスっぽい装いにドンズバだし、
トレンチコートを羽織ってウエストベルトをギュッと締めれば、まさにイタリアのジェントルマンさながらのスタイリッシュ感。ちなみにこのトレンチはベルト位置が高めなので足長効果も◎。良いデニムにはこういうモダントレンチを選びましょう。
ストライプのシャツインと組み合わせてみりゃ、まさに伊達男そのものな風貌。暑くなればシャツ一枚ぐらいがちょうど良さそう。
白デニム初心者はもちろん、今まで何本も履き潰したという猛者でも取り入れやすく仕上がっています。気になる方は是非!
トリを飾るのは色落ちブラック。黒と言ってもかなりウォッシュを重ねているから、色味としてはほぼグレーぐらいの感覚。

軽く浮き出たヒゲが絶妙なニュアンスに。色落ちの軽い箇所と激しい箇所、それぞれの対比が味わい深い。通常のブルーデニムではそこまで目立ちませんが、黒は明度のギャップがハッキリしてる。ブラックジーンズならではの醍醐味です。

黒に合わせて全体的にトーンダウンすると大人っぽい印象に。カジュアルなアイテムを使ってもガチッと引き締まります。
暑くなってきたら定番の白Tで。デニムがくすんだ色合いだから、いつものモノトーンが普段と違った雰囲気に様変わり。
色落ちブラックって一見難しそうですが、思いのほか万能。独特の風合いはあるものの良い意味で主張控えめな色なので、思い切ってチャレンジしてみましょ。履いてみると「あれ、すんなり馴染む…」ってなりますから。
ジーンズって元々は北米の鉱夫達が着用していた作業着。だから出自としてはワークアイテム。で、それが世界的に普及して今に至るという形。
そう考えると、アントレ・アミのデニムってスゴいでしょ。いや、もちろんカジュアルです。カジュアルなんですけど、気品もしっかり宿っている。カジュアルさと気品が上手く混ざり合って、唯一無二の爽快感を生み出しているというか。
それは間違いなく“スリムフィット×短丈”というイタリアらしさ全開のフォルムがベースにあるから。ウォッシュド加工を施しても爽快感を損なわずにキープできるのって、やっぱりそこなんだと思います。
イタリアン・デニムなんてものは、ただイタリアで生まれたデニムの総称。でもなぜかアントレ・アミのデニムからは、それ以上の意味合いを勝手に感じてしまいます。
言葉にはできない“イタリアらしさの答え”、手に取ると分かるハズです。
Entre Amis(アントレ・アミ)はこちら
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例えばイギリスだとモッズやパンクス風のピタスキニー、フランスだとパリジャンの履いてそうなノームコア調生デニム、アメリカだと武骨でダーティなストレート、といった具合。(僕の個人的なイメージも含んでますので、あしからず。)
※そういえば良い具合のパリジャンデニムが入ったので、またの機会にご紹介しますね。
で、当のイタリアはというと“半端丈のウォッシュドジーンズ”。地中海性気候で温暖だから、涼しいアンクル丈や洗い晒しをよく履いているイメージ。彼らの陽気な気質には重めのリジッドより軽快なデニムの方が似合うってのも理由です。
…うーん、真実はともかく想像するだけじゃ埒が明きませんね。よし、ここはイタリアらしさを体現するあのパンツブランドで確認してみましょう。
この澄み切ったブルーはまるでイタリアの空。
勘の良い方はもうお察しでしょう。あのブランドとはイタリアの気鋭、Entre Amis(アントレ・アミ)のこと。
そういえば9分丈チノで思ったんですが、皆さんやっぱりああいうパンツがお好きなんじゃないですか! 実は先日のNEWS以来、なんと30本以上も売れてるんです….! あまりにも動くもんだから早急に追加注文をかけたほど。
トレンドに即してないから反応薄いかな、なんて考えてましたけど、何ならもっと早くご紹介すれば良かったですね…。(笑) こりゃ失礼しました。
関連NEWS:イタリアらしさのカギを握る、細身の短丈。
まぁイタリアっぽいデニムに関して僕の考察なんかをつらつら書くより、ここのアイテムを見る方がよっぽど手っ取り早い。
※ちなみにですが、実はアントレ・アミってデニムも十八番。ブランドの存在が一気に知れ渡ったのもジーンズがきっかけなんです。「今回はチノじゃないのか…」とガックリきちゃった方も、気を取り直して最後まで読んでみて下さい。
ということで、早速参りましょう。まず一発目はハードな色落ちを施した一本。
そうそう、こういう爽やかで軽快な雰囲気こそ、まさにイタリアって感じ。清々しい空のような青色、彼らの言葉で言うところの「AZZURRO(アズーロ)」がとても良い。

