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UPDATE:2016.12.30

年の瀬に書くエッセイ風なネタ

世界中からバイヤーが集まるPITTI UOMOに着ていく服、悩みます。

年の瀬に足を捻挫してしまった私ですが、そんな時にファッション誌を眺めながら、いろいろと思うことがありました。読む人も少ない大晦日イブですから、エッセイ風です。

本日は年の瀬につき、エッセイ風です。


もう明日が大晦日ですが、こんな年の瀬に足をひどく捻挫してしまい、年明けの出張(PITTI UOMO@イタリア)に向けて、必死に足の修復作業に勤しんでおります。

こんな年の瀬で、多分アクセスも少なそうなので、少しエッセイ風のニュースでございます。

不思議なもので、体がそんな状態だと、お洒落も出来ず、ここ5日ぐらいファッションにも全く興味がわきませんでした(笑。ただ、やっと松葉杖が一本になり、多少歩けるようになってきた今日ぐらいから、むくむくっとファッション熱がいつもよりも更に高まり、久々の長期のお休みだということもあいまって、ファッション誌を3,4冊まとめ買いし、読んだりしてました。

久々にゆっくりと複数のファッション誌を読んでいたのですが、それぞれ立ち位置があって面白い。お休みモードなので、ちょっと辛口な事言うと、いまだに自分たちがマーケットを率いているという大いなる勘違いの元に構成されている雑誌もあれば、実直に取材を重ねて、しっかりした情報を与えてくれるジャーナリズムある雑誌もあったりします。結果としての影響度みたいなものは、実際にお客様と接し、販売している僕らのほうがわかってしまうのです。

勘違い系の雑誌とメーカー(代理店)と雑誌のコラボも盛んですが、そもそもこのコラボって意味あるのっていう寒い企画も多いです。普通のコレクションに似たようなあるから、それでいいじゃん?どこらへんに別注した意味あるの?といった感じ。雑誌のブランド力をいまだに信奉するメーカーや代理店と雑誌、エンドユーザーにメリットが無いそういった企画は、本当にお寒い限りで、結局影響力はありません。

いまだに業界を率いているというファッション業界の重鎮達による「勘違い」と「昔ながらのやり方」が横行しているから、僕らのような小さい小さいセレクトショップにもチャンスがあるんです。少なくないお客様が「この店、面白いね。」とJediaの事を評価してくれる背景には、僕らがそういうのに嫌気が差し、店作りをしている事に同調してくれてるのかな、と思ったりします。来年も無理やり作られた流れには乗らず、しっかりと自分達の目や足で確かめて、商品をセレクトしていきたいと思います。

PITTIに持っていくアイテムは?

だから僕らは毎年PITTI UOMOというイタリアで行われるメンズファッション最大の展示会へ行ってます。行ったら行ったで、雑誌のスナップに出ている「スナップ芸人」とは全く違ったPITTIの良さが理解できます。

世界中からバイヤーが集まるイベントですから(こんな足ですが)、それなりの格好はしていきたいものです。で、今年買った物の中で、持っていくことが確定しているアイテムをご紹介です。

まずは何度もご紹介したこれ、ISAIA(イザイア)のジャケット。


やっぱり素晴らしかったです。お直しも某有名なお直し屋で、ボタンホールもハンドで本切羽にしてもらいました。

折角こんだけ高いジャケットを買ったんだから、着倒してやろう、という決意で、事あるごとに着てましたが、カジュアルでもドレスでも、すごくバランス良く決まってくれるのは、本当にさすがだと思いました。

「モダン・サルトリア」というコンセプトだけあって、今のいわゆる流行っているジャケットの形ではないのに、古臭さは全くない着心地の良いジャケット。男なら一度はもっておいて損は無い、と断言します。

赤いコーラルのラペルピンを付けているだけでも、イタリアの洒落者の仲間入り出来た気がしますので。笑

そしてもう一つ、いや、どちらを持っていくか悩んでいるのが、HEVO(イーヴォ)のコート。


太畝コーディロイ+膝丈のトレンチというこれから来そうなキーワードが散りばめられたコートと。



ウールアルパカで、ラグランスリーブ、ちょっとだけゆったりしたシルエットのコートです。

自分的に物凄くツボで、今シーズンこのブランドからなんと二枚買いしたにも関わらず、次の秋冬は展開をお休みです。笑

次の秋冬シーズンから大きくブランドイメージが変わってしまい、それはそれでカッコ良かったのですが、JediaのMD的にはちょっと今はいらないかな、という判断です。

個人的にはそういうのがあってもいいかな、って思っています。同じブランドを長く展開して売上を作り続けるのって楽ですけど、やはり自分達の感性を大事にしたいですし。

次なるアウターを探すのもタフなのですが、頑張って行ってきます!

ただ、ふとこの文章を書く手を留めて、机の下に目を向けると腫れ上がった足があります。本当にこの足で、イタリアのトレンドを見て回る事ができるのだろうか、、、とふと不安になる大晦日イブの夜なのでした。


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text by mori
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