ハードウォッシュなだけあって色味はかなり薄いですが、激しいダメージは皆無。まるで長年履き込んだかのようなホツレやヒゲを施しており、それが良い塩梅になっています。

レザーパッチの縫い糸やバックポケット部分のコインモチーフなど、ティティールも粋。

実際に履いてみるとこんな感じ。スラッとしたフィッティングが美しい。履いた感じもタイトではありますが、熟練のパターンメイキングによって腰回り・腿回りはゆったり。
シルエットが抜群な分、ジャケパンスタイルにも抜群にマッチします。
でもね、前回のチノと被ってしまうんですが、何よりのポイントはやっぱり丈感なんですよ。イタリア人には8分丈ですが、我々にはピッタリ。丈詰めしなくて良いから裾先の加工をキープできるし手間がかからない。ホント良いこと尽くめです、このブランドは。

そして個人的な意見ではありますが、色落ちしたデニムを履きたいならこういう加工モノを買った方が良いと思います。生の状態から育ててこういう色にするのって、実際のところ難しいんですよ。
手洗いor洗濯機、水orお湯、洗剤の有無など細かいところを気にしたらキリがない。あるブランドは半年洗わないことを推奨してたり方針もマチマチ。それに汗が付いた生地は雑菌の温床に。何より洗わず履き続けるのって生地を傷める可能性もある。
ね、育てるのってハードルが高いでしょ。それに比べると加工デニムってとてもラク。まぁ根気強く育てたデニムに愛着が湧くという方もいますし、それはそれでカッコいいと思います。まぁ、あくまで一つの意見として捉えていただけたらと。
※ちなみに色落ちの程度が低いモデルも。現地の空は気候などの関係により割と濃い色味らしいので、こっちの方が本来のアズーロに近い気もします。
ジェンツの鉄板といえばドレッシーな白デニム。
続いてはこれまた爽やかな白デニム。先ほどのウォッシュドデニムと同じスリムフィットの短丈モデルです。

ただしこちらはホツレやアタリのない、とてもクリーンな状態。ホワイトの無垢な佇まいがストレートに伝わってきます。

レザーパッチとコインモチーフは健在なのでご心配なさらずに。

こういう白デニムのメリットって、ジャケパンスタイルとの親和性が他の色より遥かに高いこと。爽やかさや清潔感という部分においては、スラックスやチノよりも強く印象付けることができると思います。
ジャケット・ジレと合わせるドレスっぽい装いにドンズバだし、
トレンチコートを羽織ってウエストベルトをギュッと締めれば、まさにイタリアのジェントルマンさながらのスタイリッシュ感。ちなみにこのトレンチはベルト位置が高めなので足長効果も◎。良いデニムにはこういうモダントレンチを選びましょう。
ストライプのシャツインと組み合わせてみりゃ、まさに伊達男そのものな風貌。暑くなればシャツ一枚ぐらいがちょうど良さそう。
白デニム初心者はもちろん、今まで何本も履き潰したという猛者でも取り入れやすく仕上がっています。気になる方は是非!
唯一無二の味わい深さを持つウォッシュドブラック。
トリを飾るのは色落ちブラック。黒と言ってもかなりウォッシュを重ねているから、色味としてはほぼグレーぐらいの感覚。

軽く浮き出たヒゲが絶妙なニュアンスに。色落ちの軽い箇所と激しい箇所、それぞれの対比が味わい深い。通常のブルーデニムではそこまで目立ちませんが、黒は明度のギャップがハッキリしてる。ブラックジーンズならではの醍醐味です。

黒に合わせて全体的にトーンダウンすると大人っぽい印象に。カジュアルなアイテムを使ってもガチッと引き締まります。
暑くなってきたら定番の白Tで。デニムがくすんだ色合いだから、いつものモノトーンが普段と違った雰囲気に様変わり。
色落ちブラックって一見難しそうですが、思いのほか万能。独特の風合いはあるものの良い意味で主張控えめな色なので、思い切ってチャレンジしてみましょ。履いてみると「あれ、すんなり馴染む…」ってなりますから。
唯一無二の爽快感が宿る珠玉のデニム。
ジーンズって元々は北米の鉱夫達が着用していた作業着。だから出自としてはワークアイテム。で、それが世界的に普及して今に至るという形。
そう考えると、アントレ・アミのデニムってスゴいでしょ。いや、もちろんカジュアルです。カジュアルなんですけど、気品もしっかり宿っている。カジュアルさと気品が上手く混ざり合って、唯一無二の爽快感を生み出しているというか。
それは間違いなく“スリムフィット×短丈”というイタリアらしさ全開のフォルムがベースにあるから。ウォッシュド加工を施しても爽快感を損なわずにキープできるのって、やっぱりそこなんだと思います。
イタリアン・デニムなんてものは、ただイタリアで生まれたデニムの総称。でもなぜかアントレ・アミのデニムからは、それ以上の意味合いを勝手に感じてしまいます。
言葉にはできない“イタリアらしさの答え”、手に取ると分かるハズです。
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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